ジェフリー!
劇場公開日:1996年8月10日
解説
エイズ感染を恐れるあまりセックスできないホモセクシャルの青年が“真実の愛”に目覚めるまでを描いたコメディ。ブロードウェイで大ヒットし、オビー賞を受賞したの同名劇を、原作者で映画は「アダムス・ファミリー2」などを手掛ける脚本家/作家のポール・ラドニックと初演時の演出家クリストファー・アシュリーで映画化。製作はワーキンマン・フィルムの主宰者で「メイトワン1920」などのマーク・バルサムと舞台『くたばれ!ヤンキース』のミッチェル・マクスウェルとヴィクトリア・マクスウェルのコンビの共同、撮影はジェフリー・トゥファノ、音楽はスティーブン・エンデルマン、美術はマイケル・ジョンストン、編集は「ブロンクス物語」のカーラ・シルヴァーマンがそれぞれ担当。主演は「ルームメイト」のスティーヴン・ウェバー。共演は「ジェネレーションズ」のパトリック・スチュワート、「コピーキャット」のシガニー・ウィーヴァー、「天使にラブソングを2」のキャシー・ナジミーほか。
1995年製作/アメリカ
原題または英題:Jeffrey
配給:アスミック
劇場公開日:1996年8月10日
ストーリー
ニューヨーク。ゲイで俳優志望のジェフリー(スティーヴン・ウェバー)は素敵な男たちと自由恋愛の日々。だが、巷で話題のエイズのせいで、セックス相手にHIVネガティヴの証明書類を見せ合うに及んで、情事の楽しみを奪われたと嘆くジェフリーはなんと“セックス断ち”を決意。そんな矢先、通い始めたジムで理想の男性スティーヴ(マイケル・T・ワイス)と出会う。積極的な彼の態度に、禁欲を誓った彼の心は揺れる。ジェフリーの友人でインテリア・デザイナーのスターリング(パトリック・スチュワート)は、ミュージカル『キャッツ』に出演中のダンサー、ダリアスと同棲中。ダリアスはHIVポジティヴだが、二人は「愛と正確な知識さえあれば」とセックスを続けている。二人はスティーヴをジェフリーにまた引き合わせる。思い直したジェフリーにスティーヴは自分がポジティヴだと告白。ショックを受けたジェフリーはデートをキャンセル、スティーヴは傷ついてジェフリーの謝罪を聞き入れない。ジェフリーは自分の悩みを相談しまくるが、何の答えも出せず、疲れた彼は田舎へ帰るべく荷物をまとめるが、心は騒ぐばかり。6月恒例のゲイ・パレード。行進する、スターリング、スティーヴ、ダリアス。数週間後、ダリアスが急死。スターリングはダリウスがジェフリーを“悲しい人”と評していたと語る。そんなジェフリーの前にダリアスの霊が現れ、「人生を楽しみなさい!」といって消える。ジェフリーは決心してエセックス・ハウスにスティーヴを呼び出し、彼に心からの愛を打ち明け、二人で生きていこうと誓い合うのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- クリストファー・アシュレイ
- 脚本
- ポール・ラドニック
- 製作総指揮
- ケビン・マックコラム
- 製作
- マーク・バルサム
- ミッチェル・マクスウェル
- ヴィクトリア・マクスウェル
- 撮影
- ジェフリー・トゥファノ
- 美術
- マイケル・ジョンストン
- 音楽
- スティーブン・エンデルマン
- 編集
- カーラ・シルバーマン
- 字幕
- 石田泰子