ペーパー・ムーン

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

母親を亡くした少女と詐欺師の男が織り成す旅を、ライアン・オニールとテイタム・オニールの父娘共演で描いたロードムービー。ジョー・デビッド・ブラウンの小説を原作に、「ラスト・ショー」のピーター・ボグダノビッチ監督がメガホンをとった。1930年代のアメリカ中西部。聖書を売りつけて小金を稼いでいる詐欺師モーゼは、交通事故で亡くなった知人女性の娘アディを、遠く離れた親戚の家まで送り届けるよう依頼される。嫌々ながらも引き受けるモーゼだったが、大人顔負けに賢いアディはいつしか彼の詐欺の片棒を担ぐようになり、2人は父娘のような絆で結ばれていく。1974年・第46回アカデミー賞でテイタム・オニールが史上最年少で助演女優賞に輝いた。

1973年製作/102分/アメリカ
原題または英題:Paper Moon
配給:パラマウント映画=CIC
劇場公開日:1974年3月9日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第31回 ゴールデングローブ賞(1974年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ライアン・オニール
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) テイタム・オニール
最優秀助演女優賞 マデリーン・カーン
最優秀監督賞 ピーター・ボグダノビッチ
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写真:Collection Christophel/アフロ

映画レビュー

4.0同じ目線になって張り合ってくる点が居心地が良かったのでは

2025年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 幼い少女なのに妙に大人びたアディのギャップと、駄目な大人だが憎めないモーゼのやり取りが面白いロードムービー。車内が臭くて、臭いの元を辿ると香水を付けたアディが臭いことに気づき、モーゼが車の窓を開けて換気する。その間二人が終始無言なシーンが一番笑った。この演技だけで笑わせてくるところが良い。

 やっぱりアディほど大人びた少女からすると、子ども扱いしてくる大人よりも、モーゼのように同じ目線になって張り合ってくる大人げない大人の方が、一緒に居て居心地が良かったのだと思う。伯母の元に預けられるも、伯母が大人として当然のことを色々しようとしてくるのが、アディにとっては面白くなかったはずだ。だから再びモーゼの元に戻ったんじゃないだろうか。

 温かく笑える良い映画だった。

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根岸 圭一

4.5親子の道は続いていく

2025年4月9日
Androidアプリから投稿
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タカヒロ

4.5偽物の親子でも愛が有れば本物になる

2025年2月26日
スマートフォンから投稿

50年も前の映画だけど
古さを感じさせない名作

本物の親子が演じる
偽物の親子の物語は
チョロい詐欺師の男と
ママを亡くした少女の旅

ふたりの軽快なトークと
生意気な少女が素敵すぎる

ペーパー・ムーンの主題歌は
少女の気持ちを表した歌
しっかり聴けば、きっと
切なさや希望が見えてくるはず

現在では作れない映画
歌も演技も構図も良い。

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星組

5.0映画史に残る級の名作

2025年2月2日
スマートフォンから投稿

名作の声が高いですが、それ以上です。
無駄のないセリフ、超高速のストーリー展開、二人の持ち味を200%生かし切った軽妙洒脱な演出方針、カメラワークも秀逸でレトロでお洒落な雰囲気です。

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越後屋

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