バック・トゥ・ザ・フューチャーのレビュー・感想・評価
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何度も見てきた そしてこれからも何度だって見たい名作
小学生の頃、地元の映画館は現在のシネコンの醸し出す小綺麗な空間とは程遠く、大人たちは自席で普通にタバコをくゆらせながら映画鑑賞が許されていた時代である。とにもかくにも、スクリーンに釘付けになった。何もかもが知らない世界で、クラクラきた記憶しかない。カルバン・クラインというブランド名も、この時に初めて知った(正確にはうろ覚えで後のCKフィーバーで思い出す)。テレビの再放送も、VHSでのレンタルも、リバイバル上映も、何度となく見てきたが、やはり最終的には今一度、劇場で見るというところに立ち返るのかもしれないですね。
Lethal Dose of American Culture
I've been away from the US for so long, after watching this movie for the first time in maybe over 20 years, I was surprised to see how much of American memorabilia this movie served me. The interior of the McFly house reminds me of so many American homes, and McFly's dad is just like my uncle. The position of the black characters in the film is relevant to recent news. A silly movie but fun.
電気があればなんでもできる
こんなに面白い作品だと知らなかった。
劇団四季の日本初回公演に備えて鑑賞。
年齢を超えた科学者ドクと高校生マーティンの友達関係が、タイムスリップ実験を実現させる。
1985では、タイムスリップにはプルトニウムが必要で、リビアの過激派テロリストからなぜかプルトニウムをくすねてきて使っているドク。タイムスリップマシンデロリアンは時速140kmを超えると時空を越えられる。
1955年にマーティンがタイムスリップしてみると、マーティンの家族は30年後に刑務所に入る事になる叔父が産まれたて赤ちゃんの状態。気弱な性格の父ジョージではなく、母ロレインがタイムスリップしてきた息子マーティンを好きになりそうになるため、ロレインがジョージと結ばれて無事に自分が産まれるよう画策するマーティン。
一方ドクは、1955年にはまだタイムスリップに必要な1.21ジゴワットの電力を確保する仕組みがなく、1985にもあった時計台を使い、天候を操り、雷の電力をデロリアンに繋いでなんとかマーティンを1985年に戻そうとする。
悪役ビフタネンが、もう、ずーっと嫌なやつ。
1955年には、母ロレインに執拗に寄ってくるガストンのようなキャラでパーティーの夜にはレイプまでしようもするし、
1985年には父ジョージを成人してからもいじめて巻き上げに来る。
マーティンマクフライ家にとっては因縁の相手だ。
こんなのが、パート2でカジノ王になり、トランプが着想の元だなんて。
このビフタネンを1955で見事に、ジョージがロレインを守るために立ち上がり、やっつける!
1985に戻ると、ジョージはロレインと仲良く成功していて、ビフタネンはジョージの家に就く洗車係。
マーティンには1985年に戻ってきても、可愛い彼女ジェニファーがいる。
スケボーに乗り、遅刻を繰り返すマーティンだが、近所の友達ドクの発明で時空を超えてみて、先祖の過去があり、父にも母にも若い頃があり、先祖の選択の繰り返しで今の自分があることを知った。
最高のエンディングと思いきや、未来を見てきたよ!マーティンとジェニファーの子供が大変だ!未来に行って助けよう!とドク登場。
いやいやさっき1955年から戻ってきてデロリアンを戻したばかりなのに、ドクはいつの間に未来に行ったの?!いや、そのドクは未来から来ている!未来のデロリアンはゴミからエネルギーを蓄え時空を越えられる!さぁ2015年へ!となるラスト。
1955では奴隷の名残を感じさせられる黒人皿洗いスタッフが、1985では市長選に立候補しているし、1955では俳優だったロナルドレーガンが、1985では大統領になっている。
人生自分次第とも、人生各々の選択の掛け合わせ次第とも言える作品だが、時空を越えて過去や未来を変えてしまうと起こるタイムパラドックスの危険性を何度も警告するドクが、気軽にタイムスリップするようになっている変化に驚く。
マーティンは17歳の気持ちでタイムスリップしているが、ドクは1955当時のドクと1985当時のドクで人物の時点が違うのに、ずっと発明に取り憑かれて、警戒心は強いのにマーティンとはすぐに打ち解ける。
わからないことを馬鹿にしたり拒否する人々からはとことん変わり者扱いされそうなドクだが、どんな時もマーティンの無事のために力を尽くしていて、男気がすごい。エメットブラウン博士を演じたクリストファーロイドが今もご健在で嬉しい。
若い頃にこのような作品に出会ったら、未来はいくらでも変えられると心に刻まれて、一生イキイキ過ごせそう。
元気があればなんでもできる!
