西部の顔役(1942)
劇場公開日:1953年2月19日
解説
「静かなる男」のジョン・ウェイン主演の1942年度西部劇で「熱風の町」のJ・ロバート・ブレンとグラディス・アトウォーターの書き下ろしストーリーをガートルード・パーセルとフランセス・ハイランドが脚色し、古顔のウィリアム・マクガンが監督した。撮影は「地獄の銃火」のジャック・マータ、音楽は「死の接吻(1947)」のデイヴィッド・バトルフ。ジョン・ウェインを助けて「黒鷲」「黄金(1936)」のビニー・バーンズ、「ターザン魔法の泉」のアルバート・デッカー、ヘレン・パリッシュ「銀の靴」、パッツィ・ケリーなどが出演する。
1942年製作/88分/アメリカ
原題または英題:In Old California
劇場公開日:1953年2月19日
ストーリー
ゴールド・ラッシュ時代の西部サクラメントへ新生活を求めてやってきたボストン男トム・クレイグ(ジョン・ウェイン)は町のボス、ブリット(アルバート・デッカー)の婚約者で歌手のレイシー(ビニー・バーンズ)と親しくなった。それを知ったブリットは薬店を開こうとするトムの計画を妨害したがレイシーがトムに店を提供し共同経営を始めることになった。無益の争いを好まぬトムはレイシーと係わり合うことを避けるようになっていったが、ブリットの財産の出所が牧場に対する不当な課税によるものであることを知って牧童たちに暴動を起こすことをすすめた。ブリットは報復手段としてトムが調合する薬の中に毒薬を混入し、トムを罪に陥れようとした。激昂した町の人たちがトムをリンチにかけようとしたとき近くの土地に金が出たというニュースが伝わり人々はリンチを忘れて飛び出していった。すでにブリットとの婚約を解消したレイシーも金のでた土地へ行ったが、そこでは悪性の伝染病が発生していた。レイシーから知らせをうけたトムは薬品を列車に積んで出発した。ブリットは途中で薬品を奪おうとしたがトムの機転で不成功に終わり、かねて仲の悪かった弟のジョーに殺された。ブリットは死ぬ間際、毒薬事件はトムの責任ではないことを明かし彼の無実を証言して息絶えた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウィリアム・マクガン
- 脚色
- ガートルード・パーセル
- フランセス・ハイランド
- 原作
- J・ロバート・ブレン
- グラディス・アトウォーター
- 撮影
- ジャック・マータ
- 美術
- ラッセル・キンボール
- 音楽監督
- サイ・フューアー
- 音楽
- デビッド・バトルフ
- 編集
- ハワード・オニール
- アソシエイト・プロデューサー
- ロバート・ノース
- 編集監修
- マレイ・セルデーン