裏切り者
劇場公開日:2001年11月23日
解説
実際に起こった汚職事件をベースにしつつ、裏社会のファミリーを描く社会派サスペンス。監督・脚本は「リトル・オデッサ」のジェームズ・グレイ。撮影は「小説家を見つけたら」のハリス・サヴィデス。音楽は「エスター・カーン/めざめの時」のハワード・ショア。出演は「ロック・スター」のマーク・ウォルバーグ、「スウィート・ノベンバー」のシャーリーズ・セロン、「クイルズ」のホアキン・フェニックス、「誘拐犯」のジェームズ・カーン、「トーマス・クラウン・アフェアー」のフェイ・ダナウェイ、「レクイエム・フォー・ドリーム」のエレン・バースティン、「コヨーテ・アグリー」のヴィクター・アーゴ、「マイ・スウィート・ガイズ」のスティーヴ・ローレンス、「救命士」のアンドリュー・ダヴォリ、「ディープエンド・オブ・オーシャン」のトニー・ムサンテ、「アミスタッド」のトーマス・ミリアンほか。2001年ナショナル・ボード・オブ・レビュー助演男優賞、同年放送映画批評家協会助演男優賞受賞。
2000年製作/115分/アメリカ
原題または英題:The Yards
配給:アスミック・エース(アスミック・エース エンタテインメント=角川書店 提供)
劇場公開日:2001年11月23日
ストーリー
NY。仲間をかばって服役していたレオ(マーク・ウォルバーグ)が、ついに出所の日を迎えた。家族の元に戻った彼はまっとうな人生を望むが、病弱な母ヴァル(エレン・バースティン)の妹キティ(フェイ・ダナウェイ)の再婚相手フランク(ジェームズ・カーン)経営のエレクトリック・レール社で働く悪友ウィリー(ホアキン・フェニックス)に殺人容疑の濡れ衣を着せられ、逃亡生活を余儀なくされる。フランクが事件の真相を知った時、下手に動けば彼が絡んでいる汚職が明るみに出るという事態になっていた。フランクはレオを始末しようとする。しかしレオは、フランクのライバル会社であるウェルテック社のヘクトル(ロベルト・モンタノ)と話をつけ、フランクの汚職をバラして潰す側に回っていた。聴聞会の日、レオはフランクたちと話をつけ、無実を証明される。一方、動揺していたウィリーは、恋人であるキティの娘のエリカ(シャーリーズ・セロン)と家でもみ合って、彼女を転落死させてしまう。そしてレオは、面倒をみてやるというヘクトルを無視し、彼らの汚職の実態をすべて公にするという裏社会への裏切りを行い、真に更正しようと誓うのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジェームズ・グレイ
- 脚本
- ジェームズ・グレイ
- マット・リーブス
- 製作総指揮
- ボブ・ワインスタイン
- ハーベイ・ワインスタイン
- ジョナサン・ゴードン
- 製作
- ニック・ウェクスラー
- ポール・ウェブスター
- ケリー・オレント
- 撮影
- ハリス・サヴィテス
- 美術
- ケビン・トンプソン
- 音楽
- ハワード・ショア
- 編集
- ジェフ・フォード
- 衣装デザイン
- マイケル・クランシー
- 字幕
- 松浦美奈
-
Leo Handlerマーク・ウォールバーグ
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Willie Gutierezホアキン・フェニックス
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Erica Stoltzシャーリーズ・セロン
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Frank Olchinジェームズ・カーン
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Kitty Olchinフェイ・ダナウェイ
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Val Handlerエレン・バースティン
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Bernard Stoltzチャド・アーロン
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Raymondアンドリュー・ダボリ
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Arthur Mydanickスティーブ・ローレンス
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Seymour Kormanトニー・ムサンテ
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Paul Lazaridesビクター・アルゴ
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Maunuel Sequieraトーマス・ミリアン
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Hector Gallardoロベルト・モンタノ
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Albert Granadaビクター・アーノルド
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Toddドメニク・ランバルドッツィ
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Officer Jerry Rifkinデビッド・ザヤス
受賞歴
第53回 カンヌ国際映画祭(2000年)
出品
コンペティション部門 | |
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出品作品 | ジェームズ・グレイ |