ジャッキー・チェンの醒拳

解説

それぞれの父親を殺された青年たちが復讐のために醒拳で立ち向かう姿を描く。製作は許麗華（シュー・リーホワ）、監督は陳全（チェン・チュアン）、武術指導は徐小洪（シュー・シャオホン）が担当。出演は成龍（ジャッキー・チェン）ほか。日本語版。オリジナルは90分。

1983年製作／80分／香港
原題または英題：Fearless Hyena Part II
配給：東映
劇場公開日：1986年3月1日

ストーリー

それぞれ子供を連れたチン兄弟が、秘術鬼影の術を操る天鬼拳の極悪兄弟一派に追われていた。チン兄弟は、天鬼拳とは宿敵であり醒拳の達人だったが、子連れときては逃げるしかない。二手に分かれてやっとのことで逃げのびた。それから10数年後、チン兄弟の兄、ペイはひょうきん一家に身を寄せ、分かれたままの弟たちを探していた。青年に成長したヤスは、しかし、武術には一向に興味を示さず、ペイをがっかりさせていた。一方のペイの弟のナンも息子ロン（ジャッキー・チェン）と無事に逃げのびていたが、渡り鳥の生活が続いていた。そんな折り、ヤスのイカサマ居合い抜きをきっかけに、チン兄弟が再会した。しかし、天鬼拳兄弟に見つかるのも早く、彼らはひょうきん一家に殴り込みをかけナンの息の根をとめた。ロンに問いつめられて、醒拳の使い手として天鬼拳兄弟を討たねばならないことを、ペイは告げた。ロンは、ヤスに武術鍛練ができるようにしむけた。ヤスの子分のケロが、ひょんなことで天鬼拳兄弟に殺され、次いでペイも……。ロンとヤスは、生命をかけて、天鬼拳兄弟に挑み、みごとに勝つのだった。