ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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名作【ネタバレ】
名作ならばネタバレ無しで見た方がいいということをよく聞くけど、本作はそれを体現していました。脱獄や希望といったキーワードも何も聞かず、感動するよという言葉も聞かず、名作と聞いていたから見てみたという気持ちで見ました。普段あまり泣かないですが、少なくとも2回は泣いてしまいました。ブルックスが亡くなった時は、ただただ50年という月日がどれだけのものかわからず想いを馳せることはできても体感出来ることはほぼ確実にないことなのだろうと感じ、無力感に打ちひしがれ泣きました。2回目はもちろんラスト。語りたがらないアンディーが優しく語りかける口調で「希望を持って生きても良いんだよ」と言わんばかりの素敵な展開で思わず号泣。心底泣いてしまいました。優しさ安らぎ希望を与えられるような人になりたいとこの映画を見て深く感じました。
「希望」とは。
何十年間も同じ場所で
同じ人間関係のなか、同じようなことをやっていると
人は慣れ、それが当たり前になってしまう。
自分の未来への希望を忘れ
ルールに従って動く事が楽になってしまう。
主人公が刑務所に入ってきた時、
強い意志を感じたり
酷く厳しい顔つきに見えたのは
本当に人を殺してしまったからそう見えるんだと思っていたけど
違う。
刑務所に入れられ人生終わった。と決めずに
自分を信じる。
希望を信じる。
その姿だったんだ。
自分の未来を信じて
本当にやりたいこと、希望を忘れずに
懸命に生きていた。
塀の中の刑務所の話だけど、
これは塀の外の自分たちにも同じことを言える話ではないかと思った。
自分自身で
自分のまわりに堀を作って固めていないか?、と。
最後の展開は素晴らしい。 素晴らしいエンターテイメントだった。 B...
学生が観た感想
Hope is good thing
尊敬する上司の勧めで見た作品
そこまでいいか?
名作だ名作だとあちこちで言われているから、
どこかの工場で「名作だ」と書き込んでいる人たちでもいるのか?と思いました。
ハッキリ言ってそこまですごい映画だとは思えず。
この映画の伝えたいこと、「希望は最後まで捨てるな」
「塀の中にいたって、悪いことしてないのに塀の中にいなきゃいけなくたって、いつか外に飛び出せて、そして太陽と海が待っている」
「友の笑顔だって・・・」
それは分かるのですが。
でも、概念的なメッセージばかりで、実際はどうなんだろう?というところ。
悪いことした人が、
例えば主人公をあんなことしたオネェの人が刑務官の人に暴行されてとんでもない目に遭った、とか
・・・あんな都合の良いこと起こるか?
とか。
あったら素敵だけどさ。
世の中そんなに優しくないよ。もっときついよ。
不正を働いていた署長が不正を暴かれる・・・
そんなことあったら素晴らしい。
けど、なんかこう、「こう来たか!リアリティある!」というような演出がなく
映画だからそりゃ悪者はフツーこうなるよね、的な演出。
主人公はあまり無実の罪で20年近くも刑務所に入れられていた。
それに対する「何か」は?
今まで勉強ばかりだったとか・・・
その代わり良い思いし過ぎたとか苦労をあまりしてこなかったからとか
悪者に偏見を持っていたとか・・・
そういう前菜、というか、無実で20年も刑務所に入れられるだけの中和するものがない。
外に出て・・・そして手に入れたものは希望は素晴らしいものだという確信。
・・・
・・・
それだけ?
あんまりじゃないかこれ。
映画だし、他人の人生だし。
だからのんきに感動してられるんだろうなって思う。
感動出来る人は「自分」という世界がカッチリ卵のカラで覆われて鎧が出来ているのだと思う。
強くて、生きることがとてもラクで、傷つかず
どこへ行ってもやっていける、どこへ行っても強くいられる人なのだと思う。
私はカラを持たない人間であることが良く分かった。
励むこと
自由への希望
今まで見た映画の中で、これほど感動し、勇気を貰えた作品は他にない。
主人公アンディの強い意志や決して曲げることのない信念に圧倒された。そして、どんな状況でも決して希望を捨てず、懸命に生きていた。そんな彼がどこまでもかっこよくて、ついつい感情移入して見入ってしまった。
また、この映画からは勇気を貰っただけでなく、様々なことを学ばせてもらった。
自由とは何なのか、それがこの映画の一つのテーマのようにも感じられた。主人公は最後まで自由を追い求め、最終的には掴み取った。だから結局、自由とは束縛から解放されること、になるのだろうか。劇中、ブルックスは刑務所から仮釈放され、やっと束縛から解放され、自由の身になった。しかし彼は、慣れない刑務所の外にだんだん恐怖を覚え、刑務所に戻りたいとまで思った。しかし結局自殺という道を選んでしまう。この彼の悲劇を見ると、到底解放されることが本当の自由だとは思えない。少なくとも彼にとっては刑務所の中にいた時の方が幸せだったと思う。
刑務所から出たアンディとブルックスはどうして同じ自由の身になったはずなのにこんなにも違う結末となってしまったのか。それは、希望や目標をもっていたかどうかという事に差があると私は思う。アンディは
いつも希望というものを持ち続けたから、本当の自由というものを手に入れられたし、その後も新たな目標に向かって歩み始めて行けたんだと思う。対してブルックスは釈放されたあとに希望を持っていなかった。というか、獄中にいた方が、鳥を育てながら生きがいを感じていてたと思う。結局、彼には、例え獄中の中だとしても、本当の自由は目の前にあったのだ。
最終的に、私はこの作品を通して、自由というものは自分の意思で作り出さなければならないということを強く感じた。
ほのぼの刑務所ライフ!!
すっかり内容を忘れていたので十数年振りに観ましたが、さすがオールタイムベストに良く名前が挙がる作品なだけに構成・内容共にとても良く、古さを感じさせません。冒頭から没入し易く、説明台詞も殆どなく観易かったです。アンディとレッドどちらの視点でもいける事もあり、またアンディの人柄や仕事の経験が活きてくるのが身に染みる為、歳を取ってから、色々と失敗を経験してから観た方がより楽しめると思います。今後の人生をより良く生きる事ができそうな気がする素敵な映画だと思います。
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