スタンド・バイ・ミーのレビュー・感想・評価
全159件中、1~20件目を表示
改めて自分を見つめ直すきっかけになる作品
昔の名作という事もあり、気軽な気持ちで観たけれど、想像以上に良かった。
最初に少年達がタバコを吸うシーンがあり、やはり昔の映画だなと思った一方で、子供ならではの純粋な気持ちや考えが上手に描かれており、今の映画に引けをとらない良作だと思った。
一人一人が色々なバックグラウンドがあり、生きにくい環境にある中で、それでも自身の想いを必死に貫き通そうとする。そして、お互いに戦友とも言える友がいる。辛くて苦しいのは分かるが、それでもこの少年達を羨ましいと思わずにはいられない。
大人の自分が改めて自分の学生時代を振り返り、今を見つめ直すきっかけになった作品。
わたしのことを誰も知らない土地へ行きたい
なんびゃくも映画レビューを書いていると、たとえば昔かいたやつを読み返したときに、こんなこと書いたっけとか、ぜんぜん映画読み違えているぞとか、いまはそんな風に感じないなあとか、いいかげんなことかいてやがるなあとか──をかんじることがある。
人さまのことは知らないが、わたしのばあい、水も漏らさぬ一貫性において映画レビューをやってる──わけじゃない。
感想は、時間とともに変化したり、気分によって変化したり、好悪によって変化する。
気分屋じゃない──としても、幼少期や若い頃に見た映画を、何十年も経ってから再度見たとき、まったくおなじ感想ってことは、ふつうはないもんだ。
それを書いているときは、正直で誠実で本意だが、コンピュータじゃないから、全体を俯瞰してみたら、なんらかの齟齬はあるだろう。
まったくのところ、にんげんというやつは、基本的にじぶんのことがだいすきである。
それはティーンであろうと、はたちであろうと、壮年だろうと、おじさんおばさんだろうと、あなた/わたしも、やっぱ、じぶんのことがだいすきであろうかと思う。
じぶんだいすきなやつが、じぶんの主観において、ひとさまがつくった映画を、ああでもないとか、こうでもないとか、あれがいかん、これがいかんとか、言ってるわけである。
わたしがよく取りざたする映画のだいきらいな要素に承認欲求ってやつがあるんだが、とはいえ、だいたいにおいて映画レビューなんか書いたりするやつってのは、承認欲求のかたまり──とみていい。
まったくのところ、映画レビューサイトなんてものは、大ブーメラン大会会場と言っていいんじゃなかろうか。
それはともかく。
スタンドバイミーは若いころと、大人になってからと、年をくってから、それぞれ、印象がことなる映画だと思う。
若いころ──クリスやゴーディとそんなに大差ない年齢で見たときはソフトな印象しか残らなかった。
あるていど大人になってしまうと、この映画のさいだいの命題はリバーフェニックスのセリフ「I just wish I could go to some place where nobody knows me. 」になる。
クリスはとても大人なキャラクターで、すでに社会と家柄と自分との関係性に、すさまじい疲弊を感じていた。
わたしは若いころも、大人になってからも、年をくってからも「わたしのことを誰も知らない土地へ行きたい」と思い、ときどきはじっさいにそうした。
だが、そうしても、しがらみから解き放たれて、いさぎよく生きられるわけじゃない。なんかがわたしを追いかけてくる。その追憶が貯まれば貯まるほど、この映画は泣けてくる。
良い物は色褪せない。
実は、この映画子供の頃に映画館で観たんです
でも、すっかり忘れていたし、あまり感動とかしなかった記憶があります。
たまたま映画を録画してあったので、子供と見ました
昔の映画だと思っていましたが、何故こんなにもいいのでしょうか
今だから感じるものがあります。
いい物は、月日が経っても薄れませんね
何故か親近感を抱く「あの頃」を
この映画を見たことがない人でも曲だけは知っている、そんな名作
内容としてはそこまで派手でもなく、「もしかしたらこんな青春もあるのかな」と思わせる。
青年の時に見て、大人になってからもう一度見てほしい作品。
あつい友情物語!モンスト映画がインスパイア!
モンストの映画でスタンドバイミーを彷彿させる場面があると聞いて見てみました。
四人の子供が行方不明の死体があるというニュースを聞き、死体を見つければヒーローになれると死体を探す旅に出ます。
主人公の友達のクリスがとてもいい奴です!
