トータル・リコール(1990)

劇場公開日:

トータル・リコール(1990)

解説

フィリップ・K・ディックの短編小説「追憶売ります」をもとに、ポール・バーホーベン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で描いたSFアクション大作。西暦2084年、地球の植民地となっていた火星では、エネルギー鉱山の採掘を仕切るコーヘイゲンとそれに対抗する反乱分子の小競り合いが続いていた。一方、地球に暮らす肉体労働者のダニエル・クエイドは、毎晩行ったこともない火星の夢を見てうなされていた。夢が気になるクエイドは「火星旅行の記憶を売る」というリコール社のサービスを受けることに。しかし、それをきっかけに今の自分の記憶が植えつけられた偽物であり、本当の自分はコーヘイゲンの片腕の諜報員ハウザーだったと知る。クエイドは真相を知るため火星に旅立つが、真実を隠匿するコーヘイゲンに命を狙われ……。1990年製作・公開。30年を経た2020年11月、4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開。

1990年製作/113分/R15+/アメリカ
原題または英題:Total Recall
配給:REGENTS
劇場公開日:2020年11月27日

その他の公開日:1990年12月1日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第14回 日本アカデミー賞(1991年)

ノミネート

外国作品賞  

第63回 アカデミー賞(1991年)

ノミネート

音響賞  
音響効果編集賞  
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(C)1990 STUDIOCANAL

映画レビュー

3.0当時はこれで良かった

2024年12月19日
スマートフォンから投稿

1990年の作品 時代の古さはある SFにサスペンスと スパイものを足したが 技術か予算の影響なのか プラモデル感が消えない A級とは呼べないが その時代の懐かしさ それは十分感じられる。 ※

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星組

4.0【“植え付けられた記憶”ポール・ヴァーホーヴェン御大が「ロボコップ」の大ヒット後、自身の変態性を思いっきり開花させたグロテスクSF。夢物語なのか、現実なのかは見る側に委ねられます。】

2024年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー ご存じの通り、ポール・ヴァーホーヴェン御大は故郷オランダで、ルトガー・ハウアーを一躍スターにした諸作品制作後、アメリカに渡り「ロボコップ」を製作し、大ヒットさせた。   続けて、公開された今作では、ポール・ヴァーホーヴェン御大が持つ変態性が随所で爆発するショッキングシーンが多く、観客を驚かせたそうである。因みにこれはNOBU説である。- ■建築家のダグラス・クエイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、毎晩行ったこともない火星での悪夢に悩まされていた。  思い詰めた彼は、妻ローリー(シャロン・ストーン)が反対する中、人工的に旅の記憶を植え付けるリコール社で「火星で活躍する諜報員」の記憶を移植しようとする。  しかし移植処置の途中、彼に封印されていた記憶が蘇ってしまう。  彼は、実は火星の採掘会社を牛耳っているコーヘイゲン(ロニー・コックス)に反抗したハウザー(アーノルド・シュワルツェネッガー:2役)が記憶を消された人物であり、火星の反乱分子クアトーと共に、50万年前からあったエイリアンが作った動力炉(リアクター)があり、それを起動させることで、火星に空気を作ろうとしていた事が、描かれるのである。 ◆感想 ・今から30年以上も前のSF映画であるが、斬新なシーンが沢山あるし、グロテスクなシーンもテンコ盛りである。 ・例えば、ダグラス・クエイドがハウザーに言われ、鼻の穴の中に入っていた発信装置を取り出すシーンや(イタソーである。)火星に住む人達の異様な姿(特に、印象的なのは3つの乳房を持つ女性である。)、ダグラス・クエイドを執拗に追うリクター(マイケル・アイアンサイド)が、両手首をエレベーターに挟まれ切断されるシーンや、火星の空気なき土地に放り出されたコーヘイゲンの両目が、飛び出すシーンなどは当時、可なりショッキングだったと、資料で読んだ記憶がある。 <だが、ダグラス・クエイドは、火星での恋人メリーナ(レイチェル・ティコティン)と動力炉(リアクター)を起動させ、空気が地中から噴出し、青い空が二人の目の前に広がり、二人はキスを交わすのである・・、と言う所で終わるのだが、これがダグラス・クエイドが“植え付けられた記憶”の中で観た夢なのか、現実なのかは明かされずに終わるのである。  勿論、オプティミストである私の見方は後者である。> ■今作後、ポール・ヴァーホーヴェン御大はシャロン・ストーンを起用した「氷の微笑み」を再び大ヒットさせるが、その後徐々に本来の変態性溢れる作品を作り始めた事は嬉しき限りである。(その代表作がイザペル・ユペール主演の「エル ELLE」である。)  これを、変態の連続性と言うのである。もしくは変態の編隊。

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NOBU

5.0シュワ先輩の決定版

2024年8月27日
PCから投稿

シュワ先輩の作品ではターミネーターに次ぎます。 公開時以来の再見ですが意外にグロテスクなシーンが多いです。 絵の造り方が劇画調でロボコップ風でした。 VFX登場前の特撮は若干陳腐ではありますが、リアリズムはVFX以上です。

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越後屋

3.5原作ディック×監督バーホーベン×主演シュワルツェネッガー

2024年6月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

興奮

そりゃこうなるわ!という。SFの"楽しさ"満点でありつつアクション大作!

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ezio