CONNIE & CARLA
劇場公開日:2004年11月13日
解説
ロマンティック・コメディのインディ映画として史上最高の成績をあげた「マイ・ビッグ・ファット・ウエディング」のニア・ヴァルダロスの主演作。女装した男=ドラッグクイーンのフリをした女性2人が巻き起こす大騒動を、有名なミュージカルナンバーをふんだんに盛り込んで描く。共演は「シックス・センス」「アバウト・ア・ボーイ」の実力派女優・トニ・コレット。
2004年製作/98分/アメリカ
原題または英題:Connie & Carla
配給:UIP
劇場公開日:2004年11月13日
ストーリー
幼なじみのコニー(ニア・ヴァルダロス)とカーラ(トニ・コレット)は、小学校のカフェテリアでデビューして以来スターになる夢を抱き続けてきた。今は空港のラウンジにあるカフェテリアで、飲み物が飛び交うなか大声を張り上げて歌っている。観客が誰であろうと、恋人に<お寒いショー>とけなされようと、ショービズへの情熱を失うことはなかった。しかしある日、カフェの経営者で2人の数少ないサポーターだったフランクが、麻薬の売人に殺されるのを目撃してしまう。2人は家族や恋人のアルとマイキーと別れを惜しむ間もなく、ウィッグや衣装をバッグにつめて命からがら逃げ出した。目指すは、殺し屋もおらず、文化のかけらもない町ロサンゼルス。観光気分が抜けきらぬまま家具つきのアパートを借り、ふたりはフランス人と偽ってエステサロンの職をみつける。しかし、勝手に客にメイクをしたせいで1日目にして失業。そんな2人の目の前に天啓のように現れたのが、ゲイ専門ナイトクラブのパフォーマー募集の張り紙だった。フラストレーションをためこんでいた2人は、ドラッグ・クイーンを装ってオーディションの舞台に立つ。すると意外や、これが大受け。ドハデなメイクにギンギラのウィッグをつけ、胸にパッドを入れ、肩をいからせて“男装”した2人は、得意のミュージカル・ナンバーを低い声で歌いまくって「ショータイム!」。この手の店では珍しいナマ歌は観客を魅了し、普通の女性ならひんしゅくものの刺激的な本音トークでショーはノリノリに。店は連日大入り満員で、2人はあれよあれよという間に町の人気者になる。ときどき女であることがバレそうになったものの、何とかごまかしてショーを続け、バーテンをしながらエンターテイナーを目指しているロバート(スティーヴン・スピネラ)らゲイの仲間とも親しくなった。そんなとき、ロバートを訪ねて弟のジェフ(デヴィッド・ドゥカヴニー)がやってくる。十代のときにブラジャーを着けているのを見て激怒した両親に家を追い出された兄と、家族の縁を取り戻そうとするジェフ。彼こそ、コニーがロスに来て偶然見かけて一目惚れした男性だったのだ。しかし、コニーがどんなにジェフに思いを寄せても、彼にとっては恋人のことも相談できる“風変わりな男の友人”でしかない。たまりにたまった切ない女の恋心。ある日、彼と一緒にバーに入ったコニーは、酒の勢いでキスをしてジェフを当惑させてしまう。自分自身を偽って生きることの辛さ。しかし、女であることを告白すれば、せっかくつかんだスターの座を失ってしまう。ジェフのことで頭がいっぱいになったコニーのせいで、カーラとの仲にもひびが入り始めていた。コニーはマネージャーに進言して、店をディナー・シアターに改装することになった。〈コニー&カーラと美女軍団〉は地元テレビ局のインタビューを受けるまでになった。しかし、殺し屋は全米各地のショーを見ながら2人の行方を追っていた。さらに殺し屋のボス、ルディーに操られてロスにやって来たアルとマイキーがテレビ番組を見て、2人の居所をボスに報告してしまう。2人はこのまま逃げ切れるのか?。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイケル・レンベック
- 脚本
- ニア・バルダロス
- 製作総指揮
- ニア・バルダロス
- 製作
- トム・ハンクス
- リタ・ウィルソン
- 撮影
- リチャード・グレートレックス
- プロダクション・デザイン
- ジャスナ・ステファノヴィク
- 音楽
- ランディ・エデルマン
- 編集
- デビッド・フィンファー
- 衣装デザイン
- ルース・マイヤーズ
- その他
- ミュージカル・ディレクター