こどもしょくどう
劇場公開日:2019年3月23日
解説
藤本哉汰と鈴木梨央のダブル主演で、子どもの目線から現代社会の貧困問題を描いたドラマ。「火垂るの墓」「爆心 長崎の空」の日向寺太郎が監督を務め、脚本には「百円の恋」「14の夜」の足立紳が参加している。小学5年生の高野ユウトは食堂を営む両親、妹とともに何不自由ないおだやかな毎日を過ごしていた。幼なじみのタカシの家は母子家庭で、タカシの母はわずかなお金を置いたままほとんど家に戻ってくることはなかった。そんなタカシを心配したユウトの両親は食堂に招き、頻繁に夕食をごちそうしていた。ある日、ユウトたちは河原で父親と車上生活をしているミチルとヒカルの姉妹に出会う。彼女たちの境遇を気の毒に思ったユウトは実家の食堂に姉妹を連れて行き、2人にも食事を出してほしいと両親に願い出る。そして数日後、姉妹の父親が姿を消し、ミチルたちは行き場をなくしてしまう。ユウト役を藤本、ミチル役を鈴木が、食堂を営むユウトの両親役を吉岡秀隆、常盤貴子がそれぞれ演じる。
2018年製作/93分/G/日本
配給:パル企画
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2022年3月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
一般的な人達の傍観者的偽善でしかない。
親に見捨てられる様な子供は、自殺を考えるようなやわな気持を持っているとは思えない。もっと、したたかな自我を持っていると思うが。僕の祖父がそう言った経験をした。親はいなかったが、したたかに生き抜く知恵を持っていた。勿論、そんな人達ばかりではないと思うが。
考えもなしに勝手な事はしてはならない。やはり、同情するなら、金をくれ。じゃないかなぁ。そして、その金は社会が補償する。一時の個人的施しでは、問題は改善されない。
やはり、残念ながら通報することが大事だと思う。感情に左右されては絶対に駄目だ。今は、まだまだ、体制におもねる他にすべはない。
この映画の良い所は、いじめられっ子がいじめっ子をこてんぱんにしてしまう所。痛快。
2021年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
レンタルで3回に分けて鑑賞
スクリーンで観ようとしていたが
時間が合わなかったと記憶
社会活動家の湯浅誠が大竹まことのラジオで
こども食堂のことを話していて興味があった
こどもたちの演技力が素晴らしい
いじめられていた子の最後の行動とか
虹の雲のくだりには泣かされた
まぁ予定調和だけど
なるほどこども食堂へのステップはこういうことかと
知ることができた
ただし短い割にどうも散漫な感じが…
食べることは大切だ 今さらながら
エンドロール時に流れるこどもたちの歌声でも表されている
食べるシーンが描かれている映画は
ある意味信頼できるかもしれない
吉岡の眼の演技は毎度気になる
石田ひかり久々
パパはやっぱりドラゴンアッシュだったか
2021年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
脚本は「百円の恋」の足立紳氏による本作。
冒頭は育児放棄から来るいじめの問題、と思いきやそこからもう一つの要素を入れて来たのは新鮮で興味深かったです。
あとご両親役が良いんですよ。
吉岡秀隆はやはり憎めない感じですし、常盤貴子は定食屋の女将にするには隠しきれない美しさが溢れてて面白いんです。
作品は子どもの視点による、子どもで変えていく世界。
でもそこには子どもでは超えられない壁が当然あって、そこに大人が目線を下げて手を差し伸べてくれる、そんなお話です。
そんな世界もあるんだなって、少し幸せな気持ちになれますよ。
2021年6月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
児童養護施設に入る子どもたちは昨年度で26000人。入っている子供でそうなのだから、入っていない子供を合わせると一体何人の恵まれない環境の子供たちがいるのだろう。。映画は育児放棄された子供側の視点で描く誰も知らないを思わせる。水商売らしき母親と暮らすタカシの食事の面倒を見る少年と両親が切り盛りする定食屋の話が中心かと思った。しかし、河川敷の車中で暮らす姉妹は公園で髪を洗い、食べ物を万引きするなどし、タカシよりも更に劣悪な環境で暮らす。やがて父親もどこかに行ってしまう。親の責任感の無さが何ともやるせなく、怒りがこみ上げてくる。ラスト、小学生以下無料の貼り紙をしている定食屋は唯一明るいシーンだが、これは他国の話ではなく、日本のことなのだと、貧困の現実を実感した。