死刑台のエレベーター(1958)

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劇場公開日:

解説

ノエル・カレフの推理小説を、製作当時25歳だったルイ・マルが監督した傑作サスペンス。パリの土地開発会社の重役ジュリアンは、その会社の社長夫人フロランスと不倫関係にあった。情事の果て、2人は社長を自殺に見せかけて殺す完全犯罪を計画し、実行に移すが、犯行直後、会社のエレベーターが停電で止まり、ジュリアンが閉じ込められてしまう……。出演はジャンヌ・モロー、モーリス・ロネ、リノ・バンチュラ。音楽にマイルス・デイビス。2010年、ニュープリント版でリバイバル公開。

1958年製作/92分/G/フランス
原題または英題:Ascenseur pour L'echafaud
配給:映配
劇場公開日:1958年9月26日

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映画レビュー

3.5マイルス・デイビスの貢献が大きい

2025年1月19日
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ジョニーデブ

3.5マイルス

2025年1月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 元大尉、戦場での英雄と言われているほどのジュリアン。殺される社長は軍需で儲けた死の商人だ。止まってしまったエレベーターから逃れられない焦りと苦渋の心理描写は少なめで、犯罪現場外が中心となっている。

 一方でルイとベロニクがジュリアンの車を盗み、こちらも何かしでかしそうな雰囲気を漂わせる。ルイがジュリアンの名前を語り、悪い事をするものだから事態はとんでもない方向へ進むのが面白い。フロランスだけが、殺人示唆と勘違いのため人間らしい行動をするのも皮肉としか言いようがない。一人でハードボイルド感を出してます。

 プロット自体、ブラックコメディのような運命の巡り合わせなのだが、俳優と白黒映像で見事なサスペンスに仕上げてある。マイルスのトランペットに騙されたような気もする。昔、見たときは、もっとハードボイルドだと感じたのになぁ。

(2004年鑑賞)

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kossy

4.5誰も私たちを離せないわ

2025年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

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mitty

4.0登場人物がスマート

2024年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 ジュリアンが社長室に侵入する際、鉤縄を使用していてやけに手際がいいなと思ったら、やはり元軍人だった。ここで登場する社長といい、後に出てくるドイツ人観光客といい、銃を突きつけられても動じず平静を保つ。そしてエレベーターに閉じ込められたジュリアンは、パニックを起こさず冷静に事態を認識する。やはり大戦経験者も多いこの時代は、肝の据わった人物が多いのだろうか。そんな登場人物のスマートさがこの映画の魅力の一つだと感じた。

 ジュリアンは、途中エレベーターから脱出しようとして押しつぶされそうになっていてヒヤヒヤとした。ここで目も当てられないような死に方をして『死刑台のエレベーター』というタイトルに結びつくのかなと思いきや、回避できていたので関係無かった。

 今作は、2つの事件と不倫が交錯して犯行が発覚するという緊張感のある展開で、楽しめる映画だった。

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根岸 圭一

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