摩天楼はバラ色に
劇場公開日:1987年6月20日
解説
実業界での成功を夢見る若者がまんまと大企業のトップに躍り出る姿を描く。製作・監督は「フットルース」のハーバート・ロス、エグゼクティヴ・プロデューサーはデイヴィッド・チャスマン、脚本はジム・キャッシュ、ジャック・エップス・ジュニア、A・J・キャロザーズ、ストーリーはA・J・キャロザーズ、撮影はカルロ・ディ・パルマ、音楽はデイヴィッド・フォスターが担当。出演はマイケル・J・フォックス、へレン・スレイターほか。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は菊地浩司。カラー、ビスタサイズ。1986年作品。
1986年製作/111分/アメリカ
原題または英題:The Secret of My Success
配給:ユニヴァーサル=UIP
劇場公開日:1987年6月20日
ストーリー
現代のメトロボリス、ニューヨーク。実業界での成功を夢見て田舎からやって来た若者ブラントリー(マイケル・J・フォックス)は、まず、自分の手で仕事探しに掛かった。彼の親戚に当たる人物を頼って、27の関連会社をもつ巨大コングロマリット、ペンロープ・コーポレーションに足を踏み入れる彼。フォスターの熱意に押されて、叔父で社長のプレスコット(リチャード・ジョーダン)は、彼にメイル・ボーイの仕事を与えた。ホワイト・カラーの連中にいち早く情報を伝える仕事を利用して、彼は、会社の状況をつかんだ。彼には、以前から気に掛かっている女性がいた。重役会議にも必ず参加するほどの有能な女性だ。その彼女クリスティ(ヘレン・スレイター)に接近しようとしたフォスターは、機会があるごとに彼女に声を掛けていた。ひょんなことから、社長の妻で、不在がちの夫に欲求不満のベラ(マーガレット・ウィットン)に気に入られることになったフォスター。彼は、ペンロープ社が余りに大企業になったために、各担当が、電話1本で命令して書類返送確認するという伝達用法を用いていることを知る。彼は巧みに空室になった重役室に入り込み重役になりすまし、仕事をはじめた。その頃、ペンロープ社の株の買い占めを巡って極秘にのっとりが計画されているという噂がながれて、重役会議は大わらわ。プレスコットは、最近頭角を現してきた、フォスターが装っているウィットフィールドを敵のスパイと目を付け、彼の愛人であるクリスティに探りを入れさせた。それがきっかけで急速に接近する2人。2人はペンロープ社を救うべく会議に乗り込んだ。フォスターは、週末に招待されたパーティで紹介された大企業の大物たちの力をかりて、見事にペンロープ社の株の51%を買い戻しに成功。ベラを会長に据えて、プレスコットをくびにして晴れて、マンハッタンでバラ色の成功を手に入れるのだった。(ユニヴァーサル映画=UIP配給*1時間50分)
スタッフ・キャスト
- 監督
- ハーバート・ロス
- 脚本
- ジム・キャッシュ
- ジャック・エップス・Jr.
- A・J・カローザーズ
- 原案
- A・J・カローザーズ
- 製作総指揮
- デイヴィッド・チャスマン
- 製作
- ハーバート・ロス
- 撮影
- カルロ・ディ・パルマ
- 美術
- Edward Pdison
- 音楽
- デビッド・フォスター
- 字幕
- 菊地浩司
受賞歴
第45回 ゴールデングローブ賞(1988年)
ノミネート
最優秀主題歌賞 |
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