小さな恋のメロディのレビュー・感想・評価
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初恋の相手を見に行ってきました。
金魚、リコーダー、爆弾、バレエ、墓場、ミック・ジャガー、チェロ、鞭たたき、トロッコ。トレイシー・ハイドを見ることができる、それだけでいいのです。もちろんビージーズとCSNYも。とにかく冒頭から涙が出てきた。
たしか中学2年くらいの時、トレーシー・ハイドがクラスでも大人気。誰かがピンナップを学校に持ってきて「誰かこのポスターにキスできる奴いるか?」と言ったので、友人がベロを這わせるくらいキスをしていた。「わーい、俺と間接キスした~」と囃し立てていた・・・などと、幼き頃の妄想も大爆発。思えば、ビートルズとローリングストーンズはどっちが好きだ?と尋ねられると、この映画の反動によってビートルズを選んだ気もします。今回久しぶりに、というよりスクリーンでは初めて観た気がするのですが、トレイシー・ハイドはポスターにキスしてないじゃん!と、誤った記憶にピリオドを打つことにしました・・・
ビージーズはやっぱりアコースティックサウンドが好き♪ということで、いまだに『サタデー・ナイト・フィーバー』が嫌いなままです。同じように、アコースティックなアルフィーが好きだという人はヘビメタ風のアルフィーが嫌いなはず!
この作品は思い入れ度合いによって評価が分かれると思うのですが、同時代の若手俳優ということもあったのでしょう。とにかく好きです。好きすぎて、大人になるまで好きになった女の子は、目であったり、唇であったり、髪型であったり、どこかトレイシーに似ていた気がします。
敬虔なクリスチャンの学校ということもあり、ユダヤ教の子は自習してなさいとか、「ヘイジュードを聞かされる」なんて言葉もあり、人種は多様でありながらちょっとだけ宗教差別があったような気がします。まぁ、生徒たちはそれを逆手にとってさぼろうとしてましたが・・・
大人目線で観ても、子供たちにどう教育するのか?特に結婚するってことの理由が「いつも一緒にいたいから」という純粋な気持ちがこの映画によってわかる。あ、純粋さを忘れてたんだなぁ~と。俺は別に結婚しなくてもいいから、一緒にいてくれる人がいればOK!
戻れない私
今でも素敵な色々なシーンが、鮮やかに浮かんできます。
マークレスターのあのふわふわの髪型に
あの顔立ち…はっきり言ってもいい!タイプです
あどけない…可愛いすぎる
何十年後に大人になったマークレスターをテレビで見ました。
『おじさんになったなぁ』
と
おばさんになった私にいわれたくないか…あはは
マークの好きな女の子も、男の友達も顔立ちが濃い、黒髪?な子でしたよね
コテコテの日本人顔の私には憧れだった
どちらにせよ昔の話だけど
この映画は
何回か観ました
もう心が汚れてしまった私
ピュアなあの子供のころには戻れない私だけど
(^^;
例え上書きピュアな気持ちだけど
きっと見れる…それくらい
素敵な映画
現代ならば
その後の二人…2も見たい気にもなるが
妄想族の私
その後は
ふわふわ髪 可愛い顔のまま大人になった(笑)マークで
夢を…見ます
現代人こそ必見の映画!
角川シネマ有楽町で「小さな恋のメロディ」を観る。
中学生のころから、名作映画というものを山ほど観てきたが、この映画はヒットのタイミングがリアルタイムではなかったこと(ちょっと前だった)もあり、イメージ的に甘酸っぱい青春映画(というよりアイドル映画)という感じがして、ずっと観るのを避けていたのだが、今回、「卒業」を観た勢いで、初めて観に行ったが、これが、滂沱の涙😭。。。
元々涙腺が甘いので、結構映画館でもうるうる😢するのだが、この映画は観終わった後、帰りの電車でビージーズの「若葉のころ」を聴きながらうるうるが止まらない。。。
かなりオーバーではあるが、ある意味、空前絶後の映画かもしれない、このまま死ぬまで観に行かなかったら、ものすごい損だったかも、と思ってしまった。
映画としての完成度は必ずしも高くなく、前半部分はややもたもたして整理がうまくないので「やっぱりな~」と思って観ていたが、二人が待合室の中で少し離れて楽器を合奏するころから徐々に引き込まれ、一緒に手をつないで学校を出るところから(トレーシー・ハイド、マーク・レスターも素晴らしいが、やっぱり、ジャック・ワイルド!)、二人から目が離せなくなり、有名なラストシーンまで一気呵成に突っ走る!現代(いま)ではとても気恥ずかしいかもしれない、本当の意味での「ピュア」な「好き」の結晶化が、老いを感じ始めたいまの自分のこころにしっかりと入り込んで大切な宝となった気がしてならない。
あらためて思えば、「ピュア」の疾走、爆走という意味で、この映画は「卒業」と似ているかもしれないが、大人の眼としてシニカルに(冷たい目で)見られざるを得ない「卒業」の二人と違って、まさに「好き」の純粋な結晶化が、ビージーズの完璧にマッチした(「メロディ・フェア」もそうだが、やっぱり「若葉のころ」🤗)この映画は一生心に残るもの。
自分は一回の人生しか生きることができないので、過去には後悔もいろいろあるのだが、映画を観ることで違った人生を生きる「感じ」が得られる、まさにその醍醐味を味わえる映画だった。
逃避物のラストシーンとしては、この2つの映画のほかに、トム・ティクヴァの「ヘヴン」を思い出す。この3つに共通するのが、ラストシーンの逃避が、人生の深さや切なさ、儚さを思わせることかもしれない。
3つの映画とも必見であるが、今さらながら、「小さな恋のメロディ」は本当に良かった!特に、永遠の一発屋女優😅トレイシー・ハイドが可愛い😍
子供は走る
授業中以外はとにかく走っているイメージが強くて、子供は元気だなぁ、と。
互いの両親が放任主義に思えたりしたが、メロディの特にお婆ちゃんが孫の純粋な気持ちや訴えに真摯に向き合うような表情で。
コレ、子役の二人が可愛くなかったりハマるような顔ではないと作品の完成度も薄まっていただろう!?
