さすらいの一匹狼
劇場公開日:1967年2月11日
解説
ヴィクター・アーツの脚本をトニーノ・ヴァレリーが監督した西部劇。撮影はステルヴィオ・マッシ、音楽はニコ・フィデンコが担当した。出演はクレイグ・ヒル、ジョージ・マーティン、マルセル・ボズフィ、フランク・レセル、フェルナンド・サンチョほか。
1965年製作/イタリア・スペイン合作
原題または英題:Per Il Gusto Di Uccidere
配給:松竹映配
劇場公開日:1967年2月11日
ストーリー
ランキー・フェロー(C・ヒル)は賞金稼ぎである。彼はおたずね者を探しあてて、射殺し、賞金をせしめるというのではなく、銀行から銀行へ移される金を護衛して、その報償金を得るのだ。彼は護送馬車と一定の距離を保ちながら、馬車を追い、盗賊の出現を待った。そして予想通りの敵の襲撃が始まると、彼は遠距離から望遠鏡を仕込んだカービン銃で、盗賊をひとりひとり狙い撃ちして、全滅させた。これが金護送にあたって用いるランキーのいつもの手だった。こうして彼は金を無事銀行へ届けて、報償金を得た。ある日、テキサスとメキシコの国境に近い小さな町オマハの銀行が、サンチェス(F・サンチョ)率いる盗賊に襲われ金を奪われた。アーロン(M・ボッズフィ)という男の支配するその銀行は、町の人人にとって重要なものだった。早速ランキーはいつものように、一味を追跡して金を奪回した。だが町に帰った彼はたちまち賭博にまきこまれ、その時得た報償金も底をついてしまった。それを見た町の富豪コリンズ(F・レッセル)はランキーに、銀行に預けた金を守る仕事をひきうけるなら一万ドル出そうと提案した。ランキーはそれをOKした。しかし再び盗賊が襲撃してきた時の損失と犠牲は大きく、金は銀行にあっても長時間の安全を保証出来ないことが分った。ランキーは新しい護送の仕事を求めて、静寂をとりもどした町をあとにした。