散歩する惑星

劇場公開日:

解説

カンヌの国際広告祭で8度のグランプリに輝いているCF界の巨匠、ロイ・アンダーソンの監督作。どこかの惑星で展開するブラックでシュールな出来事の数々を、CGを一切使わずローテクを駆使して(?)アナログ感たっぷり描く。2000年のカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。

2000年製作/98分/スウェーデン・フランス合作
原題または英題:Sanger Fran Andra Vaningen
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2003年5月3日

ストーリー

とある惑星のとある場所。主人公は、保険金目当てに自分の経営する家具屋に火を付けたが、炎と共にすべてを失った男カール。彼にはふたりの息子がいるが、長男トーマスは優しい性格ゆえに心を病んでしまい、今は誰とも話せなくなってしまった。次男シュテファンは、兄に代わって義姉と子供たちの面倒を見ている。トーマスを見るとつい怒鳴ってしまうカールは、救いを求めて教会を訪ねる。しかし神父も悩みを抱えている様子だ。街中はデモをする人々であふれ、不安な人心につけ込んでカールは一儲けをもくろむが……。

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スタッフ・キャスト

  • Kalleラース・ノルド

  • Stefanシュテファン・ラーソン

  • The Magicianルチオ・ブチーナ

  • The 100-year-old generalハッセ・ソーデルホルム

  • Pelleトルビョーン・ファルトロム

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受賞歴

第53回 カンヌ国際映画祭(2000年)

受賞

コンペティション部門
審査員賞 ロイ・アンダーソン

出品

コンペティション部門
出品作品 ロイ・アンダーソン
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映画レビュー

3.5北野武のコントを思い出した。

2024年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

知的

最新作の「ホモサピエンスの涙」と過去二作品をほぼ同時に鑑賞。三作品ともワンシーンワンカットなためか、あのシーンはどの作品だったかなとちょっと混同してしまう。
ただ、本作が一番コメディー色が強かったように思う。冒頭、人体切断マジックでほんとに被験者の胴体をのこぎりで切ってしまうマジシャン。次の場面で腹を切られた被験者が病院に担ぎ込まれるという、まさにコント。その他にもいきなり通行人の男たちから殴るけるの暴行を受けたりと不条理コントが続く。

主要人物は自らの家具店を放火した店主とリストラの銘を受けた会社役員。この家具店店主にとりついた幽霊のくだりが面白かった。
延々と続く渋滞のシーンは何を意味するのかな。スェーデンは近代において欧州の中でも勝ち組で福祉国家としても充実した国。国として停滞してるイメージはないけど。強いて言えば移民問題で揉めたくらいか。
あの少女が生贄にされるシーンも何を風刺したのかよくわからなかった。スェーデンで若者が犠牲になった時代なんてあったのかな。それともスェーデンとは関係ないのか。

この監督の作品はその映像がとても魅力的なので惹きつけられる。見返すたびに発見があるかも。

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レント

4.5最後のワルツの曲が良い。 ベニー・アンダーソンってアバじゃないか!...

2023年6月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.0【ロイ・アンダーソン監督のブラックでシュールな初期作品。その後の作品への萌芽は感じられるが、笑いの要素が少ないだけ、難解さが残る作品。】

2022年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

難しい

 - 家具屋を経営するカールは、保険金欲しさに自分の会社に火をつけてしまう。タクシー運転手の長男は心を病み、代わって次男がタクシーを運転することに。カールは救いを求めて教会へやってくるが、神父も悩みを抱えていた。ー

◆感想

 ・私が面白いと思った「ホモ・サピエンスの涙」や、「さよなら、人類」の萌芽を感じさせる作品。

 ・メインキャストは、借金に苦しむカールだが、主たるキャストにはなっていない。

 ・クスクス笑ったのは、マジックの箱切断で、本当に腹を切られてしまった男のシーンかな。

<今作を発祥として、「ホモ・サピエンスの涙」や、「さよなら、人類」が製作された事を思うと、意義ある作品である。>

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NOBU

0.5浮遊惑星のSFものではありません

2020年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza