山猫は眠らない2 狙撃手の掟
劇場公開日:2003年10月4日
解説
「プラトーン」「メジャーリーグ」のトム・ベレンジャーが伝説のスナイパー、トーマス・ベケットを演じる「山猫は眠らない」の続篇。監督はシャープで重厚なアクションシーンには定評のあるクレイグ・R・バクスレー。製作総指揮は「カットスロート・ハイウェイ」「ヴァンパイア・ハンター」監督としても知られているJ・S・カードネ。また製作のキャロル・コッテンブルックは公私共にカードネのパートナーである。もう一人の製作者は「トゥルー・ブルー」「D.N.A」のスコット・アイビンダー。前作に引き続き音楽を担当するのが「沈黙の戦艦」「D.N.A」のゲイリー・チャン。脚本はハリウッドの新鋭ライターチームのロン・ミタ&ジム・マックレインで、アクション大作「S.W.A.T」でも共同脚本を手掛けている。
2002年製作/90分/アメリカ
原題または英題:Sniper 2
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場公開日:2003年10月4日
ストーリー
かつて伝説の狙撃手といわれたトーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)は既に海兵隊を疾病除隊となり、今ではハンターツアーのガイド役に成り下がり、森の外れの小さなトレーラーハウスにひっそりと暮らしていた。そんなベケットを、軍情報部のマッケナ大佐(リンデン・アシュビー)とCIAのエクレス(ダン・バトラー)が訪れた。彼らの情報によるとバルカン半島で民族浄化の大義名分のもと、イスラム教徒の抹殺作戦が展開され始め、極めて危機的な状況が切迫しているという。マッケナたちはこの非道な作戦を阻止すべく、その首謀者で自称第23国防義勇軍の司令官として君臨するヴァルストリア将軍の狙撃指令を、ベケットに依頼する。現役を退いてはいるが今でもベケットの腕前がどんな現役のスナイパーよりも優秀であることを、軍もCIAも十分に承知していた。それにこの指令は非正規任務として扱われており、極秘の内に展開しなければならない密令だった。かねてから「死ぬなら海兵隊員で死にたい」と思っているベケットがこの任務に対して出した要求は、除隊前の上級曹長としての階級の復活だった。任務遂行にあたり腕のいい観測員が必要だったが、そのパートナーとして死刑囚のジェイク・コール(ボキーム・ウッドバイン)が選ばれる。コールは腕のいい元陸軍のエリートスナイパーだったが、ある事件で連邦捜査官を殺害した男だった。もしヴァルストリア将軍の暗殺に成功すれば、コールは晴れて自由の身となることができるのだが、任務に失敗したり逃亡を企てれば、敵陣で処刑されるか死刑房へ逆戻り。どちらにしてもコールにとっては選択肢のない究極のミッションだ。コールは現地語も話せ、スナイパーとしての知識や資質も十分に備わっていた。ベケットはコールに「万が一捕まったときは?」と尋ねるとコールは即座に「何もしゃべらず、兵らしく死ぬまでだ」とベケットに言った。その答えこそが、まさに狙撃手の「掟」だった。ベケットとコールは、緊迫のバルカン半島へ向かう。彼らは早速現地の連絡員とコンタクトを取るために、指定された教会へ向かった。そこに現れたのは、美しい女性連絡員ソフィア。ソフィアからの貴重な将軍に関する情報を基に、狙撃する場所や陽動装置の配置など、着々と綿密な狙撃計画は進んでゆく……。
スタッフ・キャスト
- 監督
- クレイグ・R・バクスリー
- 脚本
- ロン・ミタ
- ジム・マクレイン
- 原案
- マイケル・フロスト・ベックナー
- クラッシュ・レイランド
- 製作総指揮
- J・S・カードン
- 製作
- キャロル・コッテンブルック
- スコット・エインビンダー
- 撮影
- デビッド・コネル
- プロダクション・デザイン
- ディーン・チェッター
- 音楽
- ゲイリー・チャン
- 編集
- ソニー・バスキン
- 衣装デザイン
- キャサリン・ジェーン・ブライアント
- キャスティング
- シャナ・ランスバーグ
- アソシエイト・プロデューサー
- トリッシュ・ベレンジャー
- その他
- スコット・プットマン