ジュラシック・パーク

ALLTIME BEST

劇場公開日:1993年7月17日

ジュラシック・パーク

解説・あらすじ

スティーブン・スピルバーグ監督がマイケル・クライトンの同名小説を実写映画化したSFパニックアクション。現代によみがえった恐竜と人間たちの戦いを、当時最先端のリアルなCG映像で描き、世界的ヒットを記録した。生物学者グラントと恋人の古代植物学者サトラーは、大富豪ハモンドがコスタリカ沖の孤島に建設した施設に招待される。そこは、最新テクノロジーによってクローン再生された恐竜たちが生息する究極のテーマパークだった。グラントたちは同じく招待された数学者マルコムやハモンドの孫である2人の子どもたちと一緒に、コンピュータ制御された車に乗り込んで島内ツアーに出発。しかし思わぬトラブルが続発し、檻から解き放たれた恐竜たちが彼らに襲いかかる。出演は「ピアノ・レッスン」のサム・ニール、「ワイルド・アット・ハート」のローラ・ダーン、「ザ・フライ」のジェフ・ゴールドブラム、「大脱走」のリチャード・アッテンボロー。

1993年製作/127分/アメリカ
原題または英題:Jurassic Park
配給:UIP
劇場公開日:1993年7月17日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第66回 アカデミー賞(1994年)

受賞

視覚効果賞  
音響賞  
音響効果編集賞  
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JURASSIC PARK - Film TM & (C) 1993 Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

映画レビュー

3.5 ハラハラドキドキ

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

興奮

改めて鑑賞。
自分が生まれる前にすでにこのクオリティのCGがあったことに驚き。

グラントとサトラーが富豪のハモンドの建てたジュラシックパークに行く目的が、研究資金の獲得だから面白い(ただしジュラシックパークに学者としてお墨付きを与えることと引き換えであるが)。恐竜が復活するわくわくストーリーがお金の問題から展開するのが面白い。

数学者が科学者の倫理について問いているのいいな。ただし現在、科学技術万能主義みたいなものが加速して、倫理がないがしろにされていると思うけど。

恐竜の表象も考えさせられるな。人を殺し、食い、脅威を与える生物としてのみ捉えられている。動物倫理も現在問われている倫理問題であり、それが問われている理由もなんとなく分かる。

とにかくハラハラドキドキしたし、グラントが子ども好きになってよかったと思う。

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まぬままおま

4.5 恐竜映画の原点

2022年7月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

楽しい

単純

興奮


1993年にアニマトロニクス(生き物のロボット)でリアルに再現した恐竜を見た時の衝撃は凄まじく、いつ見ても色褪せることない迫力がありました。ティラノサウルスはもちろん、ヴェロキラプトルの群れが賢さを頼りに行動している場面も怖かったです。


シリーズのメインテーマである「人工的に生命を生み出す危険性」が色濃く描かれており、マルコム博士が「遺伝子操作は、思わぬ方向へ向かうことになる。」という言葉が現代にも通じて興味深かったです。


4作目のワールドと比べると、恐竜の登場回数が少ないように感じました。これは、恐竜がいつ出てくるのかわからない恐怖を強調するものではないかと考えました。何事もなく行動していると徐々に不穏な空気になっていき、突然恐竜が襲いかかってきます。これが、ジュラシックパークの面白さではないかと解釈しました。



SFの金字塔であり、恐竜映画の原点でもあります。これらが好きな人は間違いなく楽しめるので、一度観てみることをおすすめします。



余談ですが、USJには本作をモチーフにしたライドアトラクションが存在します。ボートに乗って様々な恐竜たちを眺めますが、途中で肉食恐竜がいる場所に迷い込んでしまいます。そして最後には、約25mの高さから急降下するスリルを味わうことができます。映画の世界に入り込んだかのような体験ができるので、気になった方は鑑賞後にぜひ乗ってみてください。

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Ken@

4.5 恐竜映画の金獅子塔

2025年8月28日
iPhoneアプリから投稿

当時の映像技術では、恐竜をフルに描き出すことは困難でした。しかし、その制約を逆手に取り、遮蔽物や暗闇、雨などを効果的に使うことで、観客の想像力を刺激し、恐怖を倍増させています。直接すべてを見せないことで逆にリアリティを感じさせる演出は、今見ても色あせることがありません。

特に印象的なのはT-REX初登場のシーンです。轟音と共に姿を現すその瞬間は、映像としてもドラマとしても完璧で、観客に「恐竜が現実に存在するのではないか」と錯覚させるほどの迫力を持っていました。

本作が公開されたことで、以降の恐竜映画のハードルが大きく引き上げられたことは間違いありません。

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すし

5.0 エンタメの中の哲学

2025年8月22日
PCから投稿

原作者マイケル・クライトン、彼の書く小説の多くは映画化されているが、一番世に知られヒットしたのは、この作品ではないかと思う。
ジュラシック・パークは奇想天外な物語の中に、生命を作り出す出すことへの是非を取り入れている。スピルバーグがこの作品を監督する事にした理由のひとつに、'80年代終わりからのデジタル技術の進歩があったと聞いている。特に'80年代終わり後頃から、ルーカスのILM、キャメロン監督のデジタル・ドメイン辺りの設立と成長が重なり、スピルバーグは映像化出来ると踏んだのかも知れない。そして、この作品を観た後にルーカスはSWの続編に取り組んだ。

チープにならないデジタル制作時代へ

ジュラシック・パークは面白い。
原作に忠実な部分と独自の部分
古生物学者、夢を持つ金持ち、
科学者、監視員、子供たち、
疑問を持ち異を唱える学者、

世界初の驚きに満ちたパーク
観客を飽きさせない驚きの世界
スピルバーグらしい映像表現
どんどん物語は進んでゆく。

夢の世界
魔の世界

映画の中にもあった是非の部分
原作には恐竜たちの気持も描く
彼らはそこで何を思っているのか
生きるために何を思っているのか
映画とは違い、そんな風にある

安心したヘリコプターの終わり
もうひとつの、パークの終わり
生きるための自然、生命の続き。

エンタメ映画に込められた
驚きと面白さ、そして哲学
何度観ても面白いと思う。

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星組