冬物語(1991)

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冬物語(1991)

解説

巨匠エリック・ロメールによる「四季の物語」シリーズの第2作で、運命に翻弄されながらも本物の愛を探し求める女性を描いた人間ドラマ。フェリシーは旅先で出会った男性シャルルと運命的な恋に落ちるが、別れ際に彼に教えた自宅の住所が間違っていたことに気づく。5年後の冬、フェリシーは既婚者の恋人マクサンスが経営する美容院で働きながら、シャルルとの娘エリーズを育てていた。彼女には図書館員ロイックというもう1人の恋人もいたが、実は今でもシャルルのことを忘れられずにいる。ある日フェリシーはマクサンスから、妻と別れて再出発するから一緒に来てほしいと言われる。

1991年製作/114分/フランス
原題:Conte d'hiver
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
劇場公開日:2022年5月13日

その他の公開日:1992年12月19日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1991 Les Films du Losange

映画レビュー

4.5こりゃすごいわ…

2022年8月22日
iPhoneアプリから投稿

映画ってこういうことだよね、と改めて実感。

最近、カール・テオドア・ドライヤーを観た後だったので、
また信仰の話か…と思ってしまったのだが、
こんなにもその重要性に気づくことになるとは。

自分は宗教や信仰とは無関係だと思っていた彼女が
シェイクスピアの「冬物語」を観劇して、
信仰とは何たるやを気付かされた彼女は、
彼を信じて待ち望むようになる。
そうだよな。
と思わざるを得ない、展開。凄い。

色々気になるところはありつつも、
やっぱりすごいとしか言いようがない映画でした。

ファーストシーンと
ラストの10分間は、本当に何度でも見返したいです。

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JYARI

3.5二十歳そこそこのフェリシー(シャルロット・ヴェリ)、夏の海のバカン...

2022年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 2件)
りゃんひさ

5.0ああなんと美しい。素晴らしい!後半泣きっぱなし。ロメール素晴らしい...

2022年6月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ああなんと美しい。素晴らしい!後半泣きっぱなし。ロメール素晴らしい!素晴らしい!

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共感した! 2件)
kazuyuki chatani

4.030年ぶりの追体験。

2022年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 誰もが考えそうなことですが、SNS全盛の今だと到底想定し難い悲劇的運命。それを背負いながらもしなやかに与えられた場所で生きるフェリシー。ストリートスマートな彼女が実体験を通じて得た言葉の方が、ブックスマートのロイックが紡ぎ出す受け売りの哲学的知見よりも本質を突き、感動すら覚えることが白眉だった。
 運命の再会も彼女に言わせれば、「祈ったからかなった」みたいな単純な図式ではない。一見浅はかな行動に見えようが、自分を生きる、ということにブレない女性がハッピーエンドに終わって見ていて気持ちよかった!
 何れにしても今日まで無事にシングルマザーをやってこれたのも、バランス感覚に優れた実家のお母さんのおかげかな。
 余談ですが、昼間の回、結構人が入っていて全員おひとりさま!だったのが印象的だった。

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Kumiko21

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