メランコリー
劇場公開日:1996年1月27日
解説
クリスマス休暇にスキー・リゾートに集まった人々の恋愛模様をコミカルに描くオールスター・キャストによるロマンチック・コメディ。監督・脚本はこれが初の日本公開作になるベテラン、エリ・シュラキ。エグゼクティヴ・プロデューサーは「赤い航路」のロベール・ベンムサ、共同脚本は監督ジェラール・ウーリーの娘で「王妃マルゴ」など数多くのヒット作を手掛けるダニエル・トンプソン、撮影は「海を渡るジャンヌ」のロベール・アラズラキ、音楽は「心の地図」の名匠ガブリエル・ヤレドがそれぞれ担当。出演は「男と女」「プレタポルテ」のアヌーク・エーメ、「エドワールとカロリーヌ」などのダニエル・ジェランの大御所を筆頭に、「アメリカの夜」「恋はメイド・イン・パリ」のジャクリーン・ビセット、「愛の報酬/シャベール大佐の帰還」のアンドレ・デュソリエ、「真夜中の恋愛論」で共演した「夜ごとの夢」のジャン=ユーグ・アングラードとマリー・トランティニャン、「自由、夜」のクリスティーヌ・ボワッソンほかの競演。
1996年製作/104分/フランス
原題または英題:Les marmottes
配給:アルシネテラン
劇場公開日:1996年1月27日
ストーリー
クリスマス休暇に毎年同じスキー・リゾートに集まる家族と友人たち。俳優のステファン(ジャン=ユーグ・アングラード)の恋人リュシー(マリー・トランティニャン)が朝から飛び下り自殺の未遂騒ぎを起こす。記録映画作家のマックス(ジェラール・ランヴァン)は仲間の編集マンの恋人アンヌ(アンヌ・ルセール)に会い、その編集マンの死を知る。彼は妻マリー・クレール(クリスティーヌ・ボワソン)と離婚係争中。マックスの兄シモン(アンドレ・デュソリエ)と妻フレデリック(ジャクリーン・ビセット)の息子アルフレッド(クリストファー・トンプソン)はマリー・クレールの連れ子サマンタ(ヴィルジニ・ルドワイエン)に再会し、恋を感じる。夕食会で父レオ(ダニエル・ジェラン)は長年の愛人フランソワーズ(アヌーク・エメ)と晴れて結婚したと宣言し、息子のマックスは動揺する。サマンタはアルフレッドの部屋を訪れて一夜を過ごす。翌朝アルフレッドは出発する。フレデリックは夫に愛人が居て、しかも相手が同じリゾートに来ていることに気づく。マックスと妻の間の溝は埋まらず、一方で彼はアンヌと親しくなる。二人が一夜を共にした翌朝、妻は娘のスキー競技会のために夫を呼びに来てその情事に勘づく。そこへ帰ってきたアルフレッドはこの騒ぎで思わぬとばっちりを食らう。夫の裏切りにフレデリックは一人で旅立つ。リュシーらしき女が自殺したという知らせが入るが、幸い別人だった。アルフレッドは山登りの特技を使ってサマンタの家に押しかける。フレデリックはパリから電話で夫を呼び出し、シモンは慌てて迎えにいく。かくしてマックス夫妻以外はなんとか収まった晩餐会に、マリー・クレールが駆け込んできて、犬が行方不明になったという。一同は犬を探して夜の町を駆け回る。マックス夫妻は再び話し合い、彼はそっと亡き母の遺した手紙を妻に渡した。犬は無事見つかった。翌朝はそれまで吹雪続きだったのが雲一つない晴天で、一同はスキーに行く。一方マリー・クレールは例の手紙を読んで涙を流していた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- エリー・シューラキ
- 脚本
- ダニエル・トンプソン
- エリー・シューラキ
- エグゼクティブプロデューサー
- ロベール・ベンムッサ
- 撮影
- ロベール・アラズラキ
- 美術
- パトリス・ビアラン
- 音楽
- ガブリエル・ヤーレ
- 録音
- フランソワ・ミュジー
- 編集
- マルティーヌ・ジオルダノ
- 衣装デザイン
- ミミ・レンピツカ
- 字幕
- 石木まゆみ