いや、電気があれば!
為せば成る
ザ・80年代!!SFタイムトラベルの金字塔。
【金曜ロードショー新吹き替え版】にて。
マーティ・マクフライ:宮野真守
エメット・ブラウン博士(ドク):山寺宏一
ジョージ・マクフライ:森川智之
ロレイン:沢城みゆき
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ロバート・ゼメキス監督によるタイムトラベルSFの金字塔。
変人発明家ブラウン博士(通称:ドク)がデロリアン・DMC-12型を改造して発明したタイムマシンにより、30年前の世界にタイムスリップしてしまった主人公マーティは、過去のドクに協力を仰ぎつつ、自らが変えてしまった運命の歯車を戻すべく奔走する事になる。
2007年、アメリカ国立フィルム登録簿に登録。
恥ずかしながら、私はシリーズ初鑑賞。あまりにも有名な作品故、その後映画に限らずマンガ・アニメ等さまざまな作品でパロディ、オマージュされてきただけあって、本作の大筋も大体知ってしまっていたから。
しかし、「原点にして頂点」とは、まさにこの作品の為にあるような言葉。序盤から張られる数々の伏線と回収の鮮やかさ、脚本の完成度の高さに驚愕した。
特に、ストーリーを支える柱の数の多さと強固さ、それらが互いを邪魔せずに存在しているというバランス感覚が素晴らしい。
“両親を結びつける”
“未来に帰る”
“ドクを救う”
と、最後まで脚本の推進力が失われないのだ。
ドクが変人発明家である事を、ドクの姿を直接見せずに展開していくオープニングから既に秀逸。時間通りにセットされた、自分と愛犬アインシュタインの朝食プログラムも、ポットをセットし忘れてダダ漏れのお湯、連日焼かれて黒焦げの食パン、山盛りになったドッグフードとゴミ箱の中に積もった空き缶と、コレだけでこれから面白い事が始まると期待を煽られる。
また、脚本の完成度の高さの中でも、特段目を引いたのは「省略の上手さ」だ。
高校の文化祭バンドの審査会、タイムスリップしてからの農家の人々とのやり取り、ダイナーで偶然昔の父と出会うetc.
凡庸な脚本では、情けないマーティの姿や混乱する農家の人々との行き違う台詞のやり取り等、見ていて恥ずかしくなったり、まだるっこしくなりがちな部分を極限まで切り捨てて、テンポ良く展開してくれるので、ストレス無く観られる。こうした、観客にストレスを与えないサービス精神は、実はかなり難易度が高い。
マーティの何気ない行動の数々が、次第に運命の歯車を狂わせていく様子のテンポの良さ、「一難去ってまた一難」の連続に、最後までハラハラとさせられる。ラストで無事現代に帰って来られたと思ったら、自身の行動が歴史を変えてしまった事に気付いて戸惑う。貧乏で冴えなかったはずの家と家族は、裕福な家庭と綺麗な服に身を包んでいるし、ガキ大将のまま中年になっていたビフは召使い。一見すると、主人公の生活が良い方向にシフトしたのだから立派なハッピーエンドなのだが、未来に向かったドクの帰還によって更なる展開へ突入し“次回へ続く”。ヒキの上手さも素晴らしい。
個人的に好きなのが、現代では刑務所に居る叔父さんが、過去の赤ん坊時代にはサークルの中に居るというジョーク。マーティの身に付けるカルバン・クラインの下着ネタも、ブランド力とネットが普及した現代ならではの笑いがあった。
何度観たって新鮮な映画。
文句なしNo.1
何度も見てるけど久々に鑑賞
やっぱさ、名作すぎて見るたびに新鮮というか飽きがないよね
映像も今見ると古さは否めないのに内容は古臭くないんだよね
20代の嫁と一緒に見たのにすごく笑ってて
作品の面白さは古さに関係ないんだね自分の好きな作品が若い子に評価されるのはとても嬉しい。
今見て気づくのはやはり登場人物がシンプルでわかりやすいよね