劣等感を感じている主人公を本気で励ましたり、向き合っている姿を見て感動しました!
本気で向き合ってくれる友人がいるって素敵なことなんだなと感じました。
私もこの映画のような未知の世界に飛び込むような冒険をしたいです!
友人の大切さを感じられる作品です!
好奇心
好奇心旺盛な頃、恐いものなんて何にもないよね。
徐々に現実を知り恐いものだらけになってしまうのだけれどね。
私は現実を知り恐くなったのは『ヒル』
小学生の頃ヒルにヤラれました💧
今回、画面越しですがゾッとしました(>_<)
恐い思い出がよみがえった💦💦💦
男の子って楽しそうだよね、いつも(笑)
王道ですが、音楽がとてもグッときます👍
そして幼い頃の記憶は全て美しく見えますね(*^^*)
あの後、仕返しされなかったか、ちょっと心配デス💦
子どもも大人と同じ1人の人間
主人公は4人みんなだと思うのだけど、語り手として、大人のゴーディが昔の話を語ってる形だから、主人公はゴーディなのかな。
内容的に主となるものは、友達の死体を見つけに行くってものだから、原本がホラー作品なのは、超理解。笑
ふつうに、子供たちだけで死体見にいくってやばいよね、、、
兄弟の蟠り、兄との比較、みんな現実にあり得ることばかりだった。1986年の作品だけど、真新しい感覚だった。アメリカ映画だから、壮大で、カラッとしてる中でのストーリー展開
クリスが良い子だった、ラストはまさかすぎた。実際に彼は亡くなっているそう。クリスが誰もが見習わなくちゃいけないリーダー性を表してる気がした。最後まで人のためだった。。
面白いところもあり、そこをとりあげられることが多いと思うけれど、これは深い部分が多すぎる。観てよかった。子供だけど、大人のような悩みを持っている。後世に残る作品の理由がわかった気がした。
このエンディングの曲も、あ、これなのか!ってわかった!いや、エンドロールの歌詞のところ必ず観るべき。ものすごく繋がってた。あの曲自体よく聴いたことがあるけれど、こんなに物語性があったとは、、。字幕に感謝。
友達とは
友達とはどういう存在か。
友人が悩んでいる時、どう声をかけてあげるか。
時が過ぎて、友達がどう変わっていくか。
考えさせられる映画でした。
過去は人が勝手に作り出すけど、消えない大切なもの。
本当にストーリーはシンプル!ゴーディ、クリス、バーン、テディの仲良し四人組が一生忘れることのないたった二日間の小さな冒険に出る話。
各々が悩みを持っていて、それに怒ったり、涙したり、若気の至りなのか、意地を張って危険な目に遭ったりする。けど四人は互いに励まし合って進んでいく。
旅を終えて街に戻り、『また学校でな』と別れる。それ以降彼らは一緒に遊んだり、話したりすることはなくなっていく。そうやってまた友達を作り、離れ、作り、離れ…生きていく。
ちなみにクリスを演じたリヴァー・フェニックスは、『JOKER』(2019)にて主人公アーサー・フレックを演じたホアキン・フェニックスの兄だ!!
私も大学の編入受験生時代、ある友達と毎日のように夜遅くまで切磋琢磨していた。難題に頭を抱えたり、辛くて泣きそうになったり、緊張に気が狂いそうになったり、バカやったり、友人や恋人について語ったり、諸問題について議論したりもした。試験本番も直前まで鼓舞し合い、終わってからも励まし合った。何週間か経って、私と彼は別の大学に進路が決まり、私達の受験がおわった。『また学校でな』と別れ、それ以降一緒に勉強したり語ったりすることがほとんどなくなってしまった。あんなに辛い日々を共に生き抜いたのに、私達は離れていく。いつの日か、顔も思い出せなくなるのかもしれないし、二度と会うことがないのかもしれない。懐かしく、悲しい。だが、少なくとも、あの時僕らは互いに励まし合いながら苦難を乗り越えた友達であることに変わりはないし、その事実も消えることはない。過去なんて私達が自分で勝手に想像上に見出すもので、他の生き物や他人には自分の過去なんて認識できないのかもしれない。けど、私にとって彼と過ごしたあの時間は、たった一年と半年ほどだが、この上なく幸せで、楽しくて、これから先一生忘れることのない特別な経験だった。
誰にだってそういうことはある。小さな頃、あんなに苦楽を共にしたのに、いつの日か話さなくなってしまう。別に嫌いになったわけでもないのに、なぜなんだろう?
