彼女を見ればわかること

劇場公開日:

解説

ロサンゼルス近郊に暮らす女性たちを5話構成で描く。監督・脚本はこれがデビューとなるロドリゴ・ガルシア。製作は「北京のふたり」のジョン・アヴネット。撮影は「スリーピー・ホロウ」のエマヌエル・ルベスキ。出演は「102」のグレン・クローズ、「普通じゃない」のホリー・ハンター、「サイダーハウス・ルール」のキャシー・ベイカー、「真夏の夜の夢」のキャリスタ・フロックハート、「チャーリーズ・エンジェル」のキャメロン・ディアス、「ザ・サバーバンズ」のエイミー・ブレナマン、「フォー・ルームス」のヴァレリア・ゴリノほか。

1999年製作/110分/アメリカ
原題または英題:Things You Can Tell Just by Looking at Her
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2001年5月19日

ストーリー

キャシー刑事(エイミー・ブレナマン)は、自殺死体が高校時代の同級生だったカルメン・アルバ(エルピディア・カリージョ)だと知る。〈第1話〉医師のエレイン(グレン・クローズ)は、自宅で痴呆症が進行している年老いた母親の介護をしている。占い師のクリスティーン(キャリスタ・フロックハート)は、エレインの心の空白をことごとく言い当て、近い将来に異性との出会いがあると告げる。〈第2話〉銀行の支店長をしている独身女性レベッカ(ホリー・ハンター)は、ビジネスマンのロバート(グレゴリー・ハインズ)と不倫関係になって3年。ある日、妊娠に気づくが、中絶を決意。そして手術の前夜、彼女は部下の副支店長ウォルター(マット・クレイヴン)と思いがけずベッドを共にしてしまう。〈第3話〉バツイチの童話作家ローズ(キャシー・ベイカー)は、中学生の息子との関係が決定的な変化を迎えた時、向かいに越してきた男に好意を抱くようになる。〈第4話〉占い師クリスティーンが一緒に暮らしている恋人リリー(ヴァレリア・ゴリノ)は、死の病に侵されている。だが死を恐れ、途方に暮れているのはクリスティーンの方だった。〈第5話〉カルメンの自殺の原因を調べているキャシーは、盲目の妹キャロル(キャメロン・ディアス)の世話をしながら暮らしている。キャロルは銀行の副支店長ウォルターと交際中。しかしある夜、キャロルはカルメンが死に至った理由を推理し、彼女は愛のない人生に絶望したのだろうとキャシーに語りながら涙を流すのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第53回 カンヌ国際映画祭(2000年)

受賞

ある視点部門
ある視点部門 最優秀作品賞 ロドリゴ・ガルシア

出品

ある視点部門
出品作品 ロドリゴ・ガルシア
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映画レビュー

2.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿

2点。
救いはきっとある。そう信じて生きていきましょう。

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プライア

3.0いいオムニバス

2019年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 サンダンス映画祭で公開された作品らしい内容。刑事のエピソードが冒頭と最後に来るのでミステリーっぽい内容かと思えばそうでもない。アルバートもロバートも他のエピソードで繋がるし、なんとなくいい感じ。

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kossy

2.0微妙に

2015年1月21日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

登場人物が絡み合う5つのお話。大きな事件がある訳でもなく、個人個人の日常を描いている。私は不倫相手に妊娠を伝えたシーンが印象に残った。相手のあまりの反応の薄さに。ただ邦題の意味がよくわからない。何がわかる?

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がい

3.5静かに女性たちの心の動きを描写する

2013年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

総合70点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 愛情や人生についてなんとなく不安を感じている女性たちの、人間関係を絡めた心の動きを静かに描く演出がかなりいい。五つの別々の話は登場人物が実は互いに絡み合っており、それぞれがしっかりとした人格として登場する。注意して見ていないと、どの登場人物が他のどこに出ていたかを見過ごしてしまうので、あらすじなど読んで学習しておくといい。同性愛者の話と姉妹の話はこの中では個人的に良かった。
 だが物語全体としてはこれといったはっきりとした起承転結がない。日常生活の延長で時にはやたらと当たる占い師やなれなれしい浮浪者が登場したりといった現実的ではないちょっとした事件が起きて、それで何かが起きるわけではない。やはり登場人物の心の動きが中心であり、物語に大きな動きがでるわけではない。心理描写がうまいのでこういうのもありかとは思うが、物語の良さで観る作品ではない。

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Cape God