精霊の島
劇場公開日:1998年12月26日
解説
米軍がまだアイスランドに駐留していた50年代を舞台に、ある大家族の肖像を描く作品。監督は「コールド・フィーバー」のフリドリック・トール・フリドリクソン。製作はフリドリクソン、ぺーター・ロンメル、エイイル・オーゼガード、ペーター・アールベーク・ヤンセン。脚本はエイナル・カラソンで、原作は彼による同名のベストセラー小説。撮影はアリ・クリスティンソン。音楽はヒルマル・オルン・ヒルマルソン。音響はキャルタン・キャルタンソン。美術はアオルニ・パオッル・ヨハンソン。編集はスティングリムール・カールソン、スクーレ・エリクセン。出演は、フリドリクソン作品の顔となっているギスリ・ハルドルソン、アイスランドでは大人気のバルタザル・コルマキュルほか。
1996年製作/103分/アイスランド
原題または英題:Djöflaeyjan
配給:ユーロスペース
劇場公開日:1998年12月26日
ストーリー
50年代のレイキャヴィク。米兵が残していったバラックに住むカロリナ(シギュルヴェイ・ヨンスドッティール)の家は、四世代が一緒に住む大家族。不思議な霊能力を持つカロリナとその夫トマス(ギスリ・ハルドルソン)の娘ゴゴは、米兵と再婚して渡米することになる。ゴゴの長男バディ(バルタザル・コルマキュル)はゴゴの後を追うが、数年後アメリカかぶれとなって帰郷。そんなバディの自分勝手な振る舞いが、やがて周囲に不協和音を奏でていく。ある晩、バディが結婚相手の娘、フヴェラゲルズルを家に連れてきた。彼女は、バディの弟ダンニ(スヴェイン・ギェイルソン)が密かに思いを寄せていた相手だ。ダンニは絶望するが、それをバネに頑張り、念願の飛行士になることができた。ダンニは一躍ヒーローに。一方、それが面白くないバディは、ゴゴのいるアメリカへ逃げることにした。そんな時、カロリナが飛行機事故を予言。死んだのはダンニだった。葬式のため、ゴゴとバディが帰郷。ゴゴは再婚相手の米兵と別れ、今度はノルウェー人と結婚することになった。バディは相変わらず酔い潰れている。家族の住んでいたバラックは取り壊され、皆は、公団アパートへと引っ越しすることになった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フリドリック・トール・フリドリクソン
- 脚本
- エイナル・カラソン
- 原作
- エイナル・カラソン
- 製作
- フリドリック・トール・フリドリクソン
- ピーター・ロンメル
- エイイル・オーゼガード
- ペーター・アールベーク・ヤンセン
- 撮影
- アリ・クリスティンソン
- 美術
- アオルニ・パオッル・ヨハンソン
- 音楽
- ヒルマル・オルン・ヒルマルソン
- 録音
- Kjartan Kjartansson
- 編集
- Steingrimur Karlsson
- スクーレ・エリクセン
- 字幕
- 太田直子
- 字幕監修
- 三木宮彦
-
バディバルタザル・コルマキュル
-
トマスギスリ・ハルドルソン
-
カロリナシギュルベイ・ヨンスドッティール
-
ドリーハルドラ・ギェイルハルズドッティール
-
ダンニスベイン・ギェイルソン
-
グレッティルグズミュンドゥル・オラフソン