深紅の愛 DEEP CRIMSON
劇場公開日:2000年12月23日
解説
社会に疎外された男女が殺人を犯しながら旅をする異色ラヴ・ストーリー。監督はアルトゥーロ・リプステイン。脚本はパス・アリシア・ガルシアディエゴ。撮影はギリェルモ・グラニリョ。音楽はデイヴィッド・マンスフィールド。出演はレヒナ・オロスコ、ダニエル・ヒメネス・カチョ、マリサ・パレデスほか。96年ヴェネチア国際映画祭脚本賞、撮影賞、音楽賞受賞。
1996年製作/114分/フランス・メキシコ合作
原題または英題:Carmin Profond
配給:ケイブルホーグ
劇場公開日:2000年12月23日
ストーリー
太った看護婦コラル(レヒナ・オロスコ)は、二人の幼い子供と貧乏暮らし。フランスの俳優、シャルル・ボワイエの大ファンである彼女は、文通相手募集の記事で自称ボワイエ似のスペイン人、ニコラス(ダニエル・ヒメネス・カチョ)と知り合う。彼は結婚詐欺師で、元妻も殺害した男だったが、恋に落ちてしまったコラルは、子供を養子に出し、強引に求愛。ニコラスは自分の秘密であるカツラのこともコラルに知られてしまったが、それでもひるまない彼女に、やがて愛の感情を抱いてしまう。そしてコラルはニコラスの妹になりすまし、結婚詐欺を働きながらの危険な旅がスタートする。しかしカモの女性に迫るニコラスの姿にどうしても嫉妬を抑えきれないコラルは、詐欺が成功する前に次々と女性を殺してしまう。ついには若い未亡人レベッカ(ベロニカ・メルチャント)ばかりか、その小さな娘まで殺害してしまい、ニコラスは警察に電話をかけ、二人は自首。そして共に銃で処刑されるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アルトゥーロ・リプスタイン
- 脚本
- パス・アリシア・ガルシアディエゴ
- 製作総指揮
- ティナ・ロンバルド
- 製作
- ミゲル・ネコチャ
- パオロ・バルバチャノ
- 共同製作
- マラン・カルミッツ
- ホセ・マリア・モラル
- フェルマンド・サリママ
- 撮影
- ギリェルモ・グラニリョ
- 美術
- マカレナ・フォラチ
- マリカ・ペカニンス
- モニカ・チリノス
- 音楽
- デビッド・マンスフィールド
- 編集
- ラフェル・カスタネード
- 衣裳
- モニカ・ヌマイエ
- 字幕
- 星野智幸
受賞歴
第53回 ベネチア国際映画祭(1996年)
受賞
金のオゼッラ賞(最優秀脚本賞) | パス・アリシア・ガルシアディエゴ |
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