大脱走

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

史実を基にしたポール・ブリックヒルの同名小説を、スティーブ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンらオールスターキャストで映画化した戦争ドラマ。第2次大戦末期、ドイツにある絶対に脱走不可能といわれた捕虜収容所で、連合軍兵士250人の大量脱走計画が持ち上がる。連合軍兵士とナチス軍のせめぎ合いや集団脱走の顛末が壮大なスケールで描かれる。監督は「荒野の七人」の巨匠ジョン・スタージェス。共演にリチャード・アッテンボロー、ジェームズ・ガーナー。

1963年製作/165分/G/アメリカ
原題または英題:The Great Escape
劇場公開日:1963年8月3日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第21回 ゴールデングローブ賞(1964年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
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映画レビュー

2.5有名なやつだから観てみたが面白さはよくわからなかった 脱獄物の走り...

2024年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

有名なやつだから観てみたが面白さはよくわからなかった

脱獄物の走りだったのかなって
人類が初めて作ったパンはすごいが美味くはないって感じ

テーマソングや算段を立ててる時、脱獄の瞬間、バイクのシーンは面白かったけど全体的に間延びしていて退屈な時間多かった
あと登場人物多いしそれぞれの場面多すぎてわけわからんくなる

後継作への原石的くらいにしか楽しめなかった

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高い坂

4.5実話であるが故のリアルな描写

2024年9月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、VOD

興奮

知的

萌える

感想

原作者のポール・ブリックヒルは北アフリカ戦線に展開していたオーストラリア空軍に志願、1940年、第二次世界大戦に参戦。スピットファイアのパイロットであった。ドイツの主にメッサーシュミットと戦ったと言われる。1943年撃墜され捕虜になったのち、ドイツ国内北東部ポーランド国境近くにあった第三航空兵基幹収容所に収容された。この収容所はドイツ空軍司令部から直々に派遣された精鋭部隊が管理する、主に英国空軍の捕虜将校達を隔離する為、厳重な警備体制を敷いて作られた収容所であった。実際は他にアメリカ、カナダ、オーストラリア、ポーランドなどの空軍捕虜将兵全般が収容されており、収容所建設に携わったソ連のロシア人捕虜もいたという。ブリックヒルはその時実際に行われた脱走計画行動を元に小説を書いた。

収容所からの脱走のプロセスは三本のトンネルを三方行に計画的、組織的且つ極めてユニークな方法で掘り進み脱出するというもので最終的に内一本のトンネルから現実に脱走が実行された。

監督は登場人物について本作を極上のエンターテイメントに仕上げる為にドイツ各地の収容所にいた脱走を繰り返している、言わば脱走の常連捕虜が集中管理体制の元、一箇所に集められたという設定にしている。

中でもゲシュタポと親衛隊にマークされ第三航空兵基幹収容所に収容されたロジャー・バートレットはドイツ国内にある捕虜収容所から大量脱走者を出して政情不安を煽り、大戦末期のドイツ国力を内から弱める計画を自ら画策、計画及び実行のリーダーとなる頭脳明晰な人物で仲間からはビッグXと呼ばれ不屈の闘志を持つ男であった。

ビッグXの元に各収容所の名脱走犯でトンネル王と呼ばれる者、交渉上手な調達屋、航空写真技師で手先が器用な書類偽造屋、測量屋、警備屋、陽動屋、など様々な個性的でユニークな脱走の達人が集合し最大250名を脱走させる計画が立案策定され実行に移されていく。果たして捕虜達の運命や如何に?

脱走までの過程、脱走後の各者の動きなど、手に汗握るスリリングでアクティブな話が展開していく。実話だけに驚きのエピソードが目白押しに展開していく。映画終盤犠牲になる者を観るとやはり戦争の悲惨さを感じるが、戦争の意義として基本的に自由主義世界とファシズムの戦いと標榜しているだけに犠性者が出たとしても撹乱作戦としては成功したという意見が大半を占め、意義はあったとして懲りない連中は再び捕まり収容所に戻っても再脱走を試みる行動は継続し続けるという描写もあり、監督の好むところの漢臭い、不撓不屈の精神を感じる作風で感動のエンディングとなっている。

