母と娘(2000)
劇場公開日:2003年4月12日
解説
香港で住み込みの家政婦として働いていた母が、マニラに残した三人の子供達の元に戻る。しかし、離れていた6年の歳月が家族を崩壊させる。家族の崩壊と再生を描いた感動の親子愛の物語。フィリピン映画の本格的日本公開は『ホセ・リサール』に次いで2作目。監督は今作が7作目のロリー・B・キントス。出演はフィリピン・アカデミー賞で5回の最優秀主演女優賞を受賞しているヴィルマ・サントス、期待の若手クラウディン・バレットほか。
2000年製作/120分/フィリピン
原題または英題:Anak
配給:オフィスサンマルサン=ツイン
劇場公開日:2003年4月12日
ストーリー
フィリピン。夫の代わりに香港で住み込みの家政婦をしていたジョシー(ヴィルマ・サントス)は6年間の契約を終え、仲間と共にマニラで新しい事業を計画中。最愛の3人の子供達との再会を心待ちにしていたが、荒れた生活を送っている長女のカーラ(クラウディン・バレット)は、彼女と話そうともしない。カーラは、父親が死んだ時にも帰国しなかったジョシーを恨んでいた。しかし、ジョシーが夫の葬儀に来れなかったのは、雇い主に家に閉じ込められていたからだった。タクシーを運営することしたジョシーは、カーラを愛する誠実なブライアン(レアンドロ・ムエオス)をタクシーの運転手として雇うが、そのことに怒ったカーラは家を飛び出す。迎えに行ったジョシーがスラム街で見たものは麻薬と悪い男達だった。酒浸りで街をさまようカーラはジョシーに助けられたが流産していた。新事業の失敗で、一家を支えるにはまた香港で働かねばと荷作りをするジョシーにカーラは「家政婦がいなくなる」と嘲弄するが、ついに感情が爆発したジョシーに心を動かされる。3人の子供達のためにジョシーはまた香港に来た。そして、「学校に戻り母を讃える論文を書いている」というカーラからの手紙を胸に抱き締めるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロリー・B・キントス
- 脚本
- リッキー・リー
- レイモンド・リー
- 撮影
- ジョー・バタック
- 美術
- ヌエル・ナヴァル
- 音楽
- ジェシー・ラサテン
- 歌
- シャロン・クネータ
- 録音
- ラモン・レイス
- 編集
- George Jarlego
- 作曲
- フレディ・アギラー