黄金狂時代
劇場公開日 1925年12月31日

解説
「パリの女性」に続いてチャールズ・チャップリン氏が自作自監督自演した喜劇で、A Dramatic Comedyと銘打ってある。相手女優は「救いを求むる人々」出演のジョージア・ヘール嬢で古い喜劇俳優アムプローズ事マック・スウェイン氏やトム・マレイ氏、マルコム・ウェイト氏等が助演している。大正15年キネマ旬報ベスト・テン外国映画1位。1942年にチャップリン自身による再編集によりサウンド版(73分)が制作されている。
1925年製作/10分/アメリカ
原題:The Gold Rush
配給:ユナイテッド・アーティスツ映画
ストーリー
アラスカの金鉱が発見されて人々が潮の様に金堀に赴いた頃の一挿話である。一人ぼっちのチャーリーは吹雪に遭って小屋に駆け込む。金を掘り当てたビッグ・ジムも避難する。小屋にいたお尋ね者は食物を探しに出て役人に出会い役人2人を殺してジムの金鉱を掘った。吹雪がやんで帰って来たジムお尋ね者に頭を殴られ記憶を失った。お尋ね者は谷底に落ちて自然の裁きを受けた。チャーリーはとある町にとやって来て酒場の踊り子ジョージアに一目惚れをしてしまう。彼はカーティスの小屋の留守番に頼まれた。彼は自分が町中での笑い者にされている事に気付かず、ジョージアは彼に或る好意を持っていると信じ大晦日の晩餐にジョージアとその友達を招く約束をした。しかしジョージアは彼の事を忘れ酒場で騒いでいた。ビッグ・ジムがこの町にさ迷って来て小屋へ連れていってくれれば自分の金山へ行けるといったが気狂いと思った人々は相手にしない。彼はチャーリーに遭って小屋へ連れていってくれと言う。チャーリーはジョージアに再会を一人決めにしてジムを伴って小屋に行った。一夜の嵐は小屋を運んでジムの金山の近くに置いた。千万長者になったジムとチャーリーは帰りの船に乗った。チャーリーは船上でジョージアに邂逅した。悦び。
スタッフ・キャスト
- 監督
- チャールズ・チャップリン
- 原作
- チャールズ・チャップリン
- 撮影
- ローランド・トザロー
- Jack Wilson