ロスト・イン・トランスレーション 劇場公開日 2004年4月17日
解説 CM撮影のために東京にやってきたハリウッドの中年男優。カメラマンの夫に同行して東京にやってきてホテルの部屋で過ごす若い妻。見知らぬ異国の街で出会った、年齢も性別も違う2人が夜の都市をさまよう。「ヴァージン・スーサイズ」のソフィア・コッポラが監督と脚本を担当して、アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞。撮影は、スパイク・ジョーンズ監督作やビンセント・ギャロ監督の「バッファロー'66」のランス・アコード。
2003年製作/102分/アメリカ 原題:Lost in Translation 配給:東北新社
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2022年5月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
2022年5月4日 映画 #ロスト・イン・トランスレーション (2003年)鑑賞 タイトルが、「翻訳することにより失われるものがある」的な意味で、文化、言語、ビジネス、夫婦間の喪失とか溝とかをテーマにしてます 外国の人には日本は異質に見えるんだろうな
キャストが美しい。 女性の無防備な姿に癒される。 日常的な描写。 東京が舞台ということで、日本を客観的にみることができた。 もう少し、穏やかな日本人でいたいなぁと。
2021年12月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
個人評価:4.0 ビル・マーレーとスカヨハの東京大冒険。とてもプラトニックな恋物語で上品な仕上がり。ウディ・アレンとも一味違う趣きがある。また非常に邦画的な間と笑いのシーンもあり、ソファア・コッポラが監督とは思えない演出。 東京の街と日本人を、2人に疎外感を与えるツールとしか使ってないので、そこは少し寂しいが、あのスカヨハが東京の街を活歩するのがとても嬉しく、また楽しく観る事ができる。 HIROMIXなど時代を象徴する人物も効果的に配置し、日本の2000年代ポップカルチャーを上手く交差させている。
2021年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD
ー ウイスキーのコマーシャル撮影のために来日したハリウッドスターのボブ(ビル・マーレイ)と、フォトグラファーの夫の仕事に伴って来日した若妻のシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)。 同じホテルで偶然出会い、打ち解けたふたりは、見知らぬ土地東京で時間を共有するうちに、いつしか惹かれ合っていく・・。ー ◆感想 ・今作をBSで観たのは、何年前であっただろうか。 センスの良い映画だな・・、と思った事を覚えている。 ・改めて観賞すると、ハリウッド映画にありがちな、コテコテの”それは日本ではないよ!”と言う感は全くなく、”本当にハリウッドスターが東京に初めて来て、慣れない土地の中で眠れない日々を過ごす様をドキュメンタリー作品として描いたのではないか・・”と思ってしまう程、東京の中の異邦人の二人、ボブとシャーロットが異文化に触れ、イロイロと戸惑う様が極、自然に描かれている。 ・カメラワークも印象的で、忙しい夫ジョンが仕事に行った後、独りホテルの窓の縁に座り、東京の街並みを見下ろすシャーロットの寂しげな姿を切り取ったショットや、コマーシャル撮影の際のカメラマンからの矢継ぎ早のリクエストに言葉が分からず、戸惑うボブの姿。 そして、遠き米国に居る妻からの、一方的な電話や届け物(カーペットのサンプル・・)に、ミドルエイジクライシスを実感するボブの姿。 ・そんな中、ボブとシャーロットはホテルのバーで出会い、お互いの孤独を癒すかの如く、言葉を交わし、夜の東京の街に出掛けて行く。 カラオケでボブが”これ、難しいんだよな・・”と呟きながらタドタドシク歌う、”ロキシー・ミュージック””の”More than this”(やや意味深・・。)や背景で流れる、はっぴーえんどの”風をあつめて”(エンドロールでも流れる。)も印象的である。 ・シャーロットが一人訪れる、京都の南禅寺、平安神宮のショットも作品のアクセントとして、良い。 <異国の地東京で夫々の孤独感を抱えながら、恋未満の、ハリウッド大スターと、結婚2年目の若き女性が交流する姿をドキュメンタリータッチで描いた作品。 醸し出す風合が、とても良い作品でもある。>
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