ペーパー・ムーン

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

母親を亡くした少女と詐欺師の男が織り成す旅を、ライアン・オニールとテイタム・オニールの父娘共演で描いたロードムービー。ジョー・デビッド・ブラウンの小説を原作に、「ラスト・ショー」のピーター・ボグダノビッチ監督がメガホンをとった。1930年代のアメリカ中西部。聖書を売りつけて小金を稼いでいる詐欺師モーゼは、交通事故で亡くなった知人女性の娘アディを、遠く離れた親戚の家まで送り届けるよう依頼される。嫌々ながらも引き受けるモーゼだったが、大人顔負けに賢いアディはいつしか彼の詐欺の片棒を担ぐようになり、2人は父娘のような絆で結ばれていく。1974年・第46回アカデミー賞でテイタム・オニールが史上最年少で助演女優賞に輝いた。

1973年製作/102分/アメリカ
原題:Paper Moon
配給:パラマウント映画=CIC

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第31回 ゴールデングローブ賞(1974年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ライアン・オニール
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) テイタム・オニール
最優秀助演女優賞 マデリーン・カーン
最優秀監督賞 ピーター・ボグダノビッチ
詳細情報を表示

U-NEXTで関連作を観る

映画見放題作品数 NO.1(※)! まずは31日無料トライアル

GEM Partners調べ/2022年9月|Powered By U-NEXT

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1

写真:Collection Christophel/アフロ

映画レビュー

4.5アメリカ大恐慌時代の詐欺師の楽しい映画

2022年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

今日は、『怒りの葡萄』を観てから、この映画『ペーパー・ムーン』を観た。
両方とも1930年代のアメリカ、大恐慌時代を背景にアメリカ中西部を描いた映画であり、本作のピーター・ボグダノヴィッチ監督はジョン・フォード監督を尊敬していたため、この映画でライアン・オニールが運転する車は「『怒りの葡萄』の農民一家のトラック」とすれ違う場面がある。
それを確認したかったので、本日、この2作を続けて観た。…ヒマ人である(笑)

この『ペーパー・ムーン』の初見は学生時代(1979年8月)の銀座ロキシー(2本立て)、43年ぶりに鑑賞。
久しぶりに観て、「こんなに面白い映画だったっけ?」と思える楽しさだった。
多分、初めて観た時には、「なんで9歳の少女がタバコを吸うんだ?」というのを結構気にしてしまったので、気が散っていたかも知れない。
今回は、「大昔の話だし、そんなもんかな?」と観る前から思っていたので、物語に集中できた気がするのと、カメラワークの見事さに驚いた!

本作は、大恐慌時代のアメリカで、詐欺師(ライアン・オニール)が聖書を売りつけているが、みなしごの9歳の少女(テイタム・オニール)を親戚の家(ミズーリ州)まで届けることになる。
その道中、詐欺をしながら、さまざまなことが起きる楽しいエピソードが描かれ、観終わると心温まるような気持ちになる物語。

ニューヨークの大西洋に面した大きな遊園地コニー・アイランドは、ダグラス・サーク監督の『悲しみは空の彼方に』でも映されていたが、コニー・アイランドの名物はホットドッグ。
この『ペーバー・ムーン』では食堂でライアン・オニールがテイタム・オニールに「コニーアイランドを食べるか?」と言って注文するが、テイタムがなかなか食べないので「コニーアイランドを食べろよ」というセリフを5~6回繰り返す。これが耳に残る(笑)
(※)日本語字幕は「ホットドッグ、食べろよ」との記載。

この映画で、テイタム・オニールは機転をきかせた少女を見事に演じて、アカデミー助演女優賞を獲得。それだけの価値はある。

ライアン&テイタム親子の姿が微笑ましい映画であり、傑作!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たいちぃ

4.5詐欺師の親子の旅物語(ロードムービ-)

2022年3月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

1930年代、禁酒法施行下のアメリカが舞台のモノクロ映画。

オンボロ車に乗りながら運転席には聖書を売りながら詐欺師の男と(ライアン.オニール)
、知人の娘。むっつり顔の9才の女の子(テータイム.オニール)
を乗せて、たびが始まる。車からは1930年代のラジオの番組。流行歌や黒人ジャズが流れている。

良き時代のアメリカの風景が、走る自動車の窓から見えてくる。

何とも粋な映画だろう。この映画の楽しさはなんと言っても実の親子でもある、詐欺師の親子の絶妙な掛け合いだ。詐欺師と言っても、どこかユーモラスでおっちょこちょい。詐欺師でも悪意が感じられない。そしてなんと言っても、テータイム.オニールの賢くウィットにとんだやりとり。
9才の女の子の機転の利く助けで、売れなかった聖書が次々と売れる。

女の子にせがまれて、夜の遊園地の中で、ペーパームーン(紙のお月様のモニュメント)に座り写真を撮る二人。

いつもはむっつり顔の女の子が、この時ばかりは頭にリボンを付けておすまし顔。

ロマンチックでモダンなロードムービ-。

叔母さんのところまで、届けるつもりの出会いだったが…いつしか、本当の親子のような愛情が芽生え。

作り物の紙の月様が、本物のお月様に変わるとき。

映画を観るものに、優しい気持ちにしてくれる、1970代の名作映画。

これぞ、アメリカ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
かつみ

4.0【テータム・オニールのツンと澄ました表情の中の、寂しげな瞳にヤラレタ作品。その後の、実父ライアン・オニールとの関係性が滲み出ている作品でもある。】

2021年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

笑える

知的

幸せ

ー 内容は、巷間に流布しているので割愛。
  但し、テータム・オニールのツンと澄ました表情と寂しげな瞳と聡明な姿が印象的な作品。
  自分を娘と認めない詐欺師の男モーゼを演じた実父、ライアン・オニールとの、その後の関係性を考えると、ラストシーンなど、複雑な気持ちになってしまう作品。-

・テータム・オニールに小学生の時に夢中になったのは、「頑張れ、ベアーズ!」を見たからである。男の子のようなショートヘア―で、おしゃまな彼女が、弱小チームのエースとして活躍する姿にヤラレタのである。

・その後、今作を観て、初見の時には相変わらずの眩しそうな眼と、滅多に笑わない表情。だが、聡明さ溢れる少女を好演していて、これは最年少オスカーを獲ったのは、良く分かるなあ・・、と思ったモノである。

・だが、彼女は「頑張れ、ベアーズ!」以降、目立った作品は無く、女優活動を続けていたが、後年知った、父ライアン・オニールの駄目父振りを知った時には、ショックであった。

・更に、マッケンローと結婚したと知った時には”大丈夫か?”と思ってしまった事を覚えている。
ー 大丈夫ではなかった・・。-

<天才子役は大成しないというジンクスは、彼女の芸能生活から起きてしまったと思う。
 けれど、それは彼女自身のせいではなく、彼女を本来であれば守るべき父が、障壁になっていたと言う事実を知った時には、暗澹たる気持ちになってしまった。
 救いは、現在の彼女が幸せそうに見える事である。
 この作品を最初に観た際には、流石、テータム・オニールだなあ、と思いながら観たのだが、その後色々な雑音を知ってしまい、三度目の鑑賞の際には複雑な気持ちになってしまった作品でもある。
 けれど、作品自体はテータム・オニールの魅力爆発の、素敵なコメディ映画であるので、未見の方には「頑張れ、ベアーズ!」と併せて、是非、観賞して頂きたい作品である。>

コメントする 1件)
共感した! 5件)
NOBU

4.5値千金のラスト

2021年7月21日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
ジョニーデブ
すべての映画レビューを見る(全34件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る