炎の女(1965)

劇場公開日:

解説

H・ライダー・ハガードの小説を、「渚のデイト」のデイヴィッド・T・チャントラーが脚色、「泥棒株式会社」のロバート・デイが監督したロマンティック・ファンタジー。撮影は「金庫破り」のハリー・ワックスマン、音楽はジェームズ・バーナードが担当した。出演は「007は殺しの番号」のウルスラ・アンドレス、舞台出身のジョン・リチャードソンほか。製作はマイケル・カレラス。

1965年製作/イギリス・アメリカ合作
原題または英題:She
配給:MGM
劇場公開日:1965年7月3日

ストーリー

第一次大戦が終ってまもない頃、パレスチナ地方を旅する三人連れのイギリス人があった。大学教授で考古学者のホリー少佐(P・カシング)、大学から出征した青年レオ(J・リチャードソン)、それに彼等の従卒だったジョブ(B・クリビンス)の三人である。一行はエルサレムのナイト・クラブで美しいアラビア娘ユステイン(B・モンテロス)と出会い、レオは誘われて見知らぬ邸宅に連れていかれた。そこで彼は美しい貴婦人アイーシャ(U・アンドレス)から“クーマの都”に来るように言われた。クーマの都とは三千年前、古代エジプトの貴族が、アイシスの大司祭キリクラテスを殺した罪で砂漠の中に追放され、彼らがきずきあげた都だという伝説があった。レオたち一行は地図をたよりにクーマ目ざして困難な冒険の旅に出た。未知の砂漠の旅であったが、不思議なことにレオは、この道に見覚えがあるような気がしてならなかった。やっとのことでクーマの都に着き、レオは巨大な洞窟の中でアイーシャに再会した。三千年前、彼女はキリクラテスを愛するあまり刺し殺し、彼の死体を抱いて砂漠をさまよった末に都をつくったと語った。クーマの文化は女王の美しさとともに永遠の命を保っている。レオはキリクラテスと、とてもよく似ていたので彼の化身とされ、レオ自身も漠然と信じるようになった。女王以外、入ることの出来ない秘密の部屋に誘われ、二人は愛の歓喜に燃えた。すると不思議なことに女王の美しい姿は、見る見るうちに老婆に変貌し、息絶えた。永遠の命を受け継いだレオは洞窟に残る決心をし、二人と同行者たちと別れるのだった

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