"イニシエーション" それは"大人"になる儀式。これまでとは違う自分になる儀式。きっと多くの人はこれを経験して、それぞれが大人になって新しい道に進んでいく。その道は無数に分かれていて、人の数だけある。これまで"一緒"に旅を続けてきた私と彼は、これから先は各々が"別"の道を歩んでいく。それがどこかで交わるかもしれないし、もう交わらないのかもしれない。そう思うと寂しいが、私は誰よりも彼を認め、彼を応援している。素晴らしい黄金の一年と半年間をありがとうと言いたい。
名作を今更。
『あの12歳の時のような友だちはもうできない』
思い出は本当にかけがえのない宝物。
その思い出の素材、友だちや出来事すべてが人生の財産。
自分を形成する大事な経験で、大切な淡い想いを改めて感じれました。
わたしも自分の思い出を思い出しました。
もう戻れないっていうのがより一層、美化させるのかもしれませんが。
当時辛いことも今となっては大事な…
何度観ても
そんなに名作かな、と思う。
良いけどね。
冒険がしたいなら
誰しもが幼少の頃に、理由がなんであれ、一度は冒険を夢見る。
その姿を彼らに重ねることができる。
長旅をした後に観ると何だか染みちゃうね
そして、リバー・フェニックスよ、永遠なれ
リバー・フェニックスがまぶしい
「友情」「一生の友達」に凄く憧れていた子どもの頃に見た。
(なぜか、友情ものの名作といえば、見つかるのは「少年同士の友情」ばかりだった)
私は女子だから、エピソードすべてに共感した、感動した、面白かった、とは言えない。
むしろキライな、目をそらしたくなるエピソードのほうが多いかもしれない。
男の人が見たら、ノスタルジーに駆られて、共感し感動するのかも。
決して綺麗なだけではない、
それに、かけがえのない真の友情とかそんな美しいもの
描かれてたかなと言えば 無かったかもしれない。
でも、なんとなくいつも一緒に遊ぶだけの友達が、
一生忘れられない存在になることはあるよな。
いつも強気なクリスが泣く場面、
僕は君を信じる、僕が守る、と言い切ったゴーディ。
若くして命を失ったリバー・フェニックスの姿が キラキラしていて強く印象に刻まれた。
今はもう二度と会えない、幼い頃の友達。
会えないからこそ、「そばにいて、離れないで」という明るい歌声が 切なく響く。
何に感動したのか、何が面白かったかと言えば、自分でもわからないけれど、
忘れられない映画になった。
ちなみに、後に、この「スタンドバイミー」をもとに、現代日本を舞台に書かれた小説
『夏の庭』(湯本香樹実・著)は本当に感動した大好きな小説だ。
12歳にしか見出だすことのできない道。
〇作品全体
世界が狭いからこそ進もうと思える道があって、その時にしか集えない仲間たちがいる。
物語序盤で小さな町での物語であることがモノローグで語られたり、クリスの「街を出られない」という悲観的な考えがあったり、12歳のころの「街」は終始窮屈で生きづらさをはらんだ場所として描かれる。
4人それぞれにこの「街」のどこかにネガティブな感情を抱かせる場所がある、というのも窮屈に感じさせる一因だろう。ゴーディにとっては自分の家がそうだろうし、クリスとテディにとっては悪評のある親という枷とともに目線を向けられる街自体。バーンは少しコメディチックだったが、へそくりを隠した床下がそうなのかもしれない。いずれも自身の根の部分(バーンは少し直喩すぎるが…)にその感情を抱えている。12歳の世界では処理できない、12歳の世界だからこそどうにもできない感情をそれぞれが形を変えて抱いている。
だからこそそこから出ていける線路の一本道がより魅力的に映るのだろう。12歳というその時に似たようなものを抱えながらそこから一時であっても抜け出せる道が広がっている。そこに溢れる好奇心と不確かな希望がすごく輝いて見えた。
道の途中には楽しいだけじゃない空間もあって、結末はあっけなく、そして再びその街に戻ってこなければならない。自分自身でも感じたことのあるこの不確かな希望と予想の範囲内である終点の温度差が、一番ノスタルジックに響いたポイントであり、刺さる部分だった。
〇カメラワークとか
