レッド・ブロンクス
劇場公開日:1995年8月5日
解説
休暇でニューヨークを訪れた香港の刑事が事件に巻き込まれ、超人的な活躍を見せるアクション快作。香港映画史上最高の製作費1億HKドル(約14億円)を投じ、「ゴッド・ギャンブラー 完結編」の興行記録を更新、全米でも96年拡大公開された。主演は「酔拳2」のジャッキー・チェン。監督は「ポリス・ストーリー3」でジャッキーと組んだスタンリー・トン。スタント指導はジャッキーと監督の共同。製作はバービー・タン、エグゼクティヴ・プロデューサーはレナード・ホウ、脚本はエドワード・タンとファイブ・マー。撮影はマー・コーシン、音楽はネイザン・ウォン、美術はウォン・ユイマンが担当。共演は「酔拳2」のアニタ・ムイ、国際的なモデルで映画初出演のフランソワーズ・イップ、「ポリス・ストーリー3」などジャッキー映画の常連トン・ピョウら。
1995年製作/104分/香港
原題または英題:Rumble in the Bronx 紅番區
配給:東宝東和
劇場公開日:1995年8月5日
ストーリー
休暇中の香港の刑事クーン(ジャッキー・チェン)は、ニューヨークのブロンクス地区でスーパーを経営する叔父ビル(トン・ピョウ)の結婚式に訪れた。ビルはスーパーを売りに出し、買い手もイレイン(アニタ・ムイ)という美人の女性に決まって新婚旅行へ旅立つ。イレインと意気投合したクーンはビルの留守中、彼のアパートを預かることになり、隣室のダニー(モーガン・ラム)という車椅子の少年と友達になる。彼のただ一人の身寄りの姉ナンシー(フランソワーズ・イップ)は街の不良グループとつるんで不在がちだった。ところが、その不良グループがイレインのスーパーへ保護料を要求して再三恐喝に来訪。クーンの活躍で大事には至らなかったが、数日後、クーンは待ち伏せに遇い、傷ついてアパートに戻り、来合わせたナンシーに手当てを受ける。やがて彼女はクーンと弟の優しさに触れ更生していった。そんなある日、クーンがダニーと散歩に戻ったところ、突然ギャングに追われる不良グループの1人がぶつかりざまに車椅子の中に何かを忍ばせた。それは、暗黒街のシンジケートのボス、ホワイト・タイガーから横取りしたダイヤモンドだった。ホワイト・タイガーは血眼になってダイヤを探し始めた。クーンらは命を狙われ、イレインのスーパーは破壊され、ナンシーは捕われの身に。彼女を救うため、単身海陸またぐ壮絶な追跡戦にうって出たクーンは、一味が乗った地上を暴走するホバークラフトを奪い、シンジケートの黒幕たちを一網打尽にした。