製作総指揮
ウォルター・ミリッシュ 「ウエストサイド物語」

製作・監督
ジョン・スタージェス
「OK牧場の決闘」 「荒野の七人」

脚本
ジェームス・クラベル 「将軍」
ウィリアム・R・バーネット

主演
スティーブ・マックイーン
:バージル・ヒルツ アメリカ空軍大尉 独房王
 単独脱走最多 収容所独房送りNo.1 相棒の
 アーチボルド・アイブス(モグラ)射殺後単独行
 動を慎みロジャーのトンネル計画に協力。単独
 脱走と見せかけて収容所外周部の情報を収集し
 ロジャー達に報告する。脱走後、バイクでのス
 イス国境越えシーンは本作クライマックスの超
 圧巻シーンで観応えあり。

ジェームス・ガーナー
:アンソニー・ヘンドリー 調達屋
 人誑しの交渉上手。依頼物は可能範囲内で調達。
 収容所の(白イタチ)ウェルナーと交友関係。

リチャード・アッテンボロー
:ロジャー・バートレット少佐 ビッグX
 大脱走計画のリーダー。ドイツ国内の撹乱を
 狙う。

チャールズ・ブロンソン
:ダニエル・ヴェリンスキー トンネル王
 閉所恐怖症に耐えながらトンネル掘る事17本!

ジェームズ・コバーン
:セジウィック オーストラリア空軍 機械製造屋
 トンネル内、鞴形式エアポンプを考案。

ゴードン・ジャクソン
:マクドナルド 地理学の専門家 情報屋
 脱走時のドイツ国内での所作心得を提案教授する

ディビット・マッカラム
:エリック・アシュレー=ピット英海軍少佐
 土分散屋 下着を改良してトンネルから出た土を
 歩行中に処理できる服を考案。

ドナルド・プレゼンス
:コリン・ブライス 航空写真技師 偽造屋

ナイジェル・ストック
:ガベンディシュ 測量屋

ジェームス・ドナルド
:ラムゼイ 英国空軍将校 収容所 捕虜代表

音楽:エルマー・バーンスタイン
テーマ曲を聴くだけで本作のマックイーンやコバーンの顔が浮かぶ。勇気が出てくる名曲で素晴らしい。

⭐️4.5

コメントする 3件)
共感した! 22件)
Moi

4.5忘れない為にレビュー

2024年6月7日
Androidアプリから投稿

途中長いと感じたが以外と最後まで見れた。最後も各々の脱走劇が見れるのは凄いなぁと思いました。死んだり逃げ切れたりと。あと脱走する為に色々と試行錯誤するシーンや会議が見応えあった。

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4.5野郎共の汗臭さが漂うカッコイイ名作

2024年5月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

当然、大昔の映画なので映画館では観てません😋
何曜日の洋画劇場かは忘れたけど前編と後編の2週に分けてノーカット放送してたのを観ました(後にビデオやDVDにて観直してる)
当時からスティーブ・マックイーンに憧れてたマ王なので(「ゲッタウェイ」「シンシナティ・キッド」「ブリッド」等を観て育ったから)「大脱走」のマックイーンのバイクによる柵越えジャンプは手に汗握った記憶がある😆
ただし「大脱走」はそれだけの映画では無い😐
ジェームズ・ガーナー、リチャード・アッテンボロー、チャールズ・ブロンソン、ドナルド・プレザンス、ジェームズ・コバーンと昔のハリウッド濃い系男優がドバドバ出演している💦
別にマ王はソッチ系の性癖は無いけど、それでも画面の中を所狭しと活躍する俳優陣には歓喜したもんだ😂

また物語も決してハッピーエンドではないのも意外性があって良かった☺️
特にデビッド・マッカラムやリチャード・アッテンボローの結末とかにマ王は衝撃を受けたわ😳
第二次世界大戦下のドイツ軍の捕虜収容所からの脱走という痛快な話だけではなく、戦争の残酷さをちゃんと描いている点なんかはハリウッド映画にしては珍しい脚本だと感じた🤔

今のハリウッドがリメイク出来ないスペクタクル映画の一つなので(後は「カサンドラ・クロス」辺りも無理かと)観てない方は機会があれば鑑賞を勧めます🥸
まぁ無理にリメイクやリブートしようモノなら「ポセイドン」の二の舞いになる事間違い無しだと思ってるので←「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクだけど引っくり返るくらい面白くなかった😶

映画館での鑑賞オススメ度★★★★★
リメイクしたら観てしまう度★★★★★
でもリメイクは止めてくれ度★★★★★

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マ王