スティッキー・フィンガーズ

劇場公開日:

解説

突然舞い込んできた予期せぬ大金をめぐる2人の若い女性の奇妙な行動を描くコメディ映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョナサン・オルスバーグ、製作・監督・脚本はカトリン・アダムズで本作品が長編第1作にあたる。共同製作・共同監督は主演のメラニー・メイロン、撮影はゲイリー・シールトジーズ、音楽はゲイリー・チャンが担当。出演はほかに「摩天楼はバラ色に」のヘレン・スレイターほか。

1988年製作/アメリカ
原題または英題:Sticky Fingers
配給:アスミック提供/俳優座シナメテン配給
劇場公開日:1989年1月7日

ストーリー

チェリストのロリー(メラニー・メイロン)とヴァイオリニストのハティ(ヘレン・スレイター)の2人は、マンハッタンのアパートで共同生活をしている。ある日麻薬の売人、ダイアン(ロレッタ・ディヴァイン)が訪ねてきて、90万ドルの詰まったバッグを預けて消えてしまってから2人の大騒動が始まる。2人は大家のステラ(アイリーン・ブレナン)から、たまった家賃の取り立てに迫られ、たまらずダイアンの金に手をつけてしまう。さらにオーデションの前日、空き巣に荒らされた2人は、盗まれた楽器の代わりをまたしても彼女の金で支払ってしまい、以後2人は、それぞれの恋人との別れの恐怖から解決法としてショッピングを選び、ダイアンの金を湯水のように使うのだった。ある日ダイアンからバッグを引き取るとの連絡をうけた2人は、カジノで使い込んだ以上の大金を手に入れるが、その帰り道、儲けた金はすっかり盗まれてしまう。果たしてバッグ引き渡しの日、マフィアに尾行されていることを知ったダイアンは、引き渡し場所を2人のアパートに変更する。がまたも不注意から、バッグはタクシーのバンに乗ったまま何処かへと走り去ってしまう。散々な思いでアパートに帰った2人は、ダイアンの金を追ってきたヤクザの大騒動に巻き込まれるが、連日の張込みからステラの妹キティ(キャロル・ケイン)と親しくなっていた警官のエディ(スティーブン・マクハティ)がその場を収め、2人を事件から解放してやるのだった。

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