なぜ彼女は愛しすぎたのか

劇場公開日:

解説

30歳の独身女性が13歳の少年に恋愛感情をぶつける異色ラヴ・ストーリー。監督・脚本・主演はこれが初長編監督作となる、「今日から始まる」などの女優として知られるエマニュエル・ベルコ。共演はこれが映画デビューとなるオリヴィエ・ゲリテ、「天使がみた夢」のルー・カステルほか。

2001年製作/132分/フランス
原題または英題:Clement
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2004年9月11日

ストーリー

マリオン(エマニュエル・ベルコ)はパリに住む30歳。恋人マチュー(ジョスラン・キヴラン)との関係も長く、写真家としての仕事も順調な日々を送っていた。ある夏の日、マリオンは甥ブノワ(ケヴィン・ゴフェット)の誕生会に招かれる。集まった少年たちの中にいた13歳のクレマン(オリヴィエ・ゲリテ)は、大人のマリオンに好奇心を持つ。翌朝、マリオンを迎えに来たマチューに、嫉妬の感情を見せるクレマン。少年の恋心に、マリオンの感情も大きく揺れる。それから彼女は偶然を装って、ブノワとクレマンがいるプールに出かける。接近していくマリオンとクレマンは、やがて夜の海辺で唇を重ねることになる。彼らはホテルに入るが、互いの距離感をどう取ればいいか分からず、そのまま朝を迎えた。いつの間にかマリオンには激しい恋愛感情が渦巻いており、その心情を父フランソワ(ルー・カステル)に告白するが、彼に罵倒される。マリオンは冷静さを取り戻そうとするが、やがてクレマンと愛撫を交わすようになると、かつてないほどの悦びが彼女を襲う。二人の高揚は頂点に達するが、しかしそのあと、クレマンの情熱は次第に醒めていく。一方、マリオンの気持ちは反対に執着へと変化し、しつこくクレマンを追い回すことに。いよいよ追い詰められたマリオンは、学校前でクレマンを待ち伏せして車に乗せ、セックスに及ぼうとする。拒絶するクレマン。やがて彼は、学校の女子生徒に恋していることを告白する。愛を失ったマリオンはクレマンへの長い手紙を書くが、クレマンはそれを躊躇なく破り捨てるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

詳細情報を表示

映画レビュー

2.030歳独身女性と13歳の少年

2021年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 なぜ彼女は少年に惚れたのか?なぜ少年は年上の女性に興味を持ったのか?答えが見出せないのに、なぜこのような邦題を・・・

 ハンディの手ぶれカメラで目がチカチカして、途中で目をつむってしまいそうになります。しかも何度も出てくる海岸でのシーンはストーリーの中で効果的なポイントになっているのに、全て手ぶれ・・・美しさが台無しになるところです。小さなエピソードとしては心情表現が豊かになったり、それによって考えさせられたりするのですが、全体では大味。ましてや日本では犯罪なのだから、美しくするだけでは物足りません。

 女流監督が主演もこなしているということは評価できるけど、その他はどこかで見たことあるような雰囲気。主役二人だけで132分を見せるには物足りない演技だと思う。

【2004年12月映画館にて】

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kossy

他のユーザーは「なぜ彼女は愛しすぎたのか」以外にこんな作品をCheck-inしています。