祝福
劇場公開日:1993年2月20日
解説
世界的文豪魯迅の原作を映画化した文芸作品。清朝末期に生きる一人の薄幸な女性の半生を描く。新中国誕生後最も早い時期に国際的な評価を得、第十回カルロヴィヴァリ国際映画祭特別賞を受賞した。白楊三六歳のときの代表作でもある。監督はサン・フー。脚本はシア・イェン。撮影はチエン・チアン。美術はチー・ニン。音楽はリウ・ルーツォン。
1956年製作/中国
原題または英題:祝福
配給:東光徳間
劇場公開日:1993年2月20日
ストーリー
祥林嫂(白楊)は、浙江省の貧しい農家に嫁いだが、半年後に夫と死別、婚家にこき使われた末、山奥に住む賀老六(魏鶴齢)に嫁がされた。二番目の夫、賀老六は予想に反して優しい男だった。一年後には息子も生まれ幸せな日々が続いたが、それもつかの間、息子が狼にさらわれ、息子を追いかけた夫も力尽きて急死してしまう。薄幸な女祥林嫂は再び女中になったが、不吉な運命の女と周りから罵られる。厄払いを頼むが誰も引き受けてくれず、ついに奉公先を追われた彼女は人々が喜びに湧く旧正月の雪の夜、ただ一人力尽き息絶える。