・歩いているときの4人の立ち位置をどこまで計算して演出しているのかが気になる。クリスはリーダー格だから先頭を歩くのはわかりやすいが、ゴーディが一番後ろを歩いてるのが印象に残る。一番優等生だから、というのも理由だろうけど、物語を振り返るポジションだからかな、とも感じる。ゴーディが大人になって感じた「12歳の頃のような友達は二度とできることはない」という感情はゴーディが覚えている主観的な風景にも起因しているように感じる。3人の背中を思いだせるからこそ、客観的にも見えるポジションにいたからこそ、この感情を抱くことができたんじゃないか、そんなことを思ってしまう。逆を言えば、他の3人がゴーディと同じ感情を抱いているかというと、立ち位置も違うのだから少し違うんじゃないかな、と思ったり。
・もっと自然を強調したり、4人が歩く世界を見せるカットが多いのかな、と思っていたけど、そうでもなかった。むしろウエストショットくらいのカットで砂利の音と手持ち無沙汰に歩き続ける姿のほうが多かったような。こういう、いわば平凡なカメラの距離感が「特別な4人の物語」というより「よくある12歳の風景」としてノスタルジックに感じさせるのかもしれない。
羨ましくおもえた
わたしにもあんな風に
くだらないことで
笑い合ったりする幼少期はあったのかな、と思う。
子供ながらにそれぞれが
抱える家庭の事情。
胸に沁みた。
子供の頃はかけがえのない時間。
自分の子供にはいろんな経験をさせてあげて
最高の幼少期を送ってもらいたいと強く思う!
線路を歩くだけだが退屈ではない
語りながらひたすら線路を歩くだけ。
けどなぜか不思議と退屈しない。
子どもなりにみんないろいろ悩みがあることを思い出すストーリー。
国や文化の違いから、自分たちが置かれた状況は物語の4人とはかなりかけ離れているが、根本は同じような悩みであることを感じさせる。
ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、淡々とした終わり。
ただ、12歳の頃感じた楽しみや悩みの感情、友達と過ごす感覚は、今後の自分にはもう二度と感じることがないことを実感し、切ない気持ちになる。
キャッスルロックが……
まさかあんなことになるなんてな。
後の在庫一掃セールの叫喚を思えば、四人の美しい冒険は、最早原初よりの善なるものが働いていたとしか思えない。
青春を描いた代表作☆何をしても楽しかったあの頃を思い出す映画
~ポケモントレーナーみゆきは、75点の経験値をもらった!~
「青春」と言われて思い出す1987年に公開された名作。
ポケモントレーナーみゆきが生まれる前の映画ですが、テーマソングとなっている「Stand by me」はあまりにも有名でずっと観てみたいと思っていました。
そして、実はゲーム「ポケットモンスター赤・緑」の主人公の家のテレビに映っているのはスタンドバイミーだという噂です。
それだけ、誰もが青春を連想させてくれるような映画なのだと思っています。
1950年代のアメリカに住む少年4人の物語。
平凡な生活の中に事件が発生し、4人で冒険に出発する数日間のお話です。
子供の頃に見えている世界は、何を見ても広大で時間もいくらでもあると思っていました。
不安はありながも好奇心のままに行動する力はパワフルかもしれません。
大人になっていつしか忘れてしまった心を思い出させてくれるような映画でした。
★大好きなポケモンに例えると★
オムスター
幼き昔は何でもスターの輝きのような日々
あったな~、こんな少年時代。
ちょっと大人ぶってみたり、ちょっと悪ぶってみたり。ほんとうはびびっているのに平気なふりをしたり。妙に冒険や探検がしたくなってみたり。
あったな~、そんな少年時代。僕にも。
23歳のわたしにはまだ難しかったのか
たった2日で街が小さく見えた
まだ社会人にもなっていない私は、これから大人になって、今までの友達とはもう会わなくなるかもしれない。
それでも、人生ずっと冒険していたい。いつか冒険疲れした時に、もう一度見ようかな。
冒険のそばに誰がいてくれたのか、思い出そうと思う。
全159件中、1~20件目を表示