アドルフの画集
劇場公開日:2004年2月7日
解説
独裁者アドルフ・ヒトラーの無名時代と、彼に関わった画商の交流を描くドラマ。監督・脚本は「マーシャル・ロー」などの脚本で知られるメノ・メイエスで、これが監督デビューとなる。撮影は「マレーナ」のラホス・コルタイ。美術は「ベイビー・オブ・マコン」のベン・ヴァン・オス。出演は「”アイデンティティー“」のジョン・キューザック、「トゥームレイダー」シリーズのノア・テイラー、「ロードキラー」のリーリー・ソビエスキー、「赤い部屋の恋人」のモリー・パーカー、「マーサの幸せレシピ」のウルリク・トムセンほか。
2002年製作/108分/ハンガリー・カナダ・イギリス合作
原題または英題:Max
配給:東芝エンタテインメント
劇場公開日:2004年2月7日
ストーリー
1918年、ドイツのミュンヘン。元軍人の裕福なユダヤ人、マックス・ロスマン(ジョン・キューザック)は、戦場で右腕を失ったが無事帰還。バレリーナの妻ニーナ(モリー・パーカー)と人生を立て直すために、画廊の運営を始める。前衛芸術家の愛人リセロア(リーリー・ソビエスキー)の存在が夫婦の間に影を落としつつも、絵画の売買は順調。そんなある日、画廊のパーティーで、マックスは偶然、画家を目指す復員兵の青年アドルフ・ヒトラー(ノア・テイラー)と出会う。彼はマックスに絵画を見せに来たが、マックスは批評して叱咤激励。一方、貧しいアドルフに対して、陸軍将校マイヤー(ウルリク・トムセン)は、宣伝のための演説をすれば生活の保証をすると誘う。アドルフは街頭で演説をするが、その反ユダヤ的な内容を聞いたマックスは気分を害する。マックスはアドルフに、もっと絵画に打ち込むように諭す。そしてある時、マックスはアドルフが描いたナチスのデザイン案を目にし、心を奪われる。彼は近いうちにアドルフの個展を開くことと、残りのデッサンを見る約束を交わす。だがアドルフは代理で任された演説で観衆を熱狂させ、マックスはアドルフの政治関係者に襲われてしまった。そのため、約束のカフェで待つアドルフのもとに、ついにマックスは現われないのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- メノ・メイエス
- 脚本
- メノ・メイエス
- エグゼクティブプロデューサー
- ジョナサン・デビン
- トム・オーテンバーグ
- フランソワ・イベルネル
- キャメロン・マクラッケン
- 製作
- アンドラス・ハモリ
- 撮影
- ラホス・コルタイ
- 美術
- ベン・ヴァン・オス
- 音楽
- ダン・ジョーンズ
- 編集
- クリス・ワイアット