ミッドナイト・ラン

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

ロバート・デ・ニーロが主演を務め、孤独な賞金稼ぎと彼に捕まった心優しい犯罪者が逃避行の旅を通して心を通わせていく姿を描いたアクションコメディ。シカゴ警察を退職しロサンゼルスで賞金稼ぎをしているジャックは、保釈金保証会社の社長エディに依頼され、ギャングの金を横領した会計士マデューカスの行方を追う。やがてニューヨークでマデューカスを捕まえるが、彼を狙うギャングとFBIの両方から追われるハメに。しかも飛行機恐怖症のマデューカスのせいで、ロサンゼルスまで陸路で移動することになり……。賞金稼ぎのジャックをデ・ニーロ、会計士マデューカスを「天国から来たチャンピオン」のチャールズ・グローディンが演じた。監督は「ビバリーヒルズ・コップ」のマーティン・ブレスト。

1988年製作/126分/アメリカ
原題または英題:Midnight Run
配給:UIP
劇場公開日:1988年12月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第46回 ゴールデングローブ賞(1989年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ロバート・デ・ニーロ
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映画レビュー

5.0セリフがオシャレ!

2025年5月23日
iPhoneアプリから投稿

何度も鑑賞してますが、NHK BSで放送していたのを録画して観ました。
観てまうわ〜この作品、デニーロ作品で一番好きかも!主役二人のやりとりがめちゃいい。セリフもオシャレ。

笑いあり、途中ホロっ(涙)、エンディング、いい〜んですわ、これが。

またしばらくしたら観てまうでしょう(笑)

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ジュー

4.5鑑賞後、見てよかったと後味が良い作品。

2025年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

鑑賞後に久しぶりに面白かった!と思えた作品でした。アメリカを舞台にした追われの身の映画ですが、当時のアメリカの感じが出ており車で逃走、または列車で逃げたりと内容や音楽もどちらかと言うと明るめの映画です。コメディが少し混ざってるのもあり中々楽しくみれました。テンポもよくアクションなど所々にあるので、見てて飽きない映画だと思います。
主人公のジャックとギャングの金を横領したジョナサンとが途中からテンポの良い会話しており、徐々に親しくなっていき友情が芽生えていく感じが良かったです。終盤に俺たち出会いが違えば‥となるのはジーんとなりました。セドナ付近のシーンは田舎感があり好きなところです。最後のラストは感動物です。 星5ではない理由はギャングも出てくるので言葉が汚いシーンが所々あったからです。 軽く何か映画をサックと見たいなというときにオススメの映画です。

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ランサー

5.0後味の良い作品の代表作。

2025年4月13日
スマートフォンから投稿

忘れた頃にまた観たくなる大好きな映画の1つです。

超名作だと自分は思っているのですが、他の方の好きな映画ランキングとかの中にあまり名前が出てこない様に感じていて、残念でもありますが、知る人ぞ知る名作という位置づけでも悪くない気もしています。
でも、この映画を知らずに生きているのは人生勿体ないです。

素敵で面白くてちよっぴり泣ける映画です。
どちらかというと男の映画でしょうかね。

最後のスッキリ感、というか、スッと心が軽くなる感じがたまらない映画です。

来世で逢おう。

p.s.今回久しぶりに吹替版で観ましたがデ・ニーロの声優さんて変わりました?ちょっとだけ違和感がありました…。

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opencar

4.5【”来世で会おう!”賞金稼ぎの男と、マフィアのボスから福祉団体に寄付するために多額の金を横領した男との可笑しくもテンポ良き展開と、徐々に友情を育む姿とラストが沁みるアクションロードムービーの逸品。】

2024年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

幸せ

■逃亡犯を追う賞金稼ぎのジャック・ウォルシュ(ロバート・デ・ニーロ)はL.A.マフィアセラノ(デニス・ファリナ)の会計士で1500万ドルを福祉団体に寄付するために横領した逃走中のジョナサン・マデューカス (通称デューク)(チャールズ・グローディンデューク)の逮捕を保釈保障業者のエディ・モスコーネ(ジョー・パントリアーノ)から10万ドルで依頼され、彼をアロンゾ・モーズリーFBI捜査官(ヤフェット・コットー)の名を使って逮捕する。
 ウォルシュは意気揚々とL.A.行きの飛行機に乗り込むが、デュークは”飛行機恐怖症”だと言い、パニックを起こしたために、機長から搭乗拒否を受けた2人は、仕方なく列車でL.A.に向かう。

◆感想

・ジャック・ウォルシュも、ジョナサン・マデューカスも粋で善人である事が、今作を面白くしている一因であろう。
 尚且つ、二人ともお茶目な所も、良いのである。
 ー 今作は、ロバート・デ・ニーロだけでなく、とぼけた感じのチャールズ・グローディンデュークがとても良いのである。ー

・ジョナサン・マデューカスが”飛行機嫌い”と言いながら、逃亡途中にセスナを借用して一人逃げようとするシーンのロバート・デ・ニーロ演じるジャック・ウォルシュとの遣り取りなどは絶品である。
 ー 嘘を散々ついて来たジャック・ウォルシュが、一泡喰わされて”お前、飛行機嫌いだなんて言いやがって、この嘘つきが!”クスクス。ー

・だが、これが後を追うアロンゾ・モーズリーFBI捜査官率いるFBIや、セラノ率いるマフィアを巻くことになるのだから、面白い。

・FBIにカードを止められたジャック・ウォルシュが、元妻ゲイルに9年振りに会い金を借りるシーンも、少し沁みる。
 彼は、刑事だったがシラノの買収に乗らなかったために、嵌められて警察を辞めたのである。彼が、元妻に対し”アイツは優しくしてくれるか?”と気遣い、久しぶりに会った娘に”大きくなったな・・。”と言い、娘は貯金箱を”パパ、使って。”と差し出すのである。
 ー ジャック・ウォルシュが、元は正義感溢れる刑事であり、家庭を大切にしていた男だった事が分かるシーンである。
 彼は、劇中しょっちゅう腕時計を気にするが、それをジョナサン・マデューカスに問われると、”ゲイルに貰ったんだ。いつも遅刻するから30分早い時間に設定されているんだ。”と答えると、デューカスは優しく微笑みながらジャック・ウォルシュを見るのである。ー

・途中途中で現れる同じく賞金稼ぎのマーヴィン・ドーフラー(ジョン・アシュトン)の存在もこのロードムービーに可笑しみを与えているとともに、彼の役割が最終版に大切なモノとなるシーンも巧い。

・そして、ジャックの思惑通りにシラノの悪事を記したという偽ディスクと交換にジョナサン・マデューカスを手に入れ、FBIは二人を付け狙っていたシラノ一味を取り押さえて、ジャックとジョナサン・マデューカスとを開放するのである。

・二人は飛行機でロサンジェルスに着き、ジャックはエディに電話しジョナサン・マデューカスの声を聞かせるが、彼を開放すると言いジョナサン・マデューカスの手錠を外し、大切にしていた腕時計を渡すのである。
 すると、一文無しだったはずのジョナサン・マデューカスも、腹巻から30万ドル‼の大金をジャックに渡し、いつもの”来世で会おう!”と言葉を交わして別れるのである。
ー 二人とも、粋な男だなあ!-

 <今作は、賞金稼ぎの男と、マフィアのボスから福祉団体に寄付するために多額の金を横領した男との、テンポ良く可笑しくも徐々に友情を育む姿と、ラストが沁みるアクションロードムービーの逸品なのである。>

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NOBU