スタンド・バイ・ミーのレビュー・感想・評価
全253件中、121~140件目を表示
「そばにいるということ」
家族のことで頭がいっぱい。 家の近所が世界のすべて。 些細なことが大切に思える。 少しの遠出。 無断外泊。 本当に大切なものを手に入れる旅。 無駄のない84分間。 物語は子供の時間感覚で進んでいるのに、観ている方は映画としては短めな84分を濃密に感じる不思議。 回想形式になっていることが時間短縮に役立っている上、おまけにノスタルジーも際立たせる。 この手の映画に弱い。 観ていて思い出したのは、 「キングス・オブ・サマー」 「私たちのハァハァ」 「LIFE」 帰ってこれる映画が増えるのは心強い。
何故か親近感を抱く「あの頃」を
この映画を見たことがない人でも曲だけは知っている、そんな名作 内容としてはそこまで派手でもなく、「もしかしたらこんな青春もあるのかな」と思わせる。 青年の時に見て、大人になってからもう一度見てほしい作品。
線路を歩くだけだが退屈ではない
語りながらひたすら線路を歩くだけ。 けどなぜか不思議と退屈しない。 子どもなりにみんないろいろ悩みがあることを思い出すストーリー。 国や文化の違いから、自分たちが置かれた状況は物語の4人とはかなりかけ離れているが、根本は同じような悩みであることを感じさせる。 ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、淡々とした終わり。 ただ、12歳の頃感じた楽しみや悩みの感情、友達と過ごす感覚は、今後の自分にはもう二度と感じることがないことを実感し、切ない気持ちになる。
一生の友になる。
大人の目をかい潜り、大冒険の旅に出る4人は、困難を乗り越え、互いに持ってる悩みを打ち明け、共に成長する。そして、一生の友になる。 大冒険は距離や険しさではなく、濃さが重要なのかなぁとも感じました。 僕も非日常を通して、一生の友と言える友人が出来ました。相手がどう思ってるかわかりませんが…笑 人の親として感じたのは、兄弟で差別する様な親にはなりたく無い… ゴーディが傷付き、クリスに打ち明ける姿は心が痛い…
THE名作!
死体を探し出かけた4人の少年の2日間の話で、道中に 劇的な展開があるわけでもないのにとすごく入り込める! 生意気な口を言うがやはり子どもらしい行動や発想の少年たちが微笑ましい。 旅の中で日々の生きづらさや不条理を親友に打ち明けることで親密になっていく友情や、子どもだからこその真っ直ぐな気持ちが伝わってくる。 昔っぽい映像が苦手で、ずっと観るのを避けてきたが 名作と言われるものは観ておくべきだと思った。
同性愛に近いような距離感
子供のころ何回か見ているのに、ほぼ見ていないに近かったとわかる。パイゲロとヒルだけはなぜか鮮明に覚えていたのが、自分の当時の頭の悪さを物語っている。そういえば、学校で観賞として見せられたような気がするが、あれはいったいなんだったんだろう。(あとウエストサイドストーリーとサウンドオブミュージック) で、見直してみて、一番思ったのは。子供の時の友だちへの愛着、感情というのは、同性愛に近いような距離感、そういう描き方してるよな、と。とくにこの作品は女の子が一切出てこない。あの二人の友情は、将来大きくなっての恋愛それに似ている。忘れがたい、という後書きからも、その雰囲気が漂う。(て、原作読んでないし、思っただけだが) 作品全体としては無駄のない構成がとてもすばらしい。 それにしてもラスト、別れて消えるリバーフェニックスの姿が今となっては悲しいよなあ。
誰もが通って、懐かしめられる映画
誰でも通ってくる、自我を持ち始め、相手に気を遣うことなく自分のありのままを互いにぶつけ合う、利害関係のない、独特の期間である小学校高学年時代。これを呼び戻してくれる映画。最後の「あの時の友達はもうできない」は本当にそうかもしれない。
過去は人が勝手に作り出すけど、消えない大切なもの。
本当にストーリーはシンプル!ゴーディ、クリス、バーン、テディの仲良し四人組が一生忘れることのないたった二日間の小さな冒険に出る話。
各々が悩みを持っていて、それに怒ったり、涙したり、若気の至りなのか、意地を張って危険な目に遭ったりする。けど四人は互いに励まし合って進んでいく。
旅を終えて街に戻り、『また学校でな』と別れる。それ以降彼らは一緒に遊んだり、話したりすることはなくなっていく。そうやってまた友達を作り、離れ、作り、離れ…生きていく。
ちなみにクリスを演じたリヴァー・フェニックスは、『JOKER』(2019)にて主人公アーサー・フレックを演じたホアキン・フェニックスの兄だ!!
