TOKYO POP

劇場公開日:

解説

若いアメリカ人女性の体験を通して現代の東京の姿を描いてゆく。製作総指揮はジョナサン・オルスバーグ。製作は葛井克亮とジョエル・チューバー、監督・脚本はフラン・ルーベル・クズイ、共同脚本はリン・グロスマン、撮影はジェームズ・ヘイマン、音楽はアラン・ブリューワーが担当。出演はキャリー・ハミルトン、田所豊ほか。

1987年製作/アメリカ
原題または英題:Tokyo Pop
配給:松竹富士
劇場公開日:1988年11月5日

ストーリー

ロックシンガーとして成功を夢見るウェンデイ(キャリー・ハミルトン)は、最近不運続きで、いっこうに芽の出ないニューヨークでの生活に嫌気がさしていた。そんな折、日本に住む友人からの手紙を受け取った彼女は、そこに日本ではアメリカ人のシンガーが人気がある、と書かれているのを見て、一度日本へ行ってみようと考えるのだった。しかし日本に到着してみると、頼りにしていた友人はタイへと旅立った後で、ようやくのことで“ガイジン旅館”なるものへ落ちつくことのできた彼女は、今度は金欠に悩み同宿のアリスの勧めから、ホステスのバイトを始めるが、いっこうに馴染むことができない。折から終電を逃し、屋台のラーメン屋で惨めな思いを抑える彼女は、そこでアメリカンロックに憧れるアマチュアロックバンド“ザ・ビーバップス”のメンバーと出会う。このバンドのリーダーでボーカルのヒロ(田所豊)との、言葉の行き違いからの誤解もあったが、度重なる偶然の出会いやヒロの熱烈なアタックもあり、2人はカップルになる。また他のメンバーの勧めもあり、ウェンディはこのバンドに参加することになった。とたんに彼らは“ガイジンボーカル”として一躍注目を浴び成功を収めるが、ウェンディの心には次第に疑問の思いが影を落としてゆく。これでいいのだろうか、東京は彼女を物珍しい外国人タレントという好奇の目で見るだけで、決して歌を評価しているのではない……。ウェンディはニョーヨークヘ帰る決意をする。“自分の歌を歌うべきよ”というウェンディの言葉に、ヒロは初めて日本語で自作の曲を演奏し、彼女を日本から送り出す。そしてウェンディもまた、自分の歌を歌うためにアメリカヘ帰ってゆくのだった。

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映画レビュー

3.5あの頃の感じ

2024年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

当時、映画館に観に行きました。
当時は、「ああ、外国人からみた日本ってこんな感じなのかなぁ?」って
ちょっとデフォルメしすぎに思えたが、不思議なもので、自分の記憶の中での
あの頃は、こんな感じに変換されている笑。
個人的に田所さん好きだったので、楽しめましたが、やはり、洋画ということで、日本人が
観ると日本の文化や、街並みなどにちょっとツッコミ入れたくなるところはあったけど、外国人の方がみると、その感じがなくて、もっとナチュラルに観ることができるのであろう。
あとサントラ好きでよく聞いていた。

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牛