サンドロット 僕らがいた夏

劇場公開日:

解説

大リーグ全盛の1962年の夏を舞台に、野球に熱中する少年たちの友情を、ユーモアとノスタルジー豊かにつづった一編。監督・脚本は「ラジオ・フライヤー」で脚本を手がけ、これが監督デビュー作となるデイヴィッド・ミッキー・エヴァンス。製作は「ラジオ・フライヤー」でエヴァンスと共同製作を務めたデイル・デ・ラ・トーレと、ウィリアム・S・ギルモア。共同脚本はロバート・ガンター、撮影はアンソニー・B・リッチモンド、音楽はデイヴィッド・ニューマン、編集はマイケル・A・スティーヴンソン、衣装はグラニア・プレストンがそれぞれ担当。主演は、舞台やTVで活躍するトム・グアリー、CMやTVで活躍するほか、リトルリーグの選手でもあるマイク・ヴィターら、オーディションで選ばれた少年たち。「ローデッド・ウェポン1」のデニス・レアリー、「マルコムX」のカレン・アレン、「ジャック・サマースビー」のジェームズ・アール・ジョーンズらが脇を固めている。

1993年製作/アメリカ
原題または英題:The Sandlot
配給:ヒューマックス=ギャガ
劇場公開日:1994年1月15日

ストーリー

62年の夏。ある町に引っ越して来た少年スコッティ(トム・グアリー)は、野球を全く知らないために、新しい友達がなかなかできない。母(カレン・アレン)はスコッティに「友達を作りなさい」と優しく言い聞かせ、彼は一大決心をして原っぱのグラウンドにある野球チームに潜り込むが、あまりの下手さに皆の笑い者となる。翌日、すっかり意気消沈したスコッティを、ベニー(マイク・ヴィター)が野球に誘い出した。彼はチーム一番の名手で、皆から尊敬されていた。ベニーの教え方はうまく、スコッティも自信を持つようになる。おかげで彼の腕はぐんぐん上達し、やがてチームの一員として迎えられた。そんなある日、ベニーが打ったボールが破裂してしまい、スコッティは得意気に家から代わりのボールを持ってくる。それは、彼の義父ビル(デニス・レアリー)が家宝として大切にしているベーブ・ルースのサインボールだった。こともあろうに、そのボールが場外ホームランとなって、ミスター・マートル(ジェームズ・アール・ジョーンズ)の家の中に飛び込んでしまう。その家は大きな怪物か住んでいるとの噂が立ち、子供たちから恐れられていた。怪物の正体は巨大な犬だった。少年たちは知恵と勇気を奮い、何度もボールを取り返そうと試みるが失敗してしまう。その夜、ベニーの夢にベーブ・ルースが現われて勇気づける。翌日、ベニーは単独で塀の中に乗り込み、見事ボールを取り返した。それは町の伝説となり、少年たちにとって忘れられない夏となった。

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映画レビュー

5.0野球少年たちの青春物語!『スタンドバイミー』に匹敵!!

2021年1月28日
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もやしっ子で気弱な主人公は、引っ越した新しい街で、少年野球チームの仲間との出会いと交流で少しずつたくましく変化していく。

そんな中、仲間の一人が当時人気絶頂の「野球の神様」ベーブ・ルースのサインボールを、父親のコレクションからくすねてくる。

さらには、いつもの原っぱで野球していると、誤ってそのサインボールをホームランしてしまう。

ボールが飛んで行った先は、「恐ろしい怪物」が巣くうと少年たちの間で噂されている原っぱ裏手にある洋館。

少年たちが協力して何とかボールを取り戻そうとするが・・・というストーリー。

少年期特有の豊かな発想力や、ちょっとしたことへの恐怖心やそれに打ち勝つ勇気、そして仲間との熱い友情。

これぞ、まさに青春、これぞまさにノスタルジー。
夏が来る度に見返したくなる、そんな映画です。
知名度はそれほどですが、『スタンドバイミー』や『グーニーズ』など「少年の冒険・成長物語」が好きな人には絶対オススメの名作です。

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足立佑介