私も大学の編入受験生時代、ある友達と毎日のように夜遅くまで切磋琢磨していた。難題に頭を抱えたり、辛くて泣きそうになったり、緊張に気が狂いそうになったり、バカやったり、友人や恋人について語ったり、諸問題について議論したりもした。試験本番も直前まで鼓舞し合い、終わってからも励まし合った。何週間か経って、私と彼は別の大学に進路が決まり、私達の受験がおわった。『また学校でな』と別れ、それ以降一緒に勉強したり語ったりすることがほとんどなくなってしまった。あんなに辛い日々を共に生き抜いたのに、私達は離れていく。いつの日か、顔も思い出せなくなるのかもしれないし、二度と会うことがないのかもしれない。懐かしく、悲しい。だが、少なくとも、あの時僕らは互いに励まし合いながら苦難を乗り越えた友達であることに変わりはないし、その事実も消えることはない。過去なんて私達が自分で勝手に想像上に見出すもので、他の生き物や他人には自分の過去なんて認識できないのかもしれない。けど、私にとって彼と過ごしたあの時間は、たった一年と半年ほどだが、この上なく幸せで、楽しくて、これから先一生忘れることのない特別な経験だった。
誰にだってそういうことはある。小さな頃、あんなに苦楽を共にしたのに、いつの日か話さなくなってしまう。別に嫌いになったわけでもないのに、なぜなんだろう?
"イニシエーション" それは"大人"になる儀式。これまでとは違う自分になる儀式。きっと多くの人はこれを経験して、それぞれが大人になって新しい道に進んでいく。その道は無数に分かれていて、人の数だけある。これまで"一緒"に旅を続けてきた私と彼は、これから先は各々が"別"の道を歩んでいく。それがどこかで交わるかもしれないし、もう交わらないのかもしれない。そう思うと寂しいが、私は誰よりも彼を認め、彼を応援している。素晴らしい黄金の一年と半年間をありがとうと言いたい。
青春を描いた代表作☆何をしても楽しかったあの頃を思い出す映画
~ポケモントレーナーみゆきは、75点の経験値をもらった!~ 「青春」と言われて思い出す1987年に公開された名作。 ポケモントレーナーみゆきが生まれる前の映画ですが、テーマソングとなっている「Stand by me」はあまりにも有名でずっと観てみたいと思っていました。 そして、実はゲーム「ポケットモンスター赤・緑」の主人公の家のテレビに映っているのはスタンドバイミーだという噂です。 それだけ、誰もが青春を連想させてくれるような映画なのだと思っています。 1950年代のアメリカに住む少年4人の物語。 平凡な生活の中に事件が発生し、4人で冒険に出発する数日間のお話です。 子供の頃に見えている世界は、何を見ても広大で時間もいくらでもあると思っていました。 不安はありながも好奇心のままに行動する力はパワフルかもしれません。 大人になっていつしか忘れてしまった心を思い出させてくれるような映画でした。 ★大好きなポケモンに例えると★ オムスター 幼き昔は何でもスターの輝きのような日々
23歳のわたしにはまだ難しかったのか
たった2日で街が小さく見えた まだ社会人にもなっていない私は、これから大人になって、今までの友達とはもう会わなくなるかもしれない。 それでも、人生ずっと冒険していたい。いつか冒険疲れした時に、もう一度見ようかな。 冒険のそばに誰がいてくれたのか、思い出そうと思う。
年齢によって感じ方が変わる映画
昔若かった頃に観て以来の久しぶりの鑑賞。 まだ幼かった頃、自分の強い想いとは裏腹に、力の無さから来る、歯痒さ、フラストレーションを感じていたあの頃を思い出した。 私も幼少の頃に仲が良かった友達とは誰とももう繋がっていないけれど、今でもあの頃の冒険が目を瞑れば思い出せる。
またとない経験を共有したはずなのに、これ以上の友達はいないとわかっ...
またとない経験を共有したはずなのに、これ以上の友達はいないとわかってたはずなのに、なぜか遠くなる友達。 懐かしくも切ない煙の香り。
羨ましくおもえた
わたしにもあんな風に くだらないことで 笑い合ったりする幼少期はあったのかな、と思う。 子供ながらにそれぞれが 抱える家庭の事情。 胸に沁みた。 子供の頃はかけがえのない時間。 自分の子供にはいろんな経験をさせてあげて 最高の幼少期を送ってもらいたいと強く思う!
全253件中、121~140件目を表示