マシニスト

劇場公開日:

解説

1年間不眠状態にある機械工の男が巻き込まれていく不可解な事件を描いたスリラー。監督は「セッション9」のブラッド・アンダーソン。脚本は「テキサス・チェーンソー」のスコット・コーサー。撮影は「10億分の1の男」のシャヴィ・ヒメネス。音楽は「サロメ」のロケ・バニョス。美術は『スカートの奥で』(V)のアラン・ベイネ。編集は『ヴィンセント・ギャロ/ストランデッド』(V)のルイス・デ・ラ・マドリード。出演は「サラマンダー」のクリスチャン・ベイル、「イン・ザ・カット」のジェニファー・ジェイソン・リー、「ぼくは怖くない」のアイタナ・サンチェス=ギヨン、「クライム・アンド・パニッシュメント」のマイケル・アイアンサイド、「カレンダー・ガールズ」のジョン・シャリアンほか。2004年ニューシャテル国際ファンタスティック映画祭最優秀作品賞主要2部門受賞。

2004年製作/102分/スペイン・アメリカ合作
原題または英題:Machinist
配給:東芝エンタテインメント
劇場公開日:2005年2月12日

あらすじ

工場で機械工として働くトレヴァー(クリスチャン・ベイル)は、原因不明の極度の不眠症ですでに365日眠っていない。体も生ける屍のように痩せ細っている彼は、ある日、アイヴァン(ジョン・シャリアン)という大男と出会う。その日から奇妙な事件が次々と起こり、工場ではアイヴァンに気を取られたトレヴァーの不注意で、同僚のミラー(マイケル・アイアンサイド)が片腕を失ってしまう。そして今度はトレヴァーが作業中に腕を切断しそうになる。しかも同僚たちは誰もアイヴァンの存在を認識していない。トレヴァーはお気に入りの場所である空港のカフェの優しいウェイトレス、マリア(アイタナ・サンチェス=ギヨン)と、彼女の息子と共に遊園地に行くが、そこでも少年が持病の癲癇で倒れる奇妙な事故が起こった。やがてミラーの事故がきっかけで同僚たちとの折り合いが悪くなっていたトレヴァーは、工場をクビになる。彼は自分を陥れる陰謀を感じた。そして謎の男アイヴァンを再び見かける。トレヴァーはアイヴァンの乗っていた赤い車のナンバープレートを突き止めるが、なんとその車の登録はトレヴァーだった。混乱した彼は親しい娼婦スティーヴィー(ジェニファー・ジェイソン・リー)の部屋を訪ねるが、ベッドの横に、アイヴァンとミラーが一緒に写っている写真を発見する。スティーヴィーは、その写真はトレヴァーが置いていったものだと言う。衝撃を受けたトレヴァーはついにアイヴァンを捕まえて殺害するが、アイヴァンの姿は消えない。実はトレヴァーは、マリアの息子をひき逃げして殺害しており、その罪の意識が不眠症と幻覚を引き起こしていたのだ。そしてトレヴァーは警察に自首することで、ようやく眠りにつけるのだった。

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(C)CASTELAO PRODUCTIONS,S.L.2004

映画レビュー

5.0想像以上にちゃんとサスペンスだった

2025年2月11日
iPhoneアプリから投稿

ふわふわした不眠症の映画かと思ったら違った
暗い
罪人は罪から逃れることはできない
クリスチャンペールの役作りも体作りも天才的
名作です

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承太郎

3.5マシニストってマシーンの二ストだから機械工っていう意味なんだって

2024年11月24日
iPhoneアプリから投稿

マシニストってマシーンの二ストだから機械工っていう意味なんだって

1年も不眠で過ごしてたら幻覚も見るようになっちゃうよね

それにしてもクリスチャン・ベールの30キロにも及ぶ減量には脱帽だ
健康面で心配になっちゃう
マシニストからのバットマンはすごすぎる

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ジュディス

4.0【”WHO ARE YOU?機械工の男が一年間も一睡も出来なかった訳。”クリスチャン・ベールの、ロバート・デ・ニーロも真っ青の役作りに基づく狂気に呑まれて行く男の姿が描かれるサスペンス・ミステリー。】

2024年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

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共感した! 2件)
NOBU

3.5クリスチャン・ベールの圧倒的演技力

2024年9月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原題は「Macinist」、機械工
その原題の通り、クリスチャン・ベール演じる主人公トレバーは工場で働く人で、一年以上も不眠症という設定
なのでもうガリッガリのガリガリ
目もくぼみ、ヤバさ全開の見た目
そこまで役作りをしたクリスチャン・ベールはすごいの一言
でも見た目だけじゃなくて、現実と妄想のどちらを生きているかわからないような危うさの演技もすごいの一言
いろんな奇妙な事が立て続けに起きて、何かの陰謀に巻き込まれたのかと最初は思っていたけど、ストーリーが進むにつれて、もしやトレバーの妄想?となり、どんな着地かとワクワクでした
ホラー的なこわさもあり、ゾワゾワするスリラーで、そしてラストは何だかホッとして、不思議な面白さのある作品でした
観終わった時は、言葉にするのが難しいものを観さされたように思いましたが、レビューをまとめながら楽しく観れた事に気付いたらような感じです
この作品の一番の見どころはと言うと、やっぱりクリスチャン・ベールの演技のすごさですが、あのラストも良かったです
アメリカのお化け屋敷も日本のと同じテイストでこわいです

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小町