タルサ

劇場公開日:

解説

「駅馬車(1939)」「ジャンヌ・ダーク」のウォルター・ウェンジャーが製作にあたった1949年作品のテクニカラー映画。監督は「ブルー・スカイ(1946)」、「僕の愛犬」のスチュアート・ハイスラー。リチャード・ウォームサーのストーリーより「赤い河」のフランク・S・ニュージェントと「姫君と海賊」のカアティス・ケニヨンが共同で脚色し、撮影はウィントン・C・ホック、音楽監督はアーヴィング・フリードマンが担当。主演は「森林警備隊」のスーザン・ヘイワード、「太平原」のロバート・プレストン、「真珠」のペドロ・アルメンダリスで、「若草の頃」のチル・ウィルス、ロイド・ガウ、エド・ベグリーらが助演する。

1949年製作/アメリカ
原題または英題:Tulsa
配給:松竹洋画部
劇場公開日:1951年7月13日

ストーリー

1920年代、オクラホマのタルサは石油ブームで賑わっていた。チェロキイ・ランシング(スーザン・ヘイワアド)の父ネルスは優秀な牧場主であったが、飼牛が石油のために斃死し、草も害を受けるので業者に抗議に出かける途中、奇禍にあって死んだ。遺児のチェロキイは深く業者を恨み、自らも石油成金となって仇を討とうと、亡父の友から採掘権を得、親友の富豪ジム・レッドバアト(ペドロ・アルメンダリス)の助けで女だてらに採掘を開始したが仕事は一向はかどらなかったところへ、地質学者と称するブラッド・ブラドリイ(ロバート・プレストン)が現れ、その援助で採掘は大成功、チェロキイはオクラホマの石油女王となった。同業者のブルウス・タナア(ロイド・ガウ)はかねて彼女に目をつけ共同事業を申し込んでいたが、彼女も物欲からそれに応じ、ためにブラッドやジムさえも捨ててかえりみないようになった。権力にまかせて次々と悪辣な手を打ち続ける彼女のために事業をつぶされかけた。ジムは悲嘆のあまり放心状態におちいって、思わず石油の小川に火をつけた。事は意外に大きくなり立ちならぶ油井は次々に類焼して大火災となった。ジムとチェロキイはまさに焼死せんとした時、決死の勇を振って救援におもむいたのはブラッドであった。はじめて女心がよみがえったチェロキイは、今や何のこだわりなくブラッドの胸に飛び込んだ。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第22回 アカデミー賞(1950年)

ノミネート

特殊効果賞  
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映画レビュー

3.5オクラホマ

2022年8月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2022年8月20日 映画 #タルサ (1949年)鑑賞 初めて聞く名前だが、オクラホマ州でオクラホマシティに次ぐ第2の都市で、石油で発展した都市とのこと この映画もそんなタルサで石油が発見されて発展途上の物語 火災と爆破のシーンは凄かった。今ならCGで簡単だろうけど、1949年当時でこのシーンは凄い

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とし

3.0アメリカンドリーム

2018年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

主人公(スーザン・ヘイワード)は牧場主の娘、隣の石油採掘井戸からの漏れにより牛が大量死、父も事故で死んでしまう。 牧場を手放そうとしたとき、見知らぬおじさんから石油採掘権をもらう。 そして石油王になってゆく。 油井の火災は大迫力。

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いやよセブン