晴れて今宵は(1942)
解説
「スイング・ホテル」のフレッド・アステアと「肉体と幻想」のリタ・ヘイワースが主演する歌と踊りの音楽喜劇で、「ロバータ」のウィリアム・A・サイターが監督したもの。ストーリーはカルロス・オリヴァリとシクスト・ポンダル・リオスが書きおろし、マイケル・フェシア、アーネスト・パガノ及びデルマー・デイヴスが協力して脚色した。歌はジョニー・マーサー作詞、ジェローム・カーン作曲の佳調で、ダンス振付はヴァル・ラセット、撮影指揮はテッド・テズラフ担任。助演は「モロッコ」のアドルフ・マンジュウを始め、新人レスリー・ブルックス、アデール・メイラ等で、ザヴィエル・クガートが彼の管弦楽団と共に出演している。コロムビア社1942年作品である。
1942年製作/アメリカ
原題または英題:You were Never Lovelier
ストーリー
ニューヨーク第一のダンサー、ロバート・デイヴィスは、大の競馬狂で休暇を利用してブエノス・アイレスへ遊びに来たが、競馬で一文無しになってしまう。クアーニャ・ホテルの青空ホールというナイト・クラブに2、3日出演して、帰りの旅費をかせごうと思ったが、変人で短気者のアクーニャに断られ、ホールに出演している友人のクガートに出会いクガートの計らいで、アクーニャの長女の結婚式の余興に出演する。これもアクーニャに認めてもらえないが、アクーニャにはなお三人の娘があり、三女と四女には愛人があるが次女マリアにはない。マリアにロマンチックな気持ちを起させようと、父は匿名の恋文を毎日5時に花束と共に贈る。マリアはその匿名の恋人をロバートと勘違いして色々と間違いを起し、アクーニャの家庭が滅茶々々になろうとする。その時ロバートは罪を一人で引受けるのでアクーニャは彼の味方となり、マリアとロバートの愛が成立する。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウィリアム・A・サイター
- 脚色
- マイケル・フェッシャー
- アーネスト・パガノ
- デルマー・デイビス
- 原案
- カルロス・オリヴァリ
- シスト・ポンダル・リオス
- 製作
- ルイス・エデルマン
- 撮影
- テッド・テズラフ
- 作詞
- ジョニー・マーサー
- 作曲
- ジェローム・カーン
- 振り付け
- ヴァル・ラセット
受賞歴
第15回 アカデミー賞(1943年)
ノミネート
作曲賞(ミュージカル) | リー・ハーライン |
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音響録音賞 | |
主題歌賞 |