"小さな恋の"って邦題が逸品で素晴らしい。
"ベンジー"の血は本作で出来ている。
ブームだった映画なんだね
小学生同士だが、恋する人と出会った。ずっと一緒にいたいし、結婚したい。そんな二人を結婚させようとする同級生たちと、絶対阻止しようとする先生をはじめとする大人たちの大立ち回り、という話。
実は初めて観た。
期待は、正直、大きかった。
しかし、あまりはまらず。
当時は大ブームだったと聞くが。
今観ると、適当な映画だよな。現代の御伽噺なのだろうが。
爆発のシーンなんて、「○○は△△を投げました。すると鬼たちは、みな恐れおののいて、散り散りに逃げて行くではありませんか」とでもナレーションが入りそうだった。
子供たちのほとばしるエネルギーの描き方は素晴らしい。休み時間ごとに、自分の今の年齢(60手前)にとっては怖いほどの勢いが繰り返される。そういううまさがあってこそ、御伽噺だけれど、浮いてしまわないでいられるんだろうな。
各時代に、出来とかを越えて、爆発的にヒットする映画ってのがあると思うけれど、これもそのひとつなのかな。ちょうど、海外に対する憧れみたいなものとうまく一致したんだろうな。きれいな子供とか、自由さとか、ビージーズの音楽とか。
自分は、リトルロマンスの方がはまった。当時ちょうどいい年齢だったしな。
そうか。「卒業」のレビューにも書いたのだが、この映画の頃は、紳士淑女が登場する映画ばかりで、そもそ美男でない若者が主役を務めることすらなかった時代だ。そこに、この映画を始めとする、アメリカンニューシネマが次々に現れ、一大ムーブメントになった、という時代背景だった。
映画がどうのではなく、そういう “時代の転換” を追体験するべきだったのか!
1971年公開。アメリカンニューシネマの流れを受けて「子供たちだって反抗したいこともある」という主張を映画監督がするようになったターニングポイントなのかな。
名作ですね❗️
この音楽とこの二人の主人公は今でも色褪せないというのは本当ですね。しっかりと集中して観たのは初めてです。デジタルリマスター版良かったです。多少気掛かりな点は字幕の表現が古いのと和訳が野暮ったい事ですね。せっかくの作品ですから画像だけでなく字幕の改訂は必須だと思います!
でも良さは十分に伝わってきました!
メロディのさりげない一言が胸に突き刺さる永遠の名作
11歳のダニエルは端麗な容姿の美少年だが父親が読んでいる新聞にマッチで火をつけたり部屋でヌード写真を模写したりする微妙にませた少年。ダニエルはやんちゃな同級生トムとつるんでやりたい放題の放課後を謳歌していたが、教室でバレエの練習をしている女子達の中に可憐な少女メロディを見つけてしまい・・・からのストーリーを知らない人は令和生まれだけじゃないでしょうか。
凡そ40年ぶりの鑑賞なのでさすがに記憶が風化していてラストシーン以外は断片的な映像が脳裏に残っていた程度。それ故に初めて観るかのような新鮮さに彩られた至福の2時間弱でした。正直今の感覚からすると物語が直球過ぎるし、本作以降数多の映画やドラマで散々模倣され尽くした展開は相当古臭い。しかしそれは郷愁を容赦なく誘い、可憐さと大胆さが共存するメロディの途方もない美しさに吸い寄せられていくダニエルとまるで心臓を共有しているかのように物語に引きずり込まれ、ダニエルの焦りやトムの苛立ちと贖罪が胸の内でのたうち回る。ここまでのめり込めるのは昭和の昔に思春期を置いてきた者だけが味わえる悦楽なのかも知れません。
何もかもが美しいですが、特に墓場でのデートでメロディがダニエルに放つ一言にさめざめと泣きました。年齢をいくつ重ねてもこういう身も蓋もない恋物語に胸が灼かれます、本当に今まで生きてきてよかった。
ちなみに劇場売店的でパンフレット代わりに買ったスクリーン・アーカイブズが凄いです。半世紀前の時代を垣間見る貴重な文献の復刻ですが、ここに詰まっている写真はどれも美しいし、どの記事もキラキラと輝いています。特筆すべきは故荻昌弘先生のレビュー。半世紀前の日本語が今のそれと相当異なることにビックリするわけですが、先生は映画に興奮し過ぎてもう最初から最後まであらすじを全部書いてしまってます。ネタバレなどという言葉もなかった時代のおおらかさに眩暈がしました。
透明感のあるビージーズサウンドが永遠の空想を包む
110.デジタルリマスター版リバイバル。劇場で鑑賞出来るのは日本での異常人気のおかげだろう。アラン・パーカーが初めて映画に関わった作品として余りにも有名。時代を越える普遍性。英国の階級社会が垣間見える。「チェロがガタッ」このシーンが最高
みずみずしい。
今見ると意外にザツなつくりのような感じもするけれどビージーズの音楽とのシンクロが見事。それと少ないセリフながら子供達の言葉にキュンとなる。好きなんだから一緒にいたい、ただそれだけだよなー。
男の子はなかなかイケメンだ。可愛いメロディ♫と流れる曲は知っていた...
