メーン・イベント
劇場公開日:1979年12月15日
解説
鼻っ柱の強いじゃじゃ馬女と引退したボクサーの喧嘩友達式のラブ・ストーリーを描く喜劇。ファースト・アーチスツ提供作品。製作総指揮はハワード・ローゼンマンとレニー・ミセル、製作はジョン・ピータースとバーブラ・ストライサンド、監督はハワード・ジーフ、脚本はゲイル・ペアレントとアンドリュー・スミス、撮影はマリオ・トッシ、アソシエート・プロデューサーはジェフ・ワーナー、編集はエドワード・A・ワーシルカ・ジュニア、製作デザインはチャールズ・ローゼン、衣裳はルース・マイヤーズ、技術指導はヘジモン・ルイスと勅使河原宏監督の記録映画(60)の主人公にもなったホゼ・トーレス、スタント監修はデンバー・マットソンが各々担当。出演はバーブラ・ストライサンド、ライアン・オニール、ポール・サンド、ウィットマン・メーヨ、パティ・ダーバンヴィル、チュ・チュ・マラーブ、リチャード・ローソン、ジェームズ・グレゴリーなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、ビスタサイズ。1979年作品。
1979年製作/アメリカ
原題または英題:The Main Event
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1979年12月15日
ストーリー
ヒラリー・クレイマー(バーブラ・ストライサンド)は、別れた夫デビッド(ポール・サンド)を顧問弁護士にして香水会社を経営していた。ところが支配人が会社の全資産を横領して国外逃亡、会社は人手に渡ってしまう。彼女の手もとに残されたのはエディ“キッド・ナチュラル”スキャンロン(ライアン・オニール)なるボクサーとの間にかわされた契約書だけだった。早速、彼女はエディに会い、契約通りにリングにあがって借金を返してくれるよう交渉する。だが、今では自動車教習所の経営者におさまっているエディは、リングにあがる気などまるでなかった。裁判所に訴えると脅して、ヒラリーはとうとうエディにリング復帰を納得させる。最初の試合で、エディは相手の打つにまかせた。それを見てヒラリーががっかりし、計画を断念するだろうと思ったからだ。しかし彼女は逆に燃えあがり、大物プロモーターのガフ(ジェームズ・グレゴリー)に売り込むが、相手にされなかった。それでもヒラリーは挫けない。マネージャーのパーシー(ウィットマン・メーヨ)も及ばぬ身の入れようで、エディの女友達ドナ(パティ・ダーバンヴィル)はおもしろくない。ドナは彼女に警告し、彼女もエディとの仲は純粋にビジネスだけだと答えるが、内心ではほのかな愛情を抱きはじめていた。しかしエディと顔を合わせると相変らず喧嘩がち。ともかく初の大試合にこぎつける。相手は人食い人種という仇名の猛烈ボクサーだ。セコンドをつとめるヒラリーがへまのしどうしで、あげくのはてにゴングより先にリングにあがってTKO負け。リング上で、せっかくの勝ち試合を落したエディとヒラリーの乱闘が始まり観客は大喜び。これを見たガフが、ヒラリーをセコンドにつければ大受け間違いなしと考えて、チャンピオンとの試合をプロモートしようと持ち掛けてきた。前哨戦はヒラリーの奇襲が効を奏してKO勝ちを飾った。チャンピオンのヘクター(リチャード・ロースン)戦にそなえて、レイク・タホーでキャンプ入りしたエディは、ヒラリーの女としての魅力に気付き、2人は結ばれる。試合はエディの優勢のうちに進行。彼が勝てば借金を返され、2人の仲は終ってしまうと思ったヒラリーはタオルを投げる。観客の怒声と罵声の渦まくなかで、2人は固く抱き合うのだった。(ワーナー・ブラザース映画配給*1時間42分)
スタッフ・キャスト
- 監督
- ハワード・ジーフ
- 脚本
- ゲイル・ペアレント
- アンドリュー・スミス
- 製作総指揮
- ハワード・ローゼンマン
- レニー・ミッセル
- 製作
- ジョン・ピータース
- バーブラ・ストライサンド
- 撮影
- マリオ・トッシ
- 美術
- チャールズ・ローゼン
- 編集
- エドワード・A・ワーシルカ・ジュニア
- 衣装デザイン
- ルース・マイヤーズ
- アソシエイト・プロデューサー
- ジェフ・ウェルナー
- スタント・コーディネーター
- デンバー・マットソン
- 字幕
- 高瀬鎮夫
- 技術顧問
- ヘジモン・ルイス
- ホセ・トレス
受賞歴
第37回 ゴールデングローブ賞(1980年)
ノミネート
最優秀主題歌賞 |
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