ドラグネット 正義一直線

劇場公開日:

解説

ロサンゼルスの殺人課の凸凹刑事コンビが犯罪教団に立ち向かう姿を描くロマンティック・コメディ。アメリカの同名の人気ラジオドラマをコメディに映画化したもので、製作はデイヴィッド・パーミュット。監督はジョゼフ・L・マンキウィッツの息子でこの作品が監督デヴューのトム・マンキーウィッツ。主演のダン・エイクロイド。この2人とアラン・ツァイベルが共同で脚本を担当。撮影はマシュー・F・レオネッティ、音楽はアイラ・ニューボーン。出演はほかにトム・ハンクス、クリストファー・プラマーほか。

1987年製作/アメリカ
原題または英題:Dragnet
配給:ユニヴァーサル=UIP
劇場公開日:1988年5月14日

ストーリー

ロサンゼルス市警のフライデー刑事(ダン・エイクロイド)は、現代では珍しい伝統と格式を重んじる勤勉タイプ。そんな彼に新しいパートナーとしてついたのは、権威や体制に反感を抱く若くて軽いノリのぺップ刑事(トム・ハンクス)。水と油というくらい性格もタイプも違う2人が捜査を命じられたのは、連続強盗のペガン事件であった。事件の現場には必ず“ペガン”のカードが残されているのだ。捜査開始早々から車の速度のことで喧嘩する2人が最初に立ち寄ったのは動物園。そこでは大蛇とコウモリが盗まれ、ライオンのたて髪がモヒカンに刈られていた。続いて2人は月刊ベイトのオーナーでポルノ王のシーザー(ダブニー・コールマン)邸を訪ねる。ペガン教団の声明文を掲載しなかったために、雑誌がそっくり盗まれたのだ。その帰り、今度は2人の車が食事中に盗難にあう。さらには貨車操作場のタンク車から有毒薬品が、アパートの大家からウエディングドレスが盗まれる。これらも全てペガン教団の仕業であった。2人はドレスを盗んだ犯人で、またシーザーの運転手でもあったマッズ(ジャック・オハローラン)を捕え今夜ペガンの秘密集会があることを聞き出す。パンク真っ青の変装をして2人は集会場へ潜入、そこでは山羊の仮面をかぶった司祭が処女を神に捧げるといういけにえの儀式が行なわれようとしており、盗難品はそのために使われていた。2人の刑事は犠牲になろうとしていたコニー(アレクサンドラ・ポール)を救うが、その際コニーは司祭の仮面を剥がす。実は彼こそ表では世の腐敗をなげく全米道徳復興協会会長として正義をふりかざしていたジョナサン医師(クリストファー・プラマー)だった。コニーを誘い、祖母のマンディ(レンカ・ピーターソン)、強引にやってきたペップらと食事に来ていたフライデーは同じレストランでジョナサンを見つけ逮捕するが、同席していた公安委員のジェーン(エリザベス・アシュレー)とガノン刑事部長(ハリー・モーガン)に、証拠がないことを理由に逆にとがめられ、身分証明書とピストルを没収される。翌朝、いつも迎えに来るフライデーが姿を見せないのでペップは心配する。フライデーはコニーとともに、監禁されていたのだ。ジョナサンは、ジェーンを利用し、シーザーと市長を前に奪った毒ガスで殺す計画をたてていた。そうとは知らずにシーザーの家では、市長も集まってパーティが開かれていた。だがその計画を見事に阻止したのが、ペップと、彼によって救出されたフライデーだった。ペガン教団は到着した警察によって一網打尽となる。だがジョナサンはコニーを人質にまんまと飛行機で脱出する。しかし最後はフライデーがジェット機で追いかけ捕まえ一件落着。フライデーとコニーは結ばれ、またペップとの凸凹コンビも続くのであった。

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