アルフィー(2004)
劇場公開日:2005年7月9日
解説
マイケル・ケイン主演で1966年にヒットした同名コメディを、「クローサー」のジュード・ロウ主演でリメイク。都会の女性たちを相手に次々と恋を楽しむ英国人プレイボーイのお気楽な独身生活を、コミカルかつシニカルに描く。共演に、マリサ・トメイ、ジェーン・クラコウスキー、スーザン・サランドン。新進女優シエナ・ミラーは本作での共演がきっかけで、ジュード・ロウと婚約した。
2004年製作/105分/アメリカ
原題または英題:Alfie
配給:UIP
劇場公開日:2005年7月9日
ストーリー
アルフィー・エルキンス(ジュード・ロウ)は、極上の女性たちとの出会いを求めてイギリスからNYにやってきたプレイボーイ。リムジンの運転手をしながらリッチな人々をマンハッタンに連れて行き、ときには寂しい女性客とのメイク・ラブを楽しむ。今晩のお相手は、週に一度のペースでデートしている人妻のドリー(ジェーン・クラコウスキー)。夫のサムとは6ケ月もセックスレスだというドリーにとって、アルフィーは最高の快楽を提供してくれるアヴァンチュールのお相手だ。彼女と甘いひとときをを楽しんだ後、アルフィーはシングルマザーのジュリー(マリサ・トメイ)の家に押しかける。夜中の3時に押しかけた彼をあきれながらも家に入れてくれたジュリーは、アルフィーにとって長年の恋人ともいえる存在だ。ジュリーが自分との結婚を望んでいることを薄々感じながらも、そんな彼女の気持ちは重荷に感じるアルフィー。次のお相手は、彼にとっても予想外の女性となった。それは、長年のビジネス・パートナーで親友のマーロン(オマー・エップス)が愛する女性、ロネット(ニア・ロング)。マーロンの恋の仲裁役をかって出たつもりが、セクシーな親友の彼女と寝てしまったのだ! もしかして、ロネットこそ“運命の女性”かもと思いながら…。さすがに自己嫌悪に襲われたアルフィー。だが翌日、意外な結果がマーロンによってもたらされる。アルフィーとの一夜でストレスが解消されたのか、ロネットが彼とのプロポーズにOKしたというのだ。一気に気が抜けたアルフィー。そんな彼に「死より恐ろしい」変化が訪れる。インポテンツになってしまったのだ! おまけにロネットに妊娠疑惑が持ち上がり、精神的に追いつめられる。だが、またもやアルフィーに運命の女神が微笑む。美容界の女王と呼ばれる超リッチな年上のビジネスウーマン、リズ(スーザン・サランドン)から、お誘いがかかったのだ。舞い上がるアルフィーには、親友のマーロンがビジネス・パートナーを解消し、郊外に引っ越すというショッキングな出来事も気にならない。運が向いてきたアルフィーに、クリスマスの奇跡が訪れた。リムジンに乗った若者たちから誘われたパーティで、完璧な美しさを持つニッキー(ミエナ・ミラー)と出会ったのだ。スーパーモデル級のスタイルとルックスを持ったブロンド美女ニッキーは、アルフィーを完全に有頂天にさせた。彼女こそ赤い糸で結ばれた女性なのか? だが、恋愛の絶頂期が終わりを遂げた時、アルフィーはニッキーの欠点が許せなくなった自分を感じる。別れを切り出そうとするアルフィーに、すがりつくニッキー。だがアルフィーは、いつも側にいて心から安らぐことができたジュリーこそ運命の女性だったのでは、と気づく。ジュリーの元に駆けつけるアルフィー。だがすでにジュリーは、別の誠実なパートナーと再スタートを切っていた。ショックを受けたアルフィーは、リズが暮らすホテルに向かう。だがそこには、自分より若い男を家に連れ込んでいるリズがいた。初めて襲われる強烈な孤独感。“自由な鳥のような生活”がもたらす代償に、ようやく気づいたアルフィーだが……。
スタッフ・キャスト
- 監督
- チャールズ・シャイア
- オリジナル脚本
- ビル・ノートン
- 脚色
- チャールズ・シャイア
- エレイン・ポープ
- 製作総指揮
- ダイアナ・フィリップス
- ショーン・ダニエル
- 製作
- チャールズ・シャイア
- エレイン・ポープ
- 撮影
- アシュリー・ロウ
- 美術
- ソフィー・ベッカー
- 音楽
- ジョン・パウエル
- ミック・ジャガー
- Dave Stewart
- 主題歌
- ミック・ジャガー
- Dave Stewart
- 編集
- パドレイク・マッキンリー
- 衣装デザイン
- ベアトリス・アルナ・パーストル
- その他
- ビル・ノートン
受賞歴
第62回 ゴールデングローブ賞(2005年)
受賞
最優秀主題歌賞 |
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