パパもママも個性的、1番個性的なのはドク、ドクとの友情とか若ドクの必死に未来に戻してあげたいって気持ちには感動してしまった
見る年齢によっても毎回視点が変わってくるわ
全てのセンスが抜群で素晴らしいね特に
ユーモアのセンスもとてもよくて
特にオリの中ネタは爆笑した
古臭くなくて万人が笑ってしまうネタがたくさんある
内容にも無駄がないのであっというまに時間がすぎた
この映画がキッカケでタイムリープ物好きになってる部分もあるので文句なしに俺は映画の中で1番好きです
なんかもう、凄すぎて
思いっきり50's(フィフティーズ)体験!
2025年、まずは、明るい映画がいいかなって事で、この作品を選びました。
最初から最後までハラハラドキドキ、面白さが止まらない!万人に愛される後世に残る名作ですよね。
もちろん、映画館で観た時には大興奮!その後もビデオをレンタルしたり、テレビ放映で見たり・・・何回見たかも分かりませんが、そのたびに楽しませてもらえる映画です。
今更、内容をどうこう言う必要のないくらい超メジャーな一本。SF作品にアメリカの古き良き時代オールデイズを取り入れたエンターテイメントムービー。
タイムマシーンで過去に行って、両親の馴れ初めに関わるなんて、奇想天外な話。ホンっと斬新ですよね。
ただ、公開当時の自分(20代)の両親の青春時代の話なんて、日本じゃ到底作品にならなかったんじゃないかと思いますが、平成生まれが昭和の学生生活を体験するなんてのは、案外面白そうな気がします。
さて、話は変わりますが、自分は新婚旅行でハリウッドのユニバーサル・スタジオへ行きました。ちょうどその頃、火事の直後で、あの時計台も改修中だったということもあり、この作品には印象深い想いもあります。
そう言えば、本作品のアトラクション、昔はUSJにもあったのに・・・
ところで、本作品ですが、何しろテンポも良くて、あれよあれよと言う間に話が進んでエンディングになっちゃいました。
あれ、あのシーンがないっていうモヤモヤは、どうやらパートⅡと記憶が混同しているようです。
輪廻の蛇
映画字幕翻訳者の戸田奈津子さんのトーク付きイベント上映で久々の鑑賞。もちろん字幕の担当は戸田さんなのだが、彼女自身が長いキャリアの中からこの映画を選んだのか、企画側の選択なのかはわからなかった。
1985→1955という近過去への時間旅行をテーマに、よく練られた脚本と散りばめられた小ネタで楽しませてくれる。ただ、物語の中心となるサスペンスを構成する“両親の出会いがないと主人公が消える”という命題は、主人公が消えれば時間旅行で過去へ行くこともなくなり、両親の出会いを妨げることもなく、元どおり主人公は生まれ…という典型的なタイム・パラドックスに陥るけど、そのへんは看過されている。
この映画で一番好きなのは、1955年のパーティーのステージに飛び入り参加したマーティ・マクフライが「ジョニー・B.グッド」を演奏するシーン。激アツのパフォーマンスだ。バンドメンバーがチャック・ベリーに電話して教えてやり、これだと実はマーティが作ったみたいな話になってしまうが、マーティはチャック・ベリーの曲として知っていたわけで、因果律が破綻する。
劇中1955年当時二流の西部劇役者に過ぎなかったロナルド・レーガンが30年後アメリカ大統領になっているとマーティが言うと、ドクがそんな馬鹿なというリアクションをするシーンがあるが、80年代不動産王と言われていたドナルド・トランプをモデルに悪役ビフ・タネンを造形した脚本家のボブ・ゲイルも、まさか30年後そのトランプが大統領になるとは思ってもみなかっただろう。
トップオブザムービー
10月26日は「タイムマシンの実験の日」!!これにちなんだ再上映! 初上映から39年! ゴキゲンなノリで伏線映画のマスターピースとなった今再鑑賞!