男の子はなかなかイケメンだ。可愛いメロディ♫と流れる曲は知っていた。でも当の女の子メロディはさして可愛くない(笑)
とんだマセガキドラマだ。そしてラストはドタバタへ。話はさして面白い訳ではないがなぜか心に残る。なぜだ?
子どもたちが元気なところか?ずっと走ってますぜ(笑)
それともカントリー調の曲か?
わかった!友達の悪ガキが真木よう子にしか見えないからだ(笑)
本国やアメリカではヒットせず、日本では大ヒットってのが面白い。何が日本人に刺さるのか?研究テーマとなりそうですね。
子どもたちの恋と謀反。
「結婚しよう」
砂浜でダニーがメロディにそう言ったとき、なぜだろう、「永遠」を感じた。
僅か10歳くらいの子どもの口約束。
たぶん性欲すらまだ前提にしていない、
純粋にただ「好きな人と一緒にいたい」という願い。
思春期を迎え3年後にはもう2人は心変わりしているかもしれない。
10年後には一緒にいないかもしれない。
それでも感じたあの「永遠」。いったい何だったのだろう。
そして彼らを押さえつけてきた大人に反旗を翻し、クラスメイトたちとだけで2人が挙げた「結婚式」。
そして大人たちの反撃にクラスメイトの男の子が放った爆弾(失敗を重ねてようやく成功した)。
大人たちの追跡を振り切って手動式トロッコで駆け落ちする二人の姿。
痛快でこの上なく美しかった。
ダニーとメロディの「なぜ今結婚してはいけないの」という純粋な問いかけに、彼らを納得させるだけの答えを提示できる大人はどれだけいるのだろう。
個人的にはダニーの友人・トムの心の揺らぎや、ダニーへの想いがちょっと切なかったな。
あとメロディがとても可愛い!ダニーと一緒に彼女に恋した。
学校の教室、クラスメイトとの目配せ、秘密基地の廃墟、小さな身体で接する家族、街へのないしょのお出掛け。
子どもの世界はいつもたくさんの冒険と大人に囲われた壁に満ちている。
そしてこの映画は音楽が素敵。古きよきフォークソングテイストな挿入歌も良い。子どもたちのじゃれ合いに挿入歌が寄り添って、とても優しく美しいシーンになっていた。
特にダニーとメロディが初めて二人で墓地に行くシーンの歌が印象的。
恋をするのはいけないことか
割とどこにでもいるようなおさげの少女メロディ、シャイで臆病なショタっ子ダニエル、独りっ子でやんちゃなダニエルの親友トム。バレエを踊るキミをドアの小窓から覗く。BB(少年軍)の行進から始まる。バスとリコーダーの輪唱で互いに気持ちが高揚していく名シーン。ダニエルが恋にのめり込み自分のもとからメロディにいってしまった時のトムの嫉妬。墓場の森の瑞々しさ満点のBGM「若葉のころ」とともにリンゴをかじり合う→ふたり授業サボって遊園地、海辺デート→生徒みんなで授業ボイコットして廃墟で結婚式→子供vs大人。爆弾でクルマ大破。先に続く線路を二人を乗せたトロッコが進んでいく空からのショットで幕。
子供たちのシーンだけでなく常にそこには大人がいるように、大人の想いを子供に伝えようとしている映画だなと思った。
ピュア映像と音楽は時を越える
ピュアというものをコンセプトとした作品だということが、時代を越えて伝わってくる。
ビージーズが好きならば、その瑞々しさに涙してしまうはず。
それにしても、出演している子役たちが悉くナチュラルで、それがこの歴史的な名作を作り上げたと言っても過言ではないはず。
題材、内容は何度も繰り返されてきているので新鮮さは全くないけれど、この作品で刻まれているピュアな感情は永遠に不滅だ。
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