死刑台のエレベーター(1958)

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劇場公開日:

解説

ノエル・カレフの推理小説を、製作当時25歳だったルイ・マルが監督した傑作サスペンス。パリの土地開発会社の重役ジュリアンは、その会社の社長夫人フロランスと不倫関係にあった。情事の果て、2人は社長を自殺に見せかけて殺す完全犯罪を計画し、実行に移すが、犯行直後、会社のエレベーターが停電で止まり、ジュリアンが閉じ込められてしまう……。出演はジャンヌ・モロー、モーリス・ロネ、リノ・バンチュラ。音楽にマイルス・デイビス。2010年、ニュープリント版でリバイバル公開。

1958年製作/92分/G/フランス
原題または英題:Ascenseur pour L'echafaud
配給:映配
劇場公開日:1958年9月26日

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映画レビュー

4.0登場人物がスマート

2024年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 ジュリアンが社長室に侵入する際、鉤縄を使用していてやけに手際がいいなと思ったら、やはり元軍人だった。ここで登場する社長といい、後に出てくるドイツ人観光客といい、銃を突きつけられても動じず平静を保つ。そしてエレベーターに閉じ込められたジュリアンは、パニックを起こさず冷静に事態を認識する。やはり大戦経験者も多いこの時代は、肝の据わった人物が多いのだろうか。そんな登場人物のスマートさがこの映画の魅力の一つだと感じた。

 ジュリアンは、途中エレベーターから脱出しようとして押しつぶされそうになっていてヒヤヒヤとした。ここで目も当てられないような死に方をして『死刑台のエレベーター』というタイトルに結びつくのかなと思いきや、回避できていたので関係無かった。

 今作は、2つの事件と不倫が交錯して犯行が発覚するという緊張感のある展開で、楽しめる映画だった。

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根岸 圭一

4.0映画終活シリーズ

2024年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1958年度作品
U-NEXTに初参戦
マイルス・デイヴィスの物悲しい演奏にマッチ

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あきちゃん

5.0急がば回れ‼️

2023年8月12日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

興奮

会社の上司を殺したモーリス・ロネが証拠を現場に残したことに気づき、取りに戻るが運悪くエレベーターが止まり閉じ込められてしまう・・・‼️冒頭、電話で「ジュテーム、ジュテーム」と声を流し込んでくるジャンヌ・モローの顔のドアップと声がなまめかしく、初見の際「これは凄い映画だ」と痛感させられました‼️映像もモノクロの鋭い陰影美が今見ても大変美しく、ヒジョーに新鮮‼️そしてそしてマイルス・デイヴィスの速攻演奏によるジャズ音楽が、主人公の置かれた立場のやるせなさを象徴していてズバぬけた効果をあげています‼️物語はモーリス・ロネの車が不良青年に悪用されて思いがけない方向に転じます‼️そしてラスト、現像液の中に犯罪の証拠写真が浮かび上がってくるシーンはホント衝撃的‼️素晴らしいです‼️打ちのめされます‼️ルイ・マル監督はこの作品がデビュー作だなんて、ホント天才ですよね‼️

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活動写真愛好家

5.0マイルス・デイビスの曲

2023年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

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こまめぞう

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