人気シリーズは、ここから始まった!
当初は1作で終わる予定だったとか。
タイムトラベルに、コメディ、青春ものの要素を加味した軽いノリで楽しい作品。
しかし、SF的要素は結構凝っていて、またCGが普及していない時代のSFX(特撮)映像が素晴らしく、マニアにも大人気。
多くの伏線とその回収が超見事な「伏線映画」としても有名。
写真の自分が、下から消えていくのは確かに変ですがわかりやすい!
チャック・ベリーの曲のエピソードなど、話としてめちゃくちゃよくできてます。
改めて、話が良くできてることに感心、リー・トンプソンのうっとりした表情もまたイイ。
MJフォックスの当たり役、結構な年での高校生役マーティーと、ドク役クリストファー・ロイドの掛け合いも可笑しい。
「なんでタイムマシンがスーパーカーなの?」「だってカッコイイほうがいいじゃん」というノリが最高。
「ガルウィング」がかっこいい車「デロリアン」を知ったのもこの映画。
・・・というかほかでは一切見ませんが。
主題歌「パワー・オブ・ラヴ」は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、懐かしい!
音楽アラン・シルヴェストリの、これぞハリウッド映画というスケールの大きなテーマ曲も素晴らしい!
エンディングも完璧!
そして、PART2へつづく。>>>
ツッコミどころまでが、脚本・演出の大傑作!
老若男女誰でも楽しめるのではないかなあ。
意外に稀有な映画。
面白いけれど、ワンシーンだけ子どもに見せたくないものが入っているとかが多いのに。
当たり障りなく作られているのだけれど、それだけに今一つ面白みに欠けるとかが多いのに。
「歴史を変えてはいかん!」と言いながら。あれれ(笑)。
ママ、現代で言っていたことと、若い頃が違うよ(笑)。
若いパパがやっていたこと…覗き?
あの場面、感電しないの?
プルトニウムの扱い。リビアのテロリストの扱い。あんなでいいの?
冒頭のドッグフードはちょっとげんなりしたが、ドクの雑さ加減・変人ぶりを一目で印象付けてくれ、これから何が始まるかという導入へと。
絶対に、突っ込まれること想定と言うか、突っ込まれるためにあんなエピソードをまき散らしているのだろう。作戦勝ち。
そんなまき散らされたギャグネタが、軽いタッチのフォックス氏の演技、ちょっと大げさなのだが、なぜか虜にされてしまうロイド氏の演技。それに加え、真面目に演技しているのに、笑いを誘うトンプソンさん・グローバー氏・ウィルソン氏達の演技がかみ合って、すばらしいアンサンブルとなっている。
そこに、シーンを盛り上げる軽快な音楽。
デロリアンを巡る映像の格好良さ。
一時期、お蔵入りになりそうだったと言うのが信じられないくらい。お蔵入りしそうになったからこそ練りに練られたのかな?
タイムマシーンができた!過去へ飛んだ。でも、元居た自分の世界=未来に戻れるのか?
それだけでもハラハラドキドキするのに、
そこに家族ネタや
友情ネタを絡ませる。
わずか数日の出来事にしてテンポよく見せる。
こういう新技術ネタにありがちの、その新技術を狙う悪党などは入れずにサクサク進む。
ラストは二転三転。そう来るか。
いじめっ子の顛末も、それまでの横暴ぶりがひどすぎるのでスカッとする。
小気味の良い映画です。
追記:
ドクのイメージの原型って『メトロポリス(1926)』のロートワング?
でも、不気味さではロートワングの勝!
虜になる度はドクの勝!
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