リトルマン・テイト
劇場公開日:1992年7月18日
解説
天才少年とその母、少年を英才教育へ導こうとする児童心理学者、三者三様の姿をヒューマン・タッチで描いたドラマ。主演のジョディ・フォスターの初監督作品。脚本は「愛と死の間で」のスコット・フランク、撮影は「死の接吻(1991)」のマイク・サウソン、音楽は「ビリー・バスゲイト」のマーク・アイシャムが担当。
1991年製作/99分/アメリカ
原題または英題:Little Man Tate
配給:コロンビア トライスター映画
劇場公開日:1992年7月18日
ストーリー
フレッド・テイト(アダム・ハン=バート)は生後数カ月で文字を理解し、4才で詩を書いた。7才の現在、彼はあまりの天才児ゆえに同級生になじめず、世界情勢を気にするあまり胃かいようを患っている。そんなフレッドの唯一の話し相手は母親のディディ(ジョディ・フォスター)だ。少しハスッパなところのある彼女だが、フレッドに対する情愛は美しく、2人だけの生活は素敵なものだった。フレッドの父親が誰なのかは分からない。そんなある日、母子の住むアパートへ、天才児ばかりを集めた英才教育施設を主宰するジェーン・グリアソン博士(ダイアン・ウィースト)が訪ねてきた。ジェーンはフレッドを_頭脳オデッセイ_ツアーに参加させたいという。ディディは一度は断るが、フレッドのために、しぶしぶツアー参加を承諾する。ツアーの間、フレッドは天才少年少女を前に一歩もひけをとらなかった。デーモン(P・J・オクラン)という鼻っぱしらの強い数学天才児にいじめられるが、やがては仲良くなる。ツアーを終えたフレッドは、さらにジェーンの勧めで夏の間ルイジアナのフィールド・ハート・カレッジに通うことになった。フロリダで母子ともに過ごすつもりだったディディは「息子に何かあったら殺すわよ」とジェーンに言い捨てる。サマー・スクールへ通うフレッドは、大学生エディ(ハリー・コニック・ジュニア)と仲良くなり、キャンパス生活をエンジョイしようとするが、やがて大人と子供の世界の違いに気づき、ついには天才児特集のテレビ番組出演中、スタジオを出ていってしまう。フレッドはディディの元へ帰ってきた。それから間もなく、ディディ、ジェーンも交じえて、フレッドのごきげんな誕生パーティが開かれるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョディ・フォスター
- 脚本
- スコット・フランク
- 製作総指揮
- ランディ・ストーン
- 製作
- スコット・ルーディン
- ペギー・ラジェスキー
- 撮影
- マイク・サウソン
- 音楽
- マーク・アイシャム
- 編集
- リンジー・クリングマン
- 衣装デザイン
- スーザン・ライアル
- 字幕
- 古田由紀子