リオ・グランデの砦

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劇場公開日:

解説

ジョン・フォード監督&ジョン・ウェイン主演による名作西部劇で、「アパッチ砦」「黄色いリボン」に続く「騎兵隊3部作」の最終作。ジェームズ・ワーナー・ベラの短編小説を原作に、西部を守る騎兵隊の活躍と家族愛を描く。メキシコ国境に近いリオ・グランデ川の砦を守る騎兵隊のヨーク中佐は、西部を荒らしてはメキシコへと逃れる横暴なアパッチ族に手を焼いていた。ある日、別居中の妻キャスリーンと暮らしていた息子ジェフがヨークの部隊に赴任し、息子を心配するキャスリーンも砦にやって来る。厳しい軍隊生活の中でジェフは次第に逞しくなり、ヨークとキャスリーンの仲も少しずつ修復されていく。そんな中、アパッチ族の大軍が砦を襲撃する。妻キャスリーン役に「静かなる男」のモーリン・オハラ。

1950年製作/105分/アメリカ
原題または英題:Rio Grande
配給:NCC
劇場公開日:1951年12月27日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0西部劇風家庭劇

2024年7月20日
PCから投稿

家族の情愛と葛藤を中心にした話なので多分に情緒性が高いですが、戦闘シーンの躍動感、疾走感はさすがのフォード先生です。
ウェイン先輩は少し力強さが不足しています。

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越後屋

4.0家族に揺れる騎兵隊長!

2023年3月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

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しゅうへい

2.0やはり共感の薄いままに終わった騎兵隊3部作目の鑑賞に…

2022年10月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

正直なところ、
フォード監督の騎兵隊3部作の他の2作品には
あまり共感を得られることはなく、
この作品を観る予定にはしていなかったが、
NHKでの放映を機に
3部作完結の意味で初鑑賞した。

前半は、
出演者が本当にこなしているような
ローマ式立ち乗り乗馬等の
見事な疾走シーンは元より、
中佐一家の何やら訳ありげのような確執と
家族愛の展開に
「アパッチ砦」や「黄色いリボン」にはない
面白味を感じ期待が持てていた。
しかし、後半は、
主人公の心象を安直な歌謡ドラマを彷彿
させるような度重なる合唱シーンの挿入や、
合戦の御都合主義的展開は相変わらずだが、
各合戦の連続性そのものが散漫過ぎて
まとまりが悪く、
それほど長い作品ではないにも関わらず、
冗長感の中に追いやられてしまった。

また、最後は中佐が矢で射られて亡くなり、
息子がその意思を繋いでのエンドかと思った
ので肩透かしを喰らってしまった。
何か、ヒーローは最後の最後まで
亡くなってはいけないとの、
まるで娯楽イズムからの脱却出来ない、
フォード映画のテーマに対する執念の希薄性
が表れているような気がしてならなかった。

「怒りの葡萄」や「わが谷は緑なりき」では
テーマ性豊かな作品を監督していたような
気がしているが、
「駅馬車」は別として、
見事な騎馬疾走シーンのある西部劇に
限っては逆に、
テーマ性が薄くなる残念なイメージを
フォード映画には共通して感じている。

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KENZO一級建築士事務所

4.5家族再会

2022年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1950年。ジョン・フォード監督。先住民族との戦いの最前線にいる騎兵隊指揮官のもとへ、生まれてすぐに別れた息子が士官学校で進級できずに一兵卒としてやってくる。別居中の妻も息子を追いかけてくるが、夫である指揮官とは南北戦争中のわだかまりが解けていない。期せずして家族再会となったところへ、先住民族の奇襲を受け、騎兵隊は討伐に出ることになって、、、という話。
親子関係、夫婦関係、といった家族にまつわるテーマと、新人教育、上下関係、という組織にまつわるテーマ、法と人情、南北対立、といった社会にまつわるテーマ、などが複雑さを表面化させずに丁寧に描かれている。名前の呼び方、軍隊の掛け声、合唱など広い意味での音響へのこだわりもすばらしい。人々が合唱に聞きいるいくつかのシーンには多様な感情が流れていて見事というほかない。

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