ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ

劇場公開日:

解説

南仏コート・ダジュールを舞台に、天才サギ師2人の縄張り争いにからんだ恋のかけひきを描く。「寝室ものがたり」(64)のリメイク版で、エグゼクティヴ・プロデューサーはチャールズ・ハーシュホーン、製作はバーナード・ウィリアムス、監督は「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」のフランク・オズ、脚本は「殺したい女」のデール・ローナーとオリジナル版ライターのスタンリー・シャピロとポール・ヘニング、撮影は「ブロードキャスト・ニュース」のミハエル・バルハウス、音楽は「ラ・バンバ」のマイルス・グッドマンが担当。出演は「大災難P・T・A」のスティーヴ・マーティン、「ハーフムーン・ストリート」のマイケル・ケイン、グレン・ヘドリーほか。

1988年製作/アメリカ
原題または英題:Dirty Rotten Scoundrels
劇場公開日:1989年4月1日

ストーリー

南仏の高級リゾート地、コート・ダジュールの小さな町“ボーモン・シュル・メール”に、ある日ひとりの風来坊フレディ・ベンソン(スティーヴ・マーティン)がやって来る。彼は自分の“病気の祖母”のいかにも可哀そうな話を語り、リッチな旅行者達の同情をそそり、至る所でマダムに近づいては小銭をせしめるペテン師だった。そんな彼の出現に地元のサギ師ローレンス・ジェイミソン(マイケル・ケイン)は焦り始める。とある国の国王と言うふれ込みで祖国の人民救済資金の調達を口実に、有閑マダム達から大金を稼いでいた彼にとって、フレディのような小銭たかりに縄張りを荒されては面目がたたない、と、ローレンスは彼にどちらが先にアメリカの大資産家の女相続人ジャネット・コルゲート(グレン・ヘドリー)から5万ドルを巻きあげるか賭けをもちかけ、負けた方がこの町から出て行くことを提案する。かくして2人はあの手この手を使ってジャネットに近づくが、やがて彼女に好意を抱き始めたローレンスは、冷酷無情にジャネットを騙そうとしているフレディに強い反感を抱くのだった。だが実は、ジャネットこそ2人の上手をゆくサギ師だった……。果たしてまんまと一杯喰わされた2人の前にジャネットが再び現われた、ツアーコンダクターとなって大勢のカモ達を引き連れて--。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第46回 ゴールデングローブ賞(1989年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) マイケル・ケイン
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映画レビュー

3.0名優二人の演技バトル

2023年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

稀代のコメディアン、スティーブ・マーチン。そしてマイケル・ケインという名わき役を迎え、二人が詐欺師としての腕を競い合うというシンプルなコメディ。ターゲットは騙されるために生まれてきたような、純粋なお金持ちのお嬢様。相手が純粋なだけに心は痛むが、そんな葛藤も含めて非常に面白い心理戦が展開され、最後には大逆転が用意されているという、映画の魅力満載の上質なコメディです。 しかも監督はフランク・オズという変わり種。言わずと知れたヨーダ役の人ですが、良質のコメディをいくつも監督している大御所です。面白くならないわけがない。

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うそつきカモメ

3.5大・ドン・デン・ガエシ!!!

2023年7月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

知的

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野川新栄

3.0コンゲーム

2018年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 フレディ(マーティン)は母性本能をくすぐり、祖母が病気で手術代が足らないという手口で詐欺を続け、ローレンスはある公告の国王と偽り、人民救済資金を集めるという名目で詐欺を働く。基本的に相手は金持ちの有閑マダム。貧乏人から金を取るなんて詐欺師の風上におけない。  師弟関係決裂かと思われたときに、“歯磨きの女王”が現れた。フレディは祖母ネタで2千ドルを手に入れるが、車椅子の退役軍人を装い、自分の脚を治すには有名な医者が必要だとジャネットに訴える。対するローレンスは医者を装ってフレディに対抗するという詐欺師同士の戦いが始まった。  この対決までの訓練期間がテンポ悪く、笑えないし、乗れなかった。ジャネット(へドリー)が現れてからは面白くなったので、この前半が残念でならない。コン・ゲームの形で、次から次へと作戦を転換するストーリーは面白く、彼女が実は金持ちでなかった!と気づいたあたりからはどんでん返しが想像できるのです。でもちょっとホロリときてしまった・・・

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kossy

3.0いいレビュー

2015年11月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ウェルメイドな作品は鼻につく場合もあるけれど、凝りすぎないてんかいと役者の余裕がドヤ顔映画にならないちょうどいい着地点を見つけている。そう、この映画はあらゆう意味で「ちょうどいい」のだ。 笑いたいだけなら他にもたくさん方法はある。しかしあえてコメディ映画を選ぶとき、どうやら僕は無意識に笑いを含めた心地よい時間を求めていたようだ。いまさら他の映画を押しのけてこの一本が浮かんだ理由がようやくわかった。 (Popeye〈僕の好きな映画〉のP088,天久聖一のこの映画のレビュー) この文章を読んで、この映画をみたくなった 短い文章だけど、これ以上ないくらいこの映画のことを言い表している。みたあとだとなおさらよくわかる。

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yo_cga

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