ポケットの愛
劇場公開日:1979年3月24日
解説
年上の女性に恋する少年が、苦い体験を通じて大人になっていく姿を描く。製作はクリスチーヌ・グーズ・レナル、監督はベルナール・クイザンヌ、脚本はピエール・ペルグリとベルナール・クイザンヌ、撮影はアラン・ルヴァン、音楽はローラン・プティジラールが各々担当。出演はミムジー・ファーマー、パスカル・セリエ、セルジュ・ソーヴィオン、アンドレア・フェレオル、ベルナール・フレッソン、ステファン・ジョベール、エヴァ・イオネスコ、パスカル・オードレ、ロベール・オッセンなど。
1977年製作/フランス
原題または英題:L'Amant de poche
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1979年3月24日
ストーリー
15歳のジュリアン(パスカル・セリエ)は、自分の家にエレナ(ミムジー・ファーマー)という30歳近くの魅力的な女性を連れてきてしまった。同級生のカポ(ステファン・ジョベール)が、パーティーの帰りに立ち寄ったスナックで、エレナを口説いたのがもとで、結局ジュリアンが相手をつとめることになったのだった。翌朝、バカンスから帰ってきた母親に起こされたジュリアンは、枕の口紅あとから激しく叱責されるが、エレナを忘れられなくなっている自分に気がつく。想いが通じたのか、エレナが学校に現われ、ジュリアンを自分のいるホテルに誘い出した。そこは、最高級の部屋で、ジュリアンは、エレナを大富豪の人妻だと思う。その後、エレナからは何の連絡もなく、ジュリアンのエレナへの思慕は頂点に達していた。やっと、エレナからの連絡をうけ、再びあの部屋に通った。エレナは、本気で愛してくれるジュリアンに対し、遊びではなく、初めて味わう恋心を感じるようになっていた。週末、2人はバカンスに出かけ、雨が降る中でテントを張ってすごした。学校に戻ったジュリアンは、カポの言葉から、エレナが政財界のトップクラスを相手にしている女だということを知った。政財界の裏取り引きの道具にされている自分にとって、救いはジュリアンの愛だけだと感じたエレナは、ジュリアンが事実を悟ったのを知り、ショックをうける。エレナは別れる決心をした。愛するジュリアンと、彼の別荘で数日楽しい日々を過ごした後“愛しているから身をひきます”という言葉をのこして、エレナは去っていくのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ベルナール・クィザンヌ
- 脚本
- ピエール・ペルグリ
- ベルナール・クィザンヌ
- 製作
- クリスチーヌ・グーズ・レナル
- 撮影
- アラン・ルバン
- 音楽
- ローラン・プチジラール
- 字幕監修
- 岡枝慎二