ファイティング・キッズ

劇場公開日:

解説

ブラック、ホワイト、ヒスパニック、エイジア 。異なる肌の少年たちが織り成す、ボクシングの青春ドラマ。監督は「殺しのナイフ ジャック・ザ・リッパー」など、これが3作目になるローディ・ヘリントン。製作は、コロンビア映画の会長を2度も務めた辣腕フランク・プライスと「モブスターズ 青春の群像」のスティーヴ・ロス。撮影は「羊たちの沈黙」の名手タク・フジモト。音楽は「ターミネーター2」のブラッド・フィーデル。さらに、スタント・コーディネーター兼ファイティング・コレオグラファーとして、「ロッキー」「レイジング・ブル」を手掛けた第一人者ジム・ニッカーソンが加わった。

1992年製作/101分/アメリカ
原題または英題:Gladiator
配給:コロンビア=トライスター
劇場公開日:1993年1月23日

ストーリー

シカゴ。黒人だらけの高校に、白人のトミー・ライリー(ジェームズ・マーシャル)が転校して来た。学校にはいくつかのグループがあり、ショートカット(ランス・スローター)のグループは、新参者であるトミーに対していやがらせを始めた。しかし、トミーはまったく動じない。そんな彼にクラスメートのドーン(カーラ・ブオノ)とロマーノ(ジョン・セダ)は好意を示す。また、別のグループのリンカーン(キューバ・グッディング・ジュニア)たちもトミーを救ってくれるのだった。ある日、学校の帰り道で、トミーは借金取りに待ち伏せされる。トミーの父ジョン(ジョン・ハード)がバクチで負けたのだった。ジョンは姿を隠していて、借金だけが雪だるま式に膨らんでいた。借金を返すため、トミーは皿洗いの仕事を始めるが、それがショートカットの手下に見つかって喧嘩になる。そこへボクシングのプロモーター、ジャック(ロバート・ロッジア)が通りかかり、トミーにボクシングを勧めるのだった。闇の賭けボクシングの世界に入ったトミーはそこで顔役プロモーターのホーン(ブライアン・デネヒー)に出会う。ホーンはトミーの強さにほれ込み、自分の傘下へ入るように申し入れる。そこにはリンカーンやショートカット、ロマーノなども入っていた。ロマーノはショートカットと対戦したときに瀕死の状態でKOされる。意識の戻る気配のないロマーノの姿を見て、トミーは復讐戦を挑み、見事、ショートカットを倒した。その夜、トミーは愛するドーンと結ばれるが、幸せもつかの間、今度はリンカーンが突然倒れた。視野狭窄症に陥ったリンカーンをホーンはトミーと対戦させようとしていた。ホーンは少年たちを古代の剣闘士さながら、飼い殺しにしようとしていたのだ。試合の当日、ホーンの目論みに反して、2人の戦いは白熱しなかった。さらに、途中でリンカーンが試合を拒否したのでホーンはリンカーンをリング場外へ投げ飛ばしてしまう。トミーは、それ見て激怒し、ホーンを相手に素手で戦うことを決意する。賭けるものは、トミーが抱えている借金の総額とトミー自身だった。ホーンが勝てば、トミーはホーンの下でこれからも戦い続けなければならなかった。しかし、トミーは見事、ホーンに勝ち、リンカーンと堅い握手を交わすのだった。

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