マシニストのレビュー・感想・評価
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痩せっぷりが怖いレベル
主人公役のクリスチャン・ベールは30キロも減量したんだとか。しかも監督からの指示ではなく、不眠症を体で表現するために。狂気すら感じる役者魂ですね。
自身の良心に怯え、一睡も眠ることができず、端から見れば狂人のようになっていく主人公。
最後で全ての納得がいきます。
私はてっきりmurderかと思ってました。
使い古された感はあるなー
ネタとしては使い古された感じはする。
オチは大筋で途中でわかっちゃうくらいだから。
ヒッチコックとかの古いミステリー風に仕立て上げてたのも
意味がわからなかったな。音楽とか映像とか、妙に古い感じで
表現してたし。
主人公の激痩せぶりが怖かったわー。
ネットフリックスもAmazonプライムもなかったから
借りてきたんだけど、ちょっと期待はずれ。
もうちょっと眠れない感を出してほしかったかな。
アイバンの見た目は誰かのモチーフなのか?
罪悪感から生まれる理想の妄想
きっとずっと罪悪感に苛まれながら不眠症に陥り現実と向き合おうとせず妄想の世界に逃げてしまったのでしょう。轢かれて亡くなってしまった息子の母親への謝罪もままならぬまま、せめての贖罪の気持ちで、自分と一緒にいれば幸せになれるんだぞ、とでも言いたかったのでしょうか。
だけど常に不安に苛まれ自分の犯した罪からは逃げられませんでした。
役作りに徹したクリスチャンベールがそんな心理状態の主人公を見事に演じていました。まさに怪演。よく自分のレビューで「怪演」という言葉を使っていますが、本作のクリスチャンベールこそが文字通りの怪演で、奇妙な雰囲気と緊張感を維持させたまま鑑賞できました。
本当にそれだけでも観る価値ありです。
ストイック過ぎる…
何と言ってもクリスチャン・ベールの体重落とし方が半端ない。最初誰かと思った。あれは病人並み。根は優しいが不眠症の男が次第に幻覚を見るようになり精神を病んでいく話かと思ったら、男の子をひき逃げしてしまい、その罪悪感から睡眠できず精神が病んでいき、もう一人の自分がそれを気付かせ、ラストその現実がわかり、自首し、ようやく深い眠りに付けると言う話。回り道をしたが、ある意味普通の人の心持ちかもしれない。ジェニファー・ジェーソン・リーの場末感がぴったり。マイケル・アイアンサンドも久しぶりに見れた。
見せ方上手い。どっちなのかなってなるミスリード。やはり作り出したも...
見せ方上手い。どっちなのかなってなるミスリード。やはり作り出したものだったのかという話。そうじゃないけど狂わせる為に集団で仕掛けていたというのならなお怖い。
簡単には理解しがたい物語展開
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 80
演出: 85
ビジュアル: 85
音楽: 70
主人公に次々と意味不明なことがおき、物語がまったく噛み合わなくなる。それで彼が経験したこととして映像が流れたことが、実は彼が錯乱して想像していたことだということがわかってくる。ひき逃げをして罪悪感からそれを記憶の奥に閉じ込めたが、それで精神がおかしくなり自分で気がつかないうちに奇行に走っている。
主人公のげき痩せぶりや演技力はなかなか鬼気迫るものがあり、演出も味がある。だけど物語は複雑で、何が本当のことで、何が主人公は実際に起きたと思っているが実は彼の想像の中だけのことなのか、視聴者には簡単にはわかりにくい。
減量すごい
役作り、プロの仕事とはいえ、30キロ痩せるなんてすごい。
もちろん医師などのサポートはあったはずと思います(そうでなければ命が危険)。鬼気迫る演技に脱帽です。
謎解きはあっけなかったように思いますが、シンプルな映像で淡々と描いていくので、話の続きを期待しながら最後まで見ることができます。
ガメンガ暗いので何度か寝てしまいましたが、つまらないからではありません。
実際に365日寝なかったら死ぬだろうとか、仕事したり酒飲んだりできる体調を保てないだろうとかいうのは置いておいて、シリアスに最後まで楽しめる映画でした。
原因不明の不眠症
クリスチャン・ベール堪らん!!
30㎏の減量をやってのけるとは、相変わらずこの人の演技にかける熱意は凄い。本人はもっと痩せようと思っていたらしいが周りに止められたとか…
痩せ具合がリアル、ガリガリが苦手な方にはあまりお勧めしません。
ストーリーが進むにつれアイバン(ジョン・シャリアン)の正体が明らかになっていく。
まあ初っぱなからトレバー(クリスチャン・ベール)は情緒不安定なので大体は幻覚という予想はつくが、それを踏まえた上での内容である。
此処で重要なのは
「アイバンは何を伝えたいのか」
ヒントは作中の所々に盛り込まれているので、此方としてはトレバーと共に謎解きをしている感覚。
最後には全ての事に意味が有り、繋がっていたことに気付かされる。
遊園地での出来事や同僚と写真に写ったアイバン等…これは一度ではなく二、三度観るとその一つ一つが何を伝えようとしているのかがより理解出来る作品だと思う。
結果、最後まで飽きずに観ることが出来た